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宮城フォトレポート(令和3年度)

令和3年度

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新着情報

凍霜被害を乗り越えて 美里町の特産「北浦梨」の生産者と意見交換を行いました(令和3年8月31日)New

JA新みやぎみどりの地区本部の北浦梨部会会長を務める美里町の涌井良宣さんの樹園地を訪問し、今年の北浦梨の生育状況等についてお話を伺いました。
涌井さんは40aの樹園地で「幸水」を主要品種に「秀玉」、「豊水」、「あきづき」、「新高」を栽培しています。また、涌井さんは地域独自品種としてりんごと梨を交配させた「アッピー」も栽培されており、赤いところはりんご、青いところは梨の味がするそうで、10月上旬に収穫期を迎えるとのことです。
今年は、4月11日に気温がマイナス4.2度まで下がり、涌井さんが育てる梨も凍霜被害を受けました。特に「幸水」と「豊水」の被害が大きく、例年と比較して約4割弱の収穫量となる見込みとのことです。比較的被害の少なかった「あきづき」は9月下旬から10月上旬に収穫時期を迎えます。

比較的被害の少ない「あきづき」 「幸水」の下で意見交換する涌井会長(左) りんごと梨を交配させた「アッピー」


体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」の現地調査を行いました(令和3年8月19日)

東日本大震災で甚大な津波被害を受けた仙台市東部沿岸部の集団移転跡地に、JR東日本グループの仙台ターミナルビル株式会社が今年3月にオープンした体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」を訪問し、担当者からお話を伺ってきました。
農園ではりんご、なし、ぶどう、いちじく、ブルーベリー、いちごなど8品目156品種の果樹を栽培し、年間を通して摘み取り体験が楽しめます。園内には直売所やカフェ・レストランが併設されており、農園で収穫した果物や地元農家が生産した野菜を購入できるほか、旬の食材を使用したスイーツや料理を味わうこともできます。
「もう一度、人々の笑顔が集う場所にしたい」との想いで開園したフルーツパークが、この地に新たな賑わいを創出するとともに、地域の農業振興にも寄与することが期待されています。

園内に設置されている大きなゲートが
来場者を迎えてくれる
通路に描かれている案内図
栽培している品目が一目でわかる
担当者から栽培されている品目等について
説明を受ける澤瀨参事官
 
ジョイントV字樹形に仕立てられたなし
最新の栽培技術が取り入れられている
水色の支柱に沿って枝をV字に誘引 直売所やカフェ・レストランが入る総合施設棟

 

 「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」の桃の生育状況を伺ってきました(令和3年7月14日)

東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮古島(東松島市)の復旧農地で、桃やいちじくの栽培に取り組み漁業(のりの養殖)との半農半Xを実践している「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」を訪問し、尾形善久(おがたよしひさ)組合長にお話を伺ってきました。
今年の桃の生育は天候に恵まれたことから花付きもよく順調で、昨年に比べ1.5倍の量を収穫予定だそうです。また、今年は新たに電気柵を導入し獣害対策の強化を行い、夏の収穫に向けた準備を順調に進めている様子でした。

「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」の取組は「みやぎの地域農業復興事例20」にも掲載しています。

桃の生産に手応えを感じ、生き生きとした様子で
話す尾形組合長(右)
袋掛けを行ったあと、少しずつ色づきはじめた桃 獣害対策として、電気柵と網を設置



 「農業で町を元気に」(株)グリーンファーマーズ・宮城と意見交換を行いました(令和3年6月30日)

南三陸町で遊休農地や耕作放棄地を再生して野菜栽培を行っている(株)グリーンファーマーズ・宮城を訪問し、渡部恵(わたべ けい)代表取締役と意見交換を行いました。
東日本大震災直後に復興ボランティアとして南三陸町に来た渡部代表。南三陸町を元気にするために野菜栽培で貢献したいと考え移住し、平成25年に(株)グリーンファーマーズ・宮城を設立しました。
現在は再生した農地約7haでねぎを栽培し、マスコミから「不屈のねぎ」と紹介されるまでになりました。南三陸町、気仙沼市の仲間とともに、災害の克服を象徴する「南三陸ねぎ」のブランド化を目指しています。

訪問時には「初夏どり」ねぎの収穫盛期
20代前半の女性オペレーターが農機を操作
農業に対し熱く思いを語る渡部代表(左) 畑から運ばれたねぎは、この後エアーで
皮むきし、選別・調製後、保冷庫で保管される


 東北農政局長が沿岸地域(石巻市・南三陸町)の農業法人等と意見交換を行いました(令和3年6月18日)

東北農政局長が6月18日に東日本大震災で津波被害を受けた沿岸地域(石巻市・南三陸町)の農業法人等を訪問し、現在の経営状況等について意見交換を行いました。

(株)宮城リスタ大川は、津波で甚大な被害を受けた石巻市大川地区での営農をリスタート(再開、再出発)するため平成25年に設立。東日本大震災復興交付金で復旧した水田185haで水稲や大豆を作付けしているほか、輪菊も栽培し、経営の多角化を図っています。

(株)デ・リーフデ北上は、津波で全て失った地域に新たな仕事場を作るため平成24年に設立。石巻市北上町の釜谷崎地区に2.7ha規模のオランダ式ガラス温室を整備し、トマトやパプリカを生産しています。さらに北上川を挟んだ対岸の大川地区にも同規模の施設デ・リーフデ大川を建設し、今年から生産をスタートさせています。

南三陸ワイナリー(株)は、震災後、大幅に人口が減少してしまった南三陸町に新たな賑わいを取り戻すため平成31年に設立。耕作放棄地を活用して栽培したぶどうを原料に町内でワイン醸造し、南三陸町の食材とのマリアージュ等も提案しながら販売しています。

星達哉さんは、南三陸町戸倉地区で祖父から輪菊栽培を継承し、3年目を迎えようとしていた時に被災。地域の雇用確保と安定収入を目指して栽培品目を小松菜に転換し、60棟(約2ha)のハウス(うち30棟は東日本大震災復興交付金で整備)及び復旧したほ場7haで年間5作の栽培を行っています。

東日本大震災復興交付金で復旧した
宮城リスタ大川の広大な水田
宮城リスタ大川の大槻会長(写真左)から
説明を受ける内田局長(中央)
愛情を込め、品質に絶対的な自信を持って生産
しているデ・リーフデ北上のパプリカの栽培棟
デ・リーフデ北上の鈴木社長(写真中央)から
説明を受ける内田局長(左)
新たに増築したデ・リーフデ大川の
ミニトマトの栽培棟
南三陸ワイナリーの佐々木代表(写真中央)から
説明を受ける内田局長(左)
水産加工場を改装して整備した
南三陸ワイナリーの醸造施設
醸造したワインを南三陸の海底に沈めて
熟成させたフジツボ付きのワインボトル
小松菜の栽培ハウスの前で星さん(写真)から
説明を受ける内田局長(中央)
星さんの緻密な栽培計画により年間を通して
安定的に小松菜を収穫し、定時定量出荷を実現
宮城リスタ大川、デ・リーフデ北上、星達哉さん
の取組は、「みやぎの地域農業復興事例20」にも
掲載しています。



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