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東海農政局

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大豆300A技術等の収量向上・安定化技術について

大豆300A技術とは?

収量300kg/10a、Aクラス(1、2等)品質の大豆生産を目指した技術です。

300A(PDF : 371KB)

平成14年6月、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構に「大豆300A研究センター」が組織され、全国6ヶ所に「大豆研究チーム」を設置。地域の気象条件・土壌条件に合った新たな耕起・播種等技術が開発されました。
東海地域でも、平成14年10月「東海大豆研究チーム」(野菜茶業研究所内:三重県津市)が設置され、東海地域を対象とした大豆の安定生産技術として「小明渠(作溝同時)浅耕播種」が開発されました。
大豆研究チームは解散しており、現在「水田輪作研究東海サブチーム」として、東海地域に特徴的な2年3作体系での生産安定化や省力化を目指した技術開発を行っています。

東海地域で推進する技術

東海地域の大豆生産は、担い手の規模拡大が進み、30ヘクタール以上の農家・組織が栽培面積の5割以上を占める状況の中で、他作物(水稲・麦等)との作業競合や、播種時期が梅雨と重なること等により適期播種ができず、播種後の湿害が起こりやすいなどの課題があります。

そのため、これらを回避するための省力化技術や、気象リスクに対応した新技術等の導入による新たな栽培技術体系の構築が必要になっています。

東海農政局では、管内各県の関係者の皆様と連携しつつ、収量向上・安定化技術の普及を進めています。

大豆300A技術

小明渠(作溝同時)浅耕播種技術

「小明渠作溝」と「浅耕播種」を同時に行う作業機です。浅耕によりクラスト形成の抑制、小明渠作溝・広畦形構造により排水性向上等の効果が得られます。
(開発:水田輪作研究東海サブチーム)

技術の詳細はこちら(PDF:295KB)

小明渠(作溝同時)浅耕播種

耕うん同時畝立て播種技術

改良型アップカットロータリーによる「耕うん」と「播種」を同時に行う作業機です。
砕土性の向上や、同時作業による乾燥害と降雨リスクの回避及び作業能率の向上、畝立てによる湿害回避等の効果が得られます。(開発:北陸水田輪作研究チーム)

技術の詳細はこちら(外部リンク)

耕うん同時畝立て播種技術

大豆300A以外に推進する技術

乗用管理機による省力摘心技術

乗用管理機に搭載した摘心機により、省力的に摘心を行う技術です。大豆の蔓化・倒伏を回避するとともに、増収効果が得られます。(開発:愛知県農業総合試験場)

技術の詳細はこちら(外部リンク)

省力摘心技術

フタスジヒメハムシの防除技術

大豆の根粒を食害するフタスジヒメハムシの幼虫を効率的に防除する技術です。播種溝にエチルチオメトン粒剤を条施する技術で、播種機の施肥装置を利用することにより、省力的かつ効果的に施用することができます。(開発:愛知県農業総合試験場)

技術の詳細はこちら(外部リンク)

フタスジヒメハムシ幼虫
幼虫

フタスジヒメハムシ成虫
成虫

フタスジヒメハムシ防除
防除区(左)無防除区(右)

その他

  • 狭畦無中耕無培土栽培技術
    畦間を慣行より狭くし、畦間の被覆を早めて雑草を抑制することにより、中耕培土を行わない省力的な栽培技術です。耐伏に留意する必要があります。
  • 畦立て播種技術
  • 帰化アサガオ類防除のための畦間除草剤散布技術
  • 水田の地力向上
  • 種子の播種前水分調整

お問合せ先

生産部生産振興課

担当者:豆類振興係
代表:052-201-7271(内線2420)
ダイヤルイン:052-223-4622
FAX番号:052-218-2793

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