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東北農政局

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宮城フォトレポート(令和3年度)

令和3年度

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新着情報

子実用とうもろこしの生産拡大セミナーを開催しました。(令和3年12月15日)New

東北農政局宮城県拠点は生産部と連携し、涌谷町及び美里農業改良普及センターとの共催により、12月15日に涌谷町公民館において「子実用とうもろこし生産拡大に向けたセミナー」を開催しました。
当日は、生産者、自治体、JA及び関連企業から多くの方々の参加があり、関心の高さが伺えました。なお、会場には汎用コンバインの展示や農業者向けの相談ブースを設置するとともに、参加者全員に子実用とうもろこしのサンプルを配布しました。
セミナーでは、農研機構東北農業研究センターから「水田転作畑における子実用とうもろこしの魅力」と題した講演や美里農業改良普及センター及び大手飼料会社等から情報提供が行われ、東北農政局からも「子実用とうもろこしの取組に活用できる補助事業」等について紹介しました。
宮城県拠点では、今後も関係機関と連携しながら、子実用とうもろこしの生産・利用拡大に向けて支援して参ります。
(※今回のセミナーは多数の参加希望が寄せられたことから、12月22日にも同様のセミナーを開催しています。全2回合わせて関係者含め200名程度の方にご参加いただけました。)

スライドを使用して丁寧な説明を行う
農研機構の篠遠さん
サンプルとして展示された
子実用とうもろこし
子実用とうもろこし収穫用の
コーンヘッダーを装着した汎用コンバイン



宮城県農業大学校(大崎市)水田経営学部の学生へ講義を行いました。(令和3年12月7日)New

宮城県拠点では、毎年、宮城県農業大学校から依頼を受け、水田経営学部の学生に講義を行っています。今年は若手職員2名が10名の学生に、日本の農業の現状と抱える課題とその課題に対する取組などについて説明を行いました。長時間の講義となったものの、学生たちは真剣に講義に耳を傾けてくれました。
参加した学生からは「日本は人口減少や高齢化が進み、食料全体や米の消費量が減少していくことに危機感をもった。」「米の利活用について、今後考えていきたい。」など今後を見据える感想が出されました。
また、今後の展望として、「新規就農者への支援事業を、有効に活用していきたい。」「農業者の減少や高齢化が進む中で、農業の担い手として頑張っていきたい。」など、就農に向けた意欲ある声がありました。
卒業後はほとんどの学生が農業分野に関わる進路を選択しているということなので、来年から様々な場で活躍されることが期待されます。

水田経営学部生の皆さんと宮城県拠点職員
(前列右から2名)
真剣に講義に耳を傾ける学生たち


宇宙ステーションから帰還した「浦戸宇宙白菜」の収穫作業に参加してきました。(令和3年11月19日)

塩竈市浦戸諸島の寒風沢島(さぶさわじま)にあるコミュニティ農園を訪問し、「浦戸宇宙白菜」の収穫作業に参加してきました。塩竈市職員、市農業員会が、約100個の白菜を収穫しました。収穫した白菜は、船に積み込まれ、翌日から開催された「市場deマルシェ(塩竈仲卸市場)」で販売されました。

この白菜は、東日本大震災から10年の節目に計画された「東北復興宇宙ミッション2021」で、国際宇宙ステーションへ打ち上げられ、地球を約580周して帰還した松島白菜の種を育てたものです。

11月に市政施行80周年を迎えた塩竈市では、これを記念事業の一環として取り組み、今後、宇宙から帰還した白菜の種から育てた白菜を「浦戸宇宙白菜」としてこの農園で毎年育てていくことで、浦戸地区の活性化に繋げていくことを目指しています。

来シーズン向け、10月末に定植(900株)した宇宙白菜の種取りを、来年5月下旬~6月上旬に行う予定にしています。浦戸諸島では大正時代から種取り用の白菜の栽培が行われていましたが、東日本大震災の被害や高齢化により栽培農家が数軒となってしまったことから、仙台大学付属明成高校、地元住民、渡辺採種場等の協力も得ながら松島白菜の採種文化の保存活動に取り組んできました。将来的には、生産を拡大して「浦戸宇宙白菜」のブランド化も考えているということです。

結球間近の「浦戸宇宙白菜」(280株) 今回、収穫した白菜(100個)
10月末に定植した種採り用白菜(900株) 白菜の船への積み込み作業(寒風沢桟橋)


亘理町のいちご生産者と関係機関との意見交換会を開催しました(令和3年11月19日)

東北農政局宮城県拠点及び生産部園芸特産課は、亘理町及びJAみやぎ亘理の協力のもと、亘理町のいちご生産者と関係機関を参集した意見交換会を開催しました。
東北一のいちご生産地として知られていた亘理町のいちご栽培は、東日本大震災により甚大な被害を受けました。産地復活に向け、亘理町いちご団地を整備して高設ベンチによる養液栽培に取り組み、今では震災前を上回る平均収量と上位等級比率を達成するまでになりましたが、いちご団地を整備して9年が経ち、後継者問題等が課題となっています。
このため、事前に実施した亘理町いちご団地の営農継続に関するアンケート調査結果を基に、亘理町いちご団地管理組合、JAみやぎ亘理いちご部会、亘理町農林水産課、(一社)亘理郡農業振興公社、宮城県亘理農業普及センターが参加し、いちご団地の現状や課題に関する情報共有と今後の生産体制の維持・拡大に向けた方針を話し合いました。今後も、産地の活性化を後押しできるよう各機関との情報交換を行う予定です。
「亘理町いちご団地管理組合」の取組は「みやぎの地域農業復興事例20」にも掲載しています。

意見交換会の議題について説明する
宮城県拠点の澤瀨参事官
全ての参加機関から発言があり、
様々な情報を共有できました
会場になった亘理山元いちご選果場で
取り扱っているいちご



子実用とうもろこしの収穫作業を見学してきました(令和3年9月16日)

ブルーインパルスが訓練飛行を行う青空の下、有限会社アグリードなるせが作付けした子実用とうもろこしの収穫作業を見学してきました。
子実用とうもろこしは、近年、面積当たりの労働時間が他の作物に比べ少なくてすむなど、水稲との輪作作物の一つとして注目されており、アグリードなるせでは平成26年から作付けを行っています。
収穫作業には、栽培指導を行っている農研機構東北農業研究センターから篠遠研究員ほか3名が来県し、同センターが所有する汎用コンバインを持ち込み、刈取り作業時間の計測などデータ収集も行いました。アグリードなるせの安部俊郎会長は「子実用とうもろこしには、輪作作物として可能性を感じている。畜産農家と連携を深めながら来年は面積を増やしていきたい」と話されていました。
子実用とうもろこしの認知度は、まだ高くありませんが、作付けを検討してみたいという県内生産者の声も聞こえ始めています。宮城県拠点では、子実用とうもろこしの生産・利用拡大に向け関係部局、関係機関と協力しながら支援していきたいと考えています。

安部会長から説明を受ける県拠点職員 農研機構東北農業研究センター所有の汎用コンバイン 刈取り部には専用のアタッチメントが取り付けられている
実った雌穂 きれいに脱穀される 刈取り直後の水分は22%前後


凍霜被害を乗り越えて 美里町の特産「北浦梨」の生産者と意見交換を行いました(令和3年8月31日)

JA新みやぎみどりの地区本部の北浦梨部会会長を務める美里町の涌井良宣さんの樹園地を訪問し、今年の北浦梨の生育状況等についてお話を伺いました。
涌井さんは40aの樹園地で「幸水」を主要品種に「秀玉」、「豊水」、「あきづき」、「新高」を栽培しています。また、涌井さんは地域独自品種としてりんごと梨を交配させた「アッピー」も栽培されており、赤いところはりんご、青いところは梨の味がするそうで、10月上旬に収穫期を迎えるとのことです。
今年は、4月11日に気温がマイナス4.2度まで下がり、涌井さんが育てる梨も凍霜被害を受けました。特に「幸水」と「豊水」の被害が大きく、例年と比較して約4割弱の収穫量となる見込みとのことです。比較的被害の少なかった「あきづき」は9月下旬から10月上旬に収穫時期を迎えます。

比較的被害の少ない「あきづき」 「幸水」の下で意見交換する涌井会長(左) りんごと梨を交配させた「アッピー」


体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」の現地調査を行いました(令和3年8月19日)

東日本大震災で甚大な津波被害を受けた仙台市東部沿岸部の集団移転跡地に、JR東日本グループの仙台ターミナルビル株式会社が今年3月にオープンした体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」を訪問し、担当者からお話を伺ってきました。
農園ではりんご、なし、ぶどう、いちじく、ブルーベリー、いちごなど8品目156品種の果樹を栽培し、年間を通して摘み取り体験が楽しめます。園内には直売所やカフェ・レストランが併設されており、農園で収穫した果物や地元農家が生産した野菜を購入できるほか、旬の食材を使用したスイーツや料理を味わうこともできます。
「もう一度、人々の笑顔が集う場所にしたい」との想いで開園したフルーツパークが、この地に新たな賑わいを創出するとともに、地域の農業振興にも寄与することが期待されています。

園内に設置されている大きなゲートが
来場者を迎えてくれる
通路に描かれている案内図
栽培している品目が一目でわかる
担当者から栽培されている品目等について
説明を受ける澤瀨参事官
 
ジョイントV字樹形に仕立てられたなし
最新の栽培技術が取り入れられている
水色の支柱に沿って枝をV字に誘引 直売所やカフェ・レストランが入る総合施設棟

 

 「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」の桃の生育状況を伺ってきました(令和3年7月14日)

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮古島(東松島市)の復旧農地で、桃やいちじくの栽培に取り組み漁業(のりの養殖)との半農半Xを実践している「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」を訪問し、尾形善久(おがたよしひさ)組合長にお話を伺ってきました。
今年の桃の生育は天候に恵まれたことから花付きもよく順調で、昨年に比べ1.5倍の量を収穫予定だそうです。また、今年は新たに電気柵を導入し獣害対策の強化を行い、夏の収穫に向けた準備を順調に進めている様子でした。

「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」の取組は「みやぎの地域農業復興事例20」にも掲載しています。

桃の生産に手応えを感じ、生き生きとした様子で
話す尾形組合長(右)
袋掛けを行ったあと、少しずつ色づきはじめた桃 獣害対策として、電気柵と網を設置



 「農業で町を元気に」(株)グリーンファーマーズ・宮城と意見交換を行いました(令和3年6月30日)

南三陸町で遊休農地や耕作放棄地を再生して野菜栽培を行っている(株)グリーンファーマーズ・宮城を訪問し、渡部恵(わたべ けい)代表取締役と意見交換を行いました。
東日本大震災直後に復興ボランティアとして南三陸町に来た渡部代表。南三陸町を元気にするために野菜栽培で貢献したいと考え移住し、平成25年に(株)グリーンファーマーズ・宮城を設立しました。
現在は再生した農地約7haでねぎを栽培し、マスコミから「不屈のねぎ」と紹介されるまでになりました。南三陸町、気仙沼市の仲間とともに、災害の克服を象徴する「南三陸ねぎ」のブランド化を目指しています。

訪問時には「初夏どり」ねぎの収穫盛期
20代前半の女性オペレーターが農機を操作
農業に対し熱く思いを語る渡部代表(左) 畑から運ばれたねぎは、この後エアーで
皮むきし、選別・調製後、保冷庫で保管される


 東北農政局長が沿岸地域(石巻市・南三陸町)の農業法人等と意見交換を行いました(令和3年6月18日)

東北農政局長が6月18日に東日本大震災で津波被害を受けた沿岸地域(石巻市・南三陸町)の農業法人等を訪問し、現在の経営状況等について意見交換を行いました。

(株)宮城リスタ大川は、津波で甚大な被害を受けた石巻市大川地区での営農をリスタート(再開、再出発)するため平成25年に設立。東日本大震災復興交付金で復旧した水田185haで水稲や大豆を作付けしているほか、輪菊も栽培し、経営の多角化を図っています。

(株)デ・リーフデ北上は、津波で全て失った地域に新たな仕事場を作るため平成24年に設立。石巻市北上町の釜谷崎地区に2.7ha規模のオランダ式ガラス温室を整備し、トマトやパプリカを生産しています。さらに北上川を挟んだ対岸の大川地区にも同規模の施設デ・リーフデ大川を建設し、今年から生産をスタートさせています。

南三陸ワイナリー(株)は、震災後、大幅に人口が減少してしまった南三陸町に新たな賑わいを取り戻すため平成31年に設立。耕作放棄地を活用して栽培したぶどうを原料に町内でワイン醸造し、南三陸町の食材とのマリアージュ等も提案しながら販売しています。

星達哉さんは、南三陸町戸倉地区で祖父から輪菊栽培を継承し、3年目を迎えようとしていた時に被災。地域の雇用確保と安定収入を目指して栽培品目を小松菜に転換し、60棟(約2ha)のハウス(うち30棟は東日本大震災復興交付金で整備)及び復旧したほ場7haで年間5作の栽培を行っています。

東日本大震災復興交付金で復旧した
宮城リスタ大川の広大な水田
宮城リスタ大川の大槻会長(写真左)から
説明を受ける内田局長(中央)
愛情を込め、品質に絶対的な自信を持って生産
しているデ・リーフデ北上のパプリカの栽培棟
デ・リーフデ北上の鈴木社長(写真中央)から
説明を受ける内田局長(左)
新たに増築したデ・リーフデ大川の
ミニトマトの栽培棟
南三陸ワイナリーの佐々木代表(写真中央)から
説明を受ける内田局長(左)
水産加工場を改装して整備した
南三陸ワイナリーの醸造施設
醸造したワインを南三陸の海底に沈めて
熟成させたフジツボ付きのワインボトル
小松菜の栽培ハウスの前で星さん(写真)から
説明を受ける内田局長(中央)
星さんの緻密な栽培計画により年間を通して
安定的に小松菜を収穫し、定時定量出荷を実現
宮城リスタ大川、デ・リーフデ北上、星達哉さん
の取組は、「みやぎの地域農業復興事例20」にも
掲載しています。



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