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東海農政局

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令和元年度食育実践セミナー「三重県の伝統野菜『松阪赤菜』の収穫体験と郷土料理作り」を開催しました

東海農政局は、令和元年12月15日(日曜日)、三重県において、小学生等とその保護者の方々を対象に三重県の伝統野菜である「松阪赤菜」の収穫体験及び三重県の郷土料理作り(たこめし、魚のじふなど)を内容とした食育実践セミナーを開催しました。
当該セミナーは、東海食育ネットワークの活動の一環として実施し、収穫体験は松阪赤菜の生産者グループである紅工房代表の杉山喜代子氏に指導いただき、郷土料理作りとバランスの良い食事についての講演は、鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科 助手の古田佳奈子氏及び服部映里氏に講師をお願いしました。

1.開催概要

日時

令和元年12月15日(日曜日)10時00分から14時45分

場所

〔収穫体験〕松阪赤菜の畑(三重県松阪市)
〔調理体験及び講演〕鈴鹿大学短期大学部C109教室(調理室)(三重県鈴鹿市)

講師

〔収穫体験〕杉山喜代子氏(紅工房代表)
〔調理体験〕古田佳奈子氏(鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科 食物栄養学専攻 助手)
〔講      演〕服部映里氏(鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科 食物栄養学専攻 助手)

参加者

小学生等とその保護者、11組26名

内容

収穫体験

三重県の伝統野菜「松阪赤菜」の収穫体験

調理体験

三重県の郷土料理作り

作った料理を囲んで参加者みんなで昼食

講演

郷土料理とバランスの良い食事

2.セミナーの概要

収穫体験

講師の紅工房代表の杉山先生から、まず「松阪赤菜」の歴史等について話がありました。その後、収穫あたっての留意点を聞いてから、畑に入り、松阪赤菜の収穫体験を行いました。

〈杉山先生の話〉

  • 「松阪赤菜」は、約400年前に松阪城を築城した蒲生氏郷(がもううじさと)が近江の国(現在の滋賀県)から松阪の地へ持ち込んだとされる野生の日野菜で、日野菜の原種に近いものとされています。一時期生産が途絶えていましたが、平成13年頃に県の農業改良普及センターや松阪農業協同組合の協力もあって、種子を入手し、私たち農家の女性グループが復活させ、現在、この土地(松阪市大阿坂町)で栽培を続けています。
  • 松阪赤菜は、根も葉の軸も赤いのが特徴で、松阪市でもここの土地(大阿坂町)でないとこんなに赤くならないようで、ここでの栽培に適していたようです。根はシャキシャキして根も葉もおいしく食べられ、ベータ-カロテン、ビタミンC、カルシウムやアントシアニンが多く含まれた野菜です。今日収穫したものは、持ち帰って、お家でチャーハンやおにぎりの具にして、お腹いっぱい食べてください。
  • 収穫は、軸が太くて、葉っぱの大きなものを選んでもらえば、根の大きなものが収穫できると思います。

収穫体験1 
杉山先生による「松阪赤菜」の説明
収穫体験2 
収穫の様子
収穫体験3
大きな「松阪赤菜」が収穫できました
収穫体験4
大きな「松阪赤菜」を収穫してVサイン

調理体験

三重県の郷土料理作り

講師の鈴鹿大学短期大学部の古田先生の指導により、「三重県の郷土料理をつくろう!」と題した調理体験を行いました。今回のセミナーで作る献立は、松阪赤菜のおにぎり、たこめし、いわしのじふ(魚を使ったすきやき)、三重なばなの炒め物、あおさの吸い物、みかんの6品です。いずれも三重県産の具材を使った三重県の郷土料理です。

料理が出来上がった後、参加者みんなで作った料理を囲んでワイワイと共食しました。参加した子どもたちに元気に「いただきます」と「ごちそうさま」の食事のあいさつをしてもらいました。

  • 調理体験として、以下の4品の郷土料理を作ってもらいました。
  • (1)【赤菜のおにぎり】
  • 赤菜のきざみ漬物とごはんをボウルに入れて混ぜ、透明フィルムに包んで一口サイズのおにぎりをつくりました。思い思いの形のおにぎりができました。
  • (2)【たこめし】
  • 包丁を使ってゆでだこを小さく切りました(切ったたこを入れて炊飯)。はじめて包丁を握るという子どもたちが、ゆでだこをゆっくりと丁寧に刻んでいる姿が印象的でした。
  • (3)【いわしのじふ】
  • 今回のメイン料理、魚のじふに入れる「いわしの手開き」体験です。古田先生から魚の模型を使って、魚の構造から手開きの仕方まで、子どもたちに丁寧に説明していただきました。子供たちは自分の手でいわしを開いて、骨抜き作業をしました。生の魚のにおいを感じることも勉強です。
  • (4)【なばなの炒め物】
  • 三重県の伝統野菜である三重なばなをフライパンでとうもろこしなどと一緒に炒めて、調味しました。三重県のなばなは、アブラナ(菜の花)を青菜として収穫し、食用としているもので、他に出回っている花芽(つぼみ)が付いた「はなな」とは食べる部位が違います。

調理風景1 
たこめし用のたこ切りに挑戦中
調理体験2 
古田先生による模型を使ったさかなの開き方の説明
調理体験3
いわしの手開きの方法を学ぶ子どもたち
共食風景
作った料理を参加者みんなでワイワイ共食
当日料理
今回のセミナーで作った三重県の郷土料理

講演

講師の鈴鹿大学短期大学部の服部先生から「郷土料理とバランスの良い食事」と題して、スライドを使って、三重県の伝統野菜や郷土料理の紹介、たべものの3つの栄養グループについての説明を絵や地図を見せながら、質問も交えて、子どもたちにもわかりやすくお話いただきました。また、服部先生の指導の下に4人の学生スタッフのみなさんからクイズと寸劇で地元の食材やバランス良く食べることの大切さについて、楽しく教えていただきました。

講演1
 服部先生の講演を聞く参加者のみなさん
講演2
 学生スタッフのみなさんによるクイズ
講演3
 学生スタッフのみなさんによる寸劇

3.アンケート結果から

参加者(保護者)からセミナーへの感想をいただきました

  • 実際に食材を収穫するところから体験できて良かった。郷土料理といっても、普段の食卓ではあまり口にすることはないので、このような機会があると子供と一緒に体験ができていい。
  • 一日で収穫、調理と勉強ができ、本当に充実していました。本当に楽しかったです。講演について、〇×クイズで楽しく勉強できました。郷土料理はテレビで聞くだけで、あまり意識したことはなかったけど、食べてみてどこかホッとする味でおいしかったです。松阪赤菜への想いを農家さんから聞いて、大切にして広めていきたいと思いました。
  • 松阪赤菜は、はじめて知る野菜でとても勉強になりました。子供たちも楽しく学べました。子供に分かりやすい食育で良いと思います。学校で食育は学んでいるようですが、調理体験はほとんどないので、とても良かったです。
  • 収穫も調理も貴重な体験で良かったです。体験側は気にならないのですが、タイムスケジュールが大変そうだったので、2つの体験場所が近かったら良かったのかなと思いました。畑の方も学生さんも温かく楽しかったです。今日の郷土料理のあおさを海でつみとってみたいです。
  • 講演について、子供にとても分かりやすく、子供がよく反応していました。次代を担う子供たちには、食体験、農業体験を通して食べることを大切に考え、実践できる大人に育ってほしい。
  • 自分たちで実際に収穫した赤菜を調理して、たこを切ったり、魚をさばいたりもできて、とてもよい経験でした。料理もとてもおいしかったです。地産地消を普段気にしていなかったけれど、知ったきっかけで、これから意識して、子供とスーパー等で考えながら買い物しようと思いました。
  • 日頃、包丁を持ったり、いわしを触る体験をしたことがなかったので、とてもよい機会になりました。赤菜の収穫体験も子供たちが一生懸命抜いて、農家の方とのふれあいも楽しそうでした。よい一日となりました。今日のような収穫から調理、セミナー(講演)まで一連のくくりになっていると、身を持って分かりました。

お問合せ先

消費・安全部消費生活課

担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
ダイヤルイン:052-223-4651
FAX番号:052-220-1362