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東海農政局

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「令和元年度食育実践セミナー~お部屋deとれたてマイ畑(簡易な栽培の体験)~」を開催しました

東海農政局では、令和元年8月22日(木曜日)、ドリームシアター岐阜(岐阜県岐阜市)において、東海食育ネットワークの活動の一環として、浜松市緑化推進センター緑の相談員の竹村久生氏を講師に迎え、子どもたちへの食育活動を行っている栄養教諭、栄養士、食育推進ボランティア等の方々を主な対象とした食育実践セミナーを開催しました。

1.開催概要

日時

令和元年8月22日(木曜日)13時30分から16時30分

場所

ドリームシアター岐阜(岐阜県岐阜市)

講師

竹村久生 氏(浜松市緑化推進センター 緑の相談員、元浜松市立天竜中学校教諭)
(※ 中学校教諭時代から、親子等の一般向けから教職員等の指導者向けまで幅広い層を対象に、全国で年間30件ほどの「栽培を通して育む食育」の実技講習を実施)

参加者

栄養教諭、栄養士、食育推進ボランティア等、計33名

配付資料

  • 令和元年度食育実践セミナー「次世代を担う子どもたちを育む食育」
  • 「だれでも・どこでも・絶対できる」マイ畑づくり資料集
  • 牛乳パックで育ててみよう!

内容

講義

次世代を担う子どもたちを育む食育

実習

「マイ畑」作り、「マイ畑」で栽培できる野菜を使った調理と試食

2.セミナーの概要

講義

今回、「次世代を担うこどもたちを育む食育」をテーマに講義していただきました。講義の概要を紹介します。

〈竹村先生の話〉

  • 知育、徳育、体育は教育の基本として有名な言葉です。
    知育と体育は、食べることと非常に関係しています。問題なのは徳育。手を合わせて命をいただくという意識が薄れています。知育、徳育、体育の基本として食育があると言っていますが、現実は、食育と徳育がなかなか結びつきません。そこで、野菜を自分で育てて食べるという経験を「食育」と考えました。いまの「食育」は食べることがあまりにも強調されていて、それ以前の生産過程、つまりその食べ物をだれがどのように作っているのかということを理解する機会がまだまだ少ない。栽培することと食べることをセットにして「食育」をイメージした方が良いのではないでしょうか。 
  • 自分は農業専門の人間ではありません。大学の教育学部を出て、中学の教員をずっとやってきた人間であり、畑や田んぼとは全く関係のない人間です。でも、そんな人間だからこそできる栽培方法があるということを伝えていきたい。
  • 今回紹介する「マイ畑」は、室内の窓の桟(さん)に設置して栽培するため、光があたり、必要な温度がキープできて、また、室内なので、当然虫もつきにくい栽培方法です。
  • 今日は牛乳パックを使っての豆苗の栽培方法を学んで帰っていただき、それぞれの現場で同じ講義をしていただきたいと思っています。
  • 豆苗のほかには、例えば、ペットボトルによるマイ畑でイチゴが作れます。マイ畑では、完熟のイチゴがとれます。作り方は、資料で紹介していますので、興味のある方は、ぜひ挑戦してみてください。

講義風景
牛乳パックによる「マイ畑」の実例
講義風景
竹村先生の講義
受講風景
受講風景

実習

試食

牛乳パックによる「マイ畑」作りを子どもたちに実践してもらう時は、必ず食べてから実習してもらうのが大事なポイントということで、先に調理と試食を行いました。

  • 今回は、餃子の皮を使った豆苗入りピザと豆苗入りカップラーメンの試食を行いました。
  • ピザの具は、静岡産の桜エビ、黒はんぺん、浜松産のしらすなど10種類で、参加者は最後に豆苗とチーズを載せる順番で、各自がトッピングして、ホットプレートで焼きました。また、カップラーメンではとんこつ味が豆苗に一番合うということで、これに豆苗を入れてお湯を注ぎ、1個を4人に分けて試食。
  • 豆苗は、ビタミン等の栄養素をバランスよく豊富に含み、食べるサプリと言われるほど栄養価が高いとのこと。また、汎用性が高くアレンジ自在な野菜なので、様々な料理で広く使われているようです。

調理風景
ぎょうざの皮を使ったピザ作りの具材(10種類)
調理風景
ピザを焼いているところ
調理風景
豆苗を具材にしたカップラーメン(左)とピザ(右)

マイ畑作り

竹村先生の実演指導の下、参加者全員が牛乳パックによる「マイ畑」作りを行いました。

〈竹村先生の話〉

  • 今回は、地元(岐阜市)の学校給食で使用されている牛乳パックを使って「マイ畑」作りをします。
  • まず、牛乳パックの頭の部分を折り込み、次に、底の柔らかい部分を2箇所、はさみで切り取り底面給水のための穴を開けます。ここから空気が入り、水は下から吸水されます。これが豆苗づくりの一番のポイントです。このままだと土が流れ出てしまうため、不織布(100円ショップで売っている台所の三角コーナー用のもの)を敷き、そこに土を八分目まで入れます。その上に豆苗の種を20個程度まき、1センチくらい土を軽くかぶせれば完成。最後に、水をためる受け皿に完成した牛乳パックのマイ畑を乗せるだけです。
  • できたマイ畑は、日当たりの良い窓際に置きます。
  • 受け皿に水がなくなったら、受け皿に水を入れる(上からかけない)のが失敗しないためのポイントです。
  • 子どたちに豆苗の「マイ畑」作りと、収穫した豆苗を調理して食べる体験を合わせて実施すれば、「栽培はおもしろいな。やってみよう」となり、手ごたえがあります。ぜひ実践していただきたい。

牛乳パックの切り取り
牛乳パックの切り取り
実習風景
 竹村先生による「マイ畑」作りの実演
実習風景
牛乳パックによる豆苗の「マイ畑」作り

3.アンケート結果から

セミナーの感想をいただきました

  • 豆苗を使った簡単な実習があり、新しい豆苗のレシピを教えてもらい、すぐ実践できるので、今後、給食にも取り入れたいと思いました。(行政職員)
  • 実際に牛乳パックの畑を作って持ち帰らせてもらったり、試食もできてとても良かったです。講義では子どもたちの楽しそうな姿(画像)も見られ、これからの活動に取り入れていきたです。(その他団体職員)
  • 「次世代を担う子どもたちを育む食育」ということで、どんなポイントをどのように伝えていくことが大切かを学ぶことができました。また、講義や実習を通して、育てることと食べることのつながりを改めて実感し、自身の食への意識も高まりました。(行政職員)
  • 地域小学校の家庭クラブ講師をしておりますが、料理を作って食べることに終始しているので、”種をまく”ことに興味深く思いました。又、学校農園の手伝いをしていますので、是非これを取り入れたいと思いました。(食育ボランティア)
  • 体験して学べるのはとても興味深く楽しく学べました。豆苗、我が子(6才、2才、1才)に育ててもらおうかと思います。管理栄養士として、今後の食育に大変参考になりました。(行政職員)
  • とても楽しいセミナーで、牛乳パックで野菜が出来たり、ペットボトルでも出来たりと、発想が楽しく勉強になりました。発泡スチロールのプランターに感動しました。ペットボトルを半分に切って「底面給水」で育てるなど、はじめて知りました。自分で育てた野菜を使ってお料理を作り食べることは、子どもたちにも楽しく、野菜がいとおしくおいしく食べられて、好き嫌いもなくなり、すばらしいことだと勉強になりました。(食育ボランティア)
  • 音楽のついた映像がとても印象的で、内容も全て勉強になりました。小学校でも豆苗から始めてみたいと思いました。食育の授業をすると嬉しい感想を書いてくれる子もいますが、その後、行動変容につながっているかというと、なかなか難しいと思います。やはり、食べる→おいしい!育てる→楽しい!!が伴うと行動変容につながりやすいと思うのでぜひ実践したいです。(学校関係者)

お問合せ先

消費・安全部消費生活課

担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
ダイヤルイン:052-223-4651
FAX番号:052-220-1362