お米とサトイモが収穫の秋を迎えました!
「常安おやじの会加子母ファーマーズサークル」は、中心となるメンバ-が名古屋市に住み、週末に岐阜県中津川市の加子母地区まで約2時間かけて通い、お米作りなどを行うとともに農業体験の受け入れを行っています。活動は令和4年で16年目になります。
10月1日(土曜日)は、会員12名が集まって体験田以外の稲刈りと翌日の体験会の準備を行いました。翌日2日(日曜日)の稲刈りとサトイモなどの収獲(イモ掘り)体験には、親子33名、大学生8名(計41名)の参加がありました。収獲体験には、6名の会員が作業支援を行っています。田んぼでは、春(5月15日)に参加者が植えた小さな苗が育って、たくさんの稲穂を付けていたことや、会員が4月7日に種芋を植えたサトイモは、グングン生長して茎や葉が傘のように大きかったことに、収獲に参加した子どもも大人もみんな驚いていました。
今年は、お米もサトイモもまずまずの豊作で、少し報われた思いの収獲の秋となりました。
代表 野嵜
親子などによる稲刈り体験 稲刈り後には機械での脱穀体験
傘のように大きかったサトイモの葉 サトイモの掘り方を学ぶ大学生
~コロナ禍での活動について~
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大で先行きが見えない中、心配もありましたが、それまでと同じ規模(31ア-ル)で米作りを進めました。しかし、現地への移動と作業の進め方の二つに大きな課題がありました。
〈感染防止対策を取るの中での活動の難しさ〉
現地への移動では、コロナ禍での県をまたぐ移動の制限、会員個々の行動制限、移動の仕方などが大きな課題でした。名古屋市から中津川市加子母まで車で約2時間、通常であれば多人数が同乗して現地に向かえますが、それが出来ません。三密を避けるため、多くの参加者を募って活動することが躊躇されました。
少人数で同乗し、乗車中は換気して会話は控え、現地で集まっての打ち合わせも短時間で行いました。それぞれの持ち場で作業に励みましたが、一体感を感じにくい活動状況でした。当然、子どもたちの参加募集も控えざるを得ませんでした。
〈出来ることを工夫〉
現地の作業では、草刈機の作業スキルを向上させたり、操作できる人数を増やしたりしました。また、各種農機を操作できる人数も増やし、少人数でも必要な作業が進められるよう工夫しました。
また、シーズンを通して草刈り作業が欠かせませんが、人数が少ない状況では思うようにはかどりません。そこで、高いところでは3メートルもある法面などに防草シ-トを張り、作業範囲を少なくして、負担の軽減を図りました。
田植えと稲刈りは多人数での作業になりますが、黙々と活動する姿は従来にはない光景でした。
〈ようやく見えて来た明り〉
令和4年度に入って、ようやく世の中の情勢に応じて徐々に参加者数が回復し、様々な活動場面で3年前の活気ある光景が戻ってきました。
田植えの時点では30名ほどの参加者でしたが、田の草取り、畔の草刈り、水管理などで参加者が増え、10月の稲刈りには二日間で会員・参加親子・大学生を合わせて55名の参加を得て進めることができました。
シーズンを通すと、72名もの方々が参加した今年度の米作りでしたが、来年も新しい出会い、交流、親睦が図られ、おいしいお米作りができたらと願っています。
代表 野嵜
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
担当者:食育推進班
代表:052-201-7271(内線2815)
ダイヤルイン:052-223-4651