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東海農政局

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令和元年度生協と東海農政局との意見交換会の開催概要について

東海農政局では、消費者の団体であり、事業者でもある管内の各生協担当者に出席いただき「生協と東海農政局との意見交換会」を開催しました。意見交換会は、農林水産施策への理解や浸透を図り、地域での施策展開における生協との連携を目的とし、情報提供や意見交換を行いました。

日時

令和元年9月6日(金曜日)13時30分から16時00分

場所

桜華会館2階 富士桜(名古屋市中区)

出席団体

あいち生活協同組合
一宮生活協同組合
かりや愛知中央生活協同組合
生活協同組合コープあいち
生活協同組合コープぎふ
生活協同組合コープみえ
生活協同組合ぷちとまと
生活クラブ生活協同組合(愛知)
トヨタ生活協同組合
生活協同組合連合会アイチョイス
生活協同組合連合会大学生協事業連合東海地区
生活協同組合連合会東海コープ事業連合
愛知県生活協同組合連合会
全岐阜県生活協同組合連合会
三重県生活協同組合連合会
 
(順不同)
 

意見交換の主な内容

<生協>
ゲノム編集技術応用食品については、厚生労働省へ届出をすることになりますが、届出には罰則が無く正しく運用されるのか疑問に思います。

<生協>
ゲノム編集技術応用食品に関しては、メリット面ばかりが強調されているように感じています。メリットとデメリット両方の情報を出来るだけ多く公開し、消費者とのリスクコミュニケーションを丁寧にしていただきたいと思います。

<東海農政局>
ゲノム編集食品の届出に関しては、現段階で厚生労働省の検討で罰則規定がないのは事実です。
極端にメリット面だけを強調されている報道や、逆にデメリット面だけを伝える報道があり、ゲノム編集食品に関して良い面、悪い面両方を丁寧に伝えることが大事だと考えています。

<生協>
豚コレラが発生し廃業も考えているという農家さんから、厳しい現状をお聞きしています。再建に向けての手当金、ワクチン接種の可否についても検討していただきたいと思います。

<生協>
豚コレラに関して、なかなか終息しないことを心配しています。終息に向けてどのような対策をされているか教えてください。

<東海農政局>
野生イノシシ対策として、重点エリアを定めて捕獲を強化し、野生イノシシにどこまで豚コレラウイルスが広がっているのか検査を進めています。また、野生イノシシに免疫を付けて感染拡大を防ぐため、生息地域に経口ワクチンの散布を進めています。
養豚農場では、野生動物の侵入防止のため柵を整備する、石灰を撒いて消毒を徹底する、人の出入りを管理する等の対策を進めています。危険なエリアにある農場では早期出荷をして一旦豚舎を空にし、衛生管理を強化して再開への支援も行っています。
豚に対してワクチンを打って欲しいとの声もお聞きしていますし、地域限定でワクチンを打てるかどうかの検討は始めています。殺処分となった養豚農家の方々には手当金の支払い、再開に向けた整備や新しく子豚を導入するための支援などを行っていますが、経営再開に向けた不安解消など、相談にも丁寧に対応していきたいと考えています。
また、日本では未発生ですが、アフリカ豚コレラに対する水際対策を進めています。豚肉等を安易に国内に持ち込ませないように、空港や港での検疫を強化しています。
農家の方も疲弊されていますので各種の支援をしつつ、これ以上広がらないように努めていく所存でございます。

<生協>
地産地消、食の安全の観点からも地元で生産されたものを食べることが大事だと思います。ぜひ国産豚肉の利用が広がる形でお願いしたいと思います。

<生協>
豚コレラが発生している東海地方と全国レベルでの豚コレラに関する危機感に温度差があり、対策が進まないようなことがあってはいけないと思っています。この東海地域の状況を伝えていただき、対策が進むようにお願いします。
また、風評被害を防ぐことが重要だと思っています。岐阜県産豚の流通量が半分以下になってしまい手に入りにくい状況ですが、地産地消の推進からも対策を進めていただきたいと思います。

<東海農政局>
今の吉川大臣は豚コレラ対策に非常に力を入れていますので、農林水産省としては解決に向け、風評被害の防止を含め取り組んでいるところです。豚コレラは、豚・イノシシの病気であり人には感染しないため、豚肉は安心して食べて頂きたい思います。地産地消という観点では、特に岐阜県はブランド豚も厳しい状況ですが復活に向けての動きもあると聞いていますので、ぜひ応援していきたいと思っています。

<生協>
食育は食料自給率、地産地消や食品ロスと幅広く関わる大事な取組であると思います。生協でも今後は体験型のイベントを増やしていきたいと考えていますが、東海農政局で行っているVR体験に関する参加者の感想や手応えがあれば教えてください。

<東海農政局>
資料を見るだけでなく、体験をすることにより記憶に残りますし、お子さんだけでなく親御さんにも好評を得ています。VR体験を通して更に農業や食に関心を持っていただきたいと考えています。
また、東海農政局では食育を推進するにあたり「東海食育ネットワーク」の会員を募集しています。東海農政局の取組を紹介するだけでなく、食育活動に携わる会員の皆さまの取組も東海農政局のWebサイトやメールマガジンで紹介いたします。まだ登録がお済でない生協さんは、登録についてご検討ください。

意見交換会の様子

部長あいさつ意見交換会の様子
意見交換会の様子意見交換会の様子
意見交換会の様子意見交換会の様子
意見交換会の様子意見交換会の様子
 

お問合せ先

消費・安全部消費生活課

担当者:消費者対応班
代表:052-201-7271(内線2807)
ダイヤルイン:052-223-4651

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