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成分名:猫白血病不活化ワクチン
医薬品の名称 |
業者名 |
フィバキシンFeLV |
共立商事 |
報告月日 |
種類 |
性 |
年齢 |
医薬品投与前の診断名 |
投与法 |
投与量 |
副作用の内容 |
講じた処置 |
転帰 |
備考 |
情報源 |
1999/1 |
猫 |
♀ |
3月 |
健康 |
皮下注 |
1mL |
接種部位の硬結 |
経過観察 |
治癒 |
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モニター |
2001/2 |
猫 |
♂ |
1歳6カ月 |
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皮下注(頚部皮下) |
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局所反応(疼痛) |
無処置 |
治癒 |
※01 |
使用成績 |
2001/2 |
猫 |
♂ |
2カ月 |
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皮下注(左側大腿部皮下) |
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元気・食欲の減退、嘔吐、局所反応(疼痛、硬結) |
無処置 |
治癒 |
※02 |
使用成績 |
2001/3 |
猫 |
♀ |
8歳 |
予防接種 |
同時異所注射 |
1mL |
虚脱 |
心臓マッサージ等 |
死亡 |
併用あり(フェロバックス3)
企業の意見:※03 |
業者 |
2002/2 |
猫 |
♀避妊 |
1歳 |
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大腿部皮下注射 |
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疼痛 |
処置せず |
一過性にて回復 |
体重1.6kg |
使用成績 |
2002/2 |
猫 |
♀避妊 |
1歳 |
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注射 |
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元気減退、発熱(40.2℃)、下顎部腫脹、嘔吐 |
ステロイド剤を静脈注射 |
1時間後に回復 |
体重2.1kg |
使用成績 |
2002/2 |
猫 |
♀避妊 |
1歳 |
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左側頸部皮下注射 |
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腫脹 |
処置せず |
1ヵ月後に治癒 |
体重6.7kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♀ |
2ヶ月 |
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局所反応(腫脹) |
特に処置せず経過観察 |
60日後に改善 |
体重1.0kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♂ |
4ヶ月 |
|
|
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局所反応(疼痛、硬結) |
特に処置せず経過観察 |
30日後に改善 |
体重2.1kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♂ |
5歳 |
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元気減退、食欲減退 |
特に処置せず経過観察 |
その日の夕方には回復 |
体重3.1kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♂ |
6ヶ月 |
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|
|
局所反応(疼痛、硬結) |
特に処置せず経過観察 |
57日後改善 |
体重3.1kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♂去勢 |
3歳 |
|
|
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局所反応(硬結) |
特に処置せず経過観察 |
21日後改善 |
体重4.6kg |
使用成績 |
2003/2 |
猫 |
♂去勢 |
4歳 |
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局所反応(硬結) |
特に処置せず経過観察 |
35日後改善 |
体重5.6kg |
使用成績 |
備考
※01 |
・1回目注射時に注射部位(頚部皮下)の疼痛を認めた。
・処置することなく、一過性にて2日後に治癒した。
・確実に本剤投与によるものと考えられる。
・2回目注射時(1回目の5週間後)には局所反応認めず。
・前回のワクチン歴:7カ月前に猫3種混合ワクチン(不活化)を注射。局所反応を含め副作用は認めなかった。 |
※02 |
・1回目注射時に注射部位(左側大腿部皮下)の疼痛を認めた。2回目注射時に1回目注射部位の硬結を認めた。
・2回目注射の約1時間後に元気・食欲の減退および嘔吐を1回認めた。
・処置することなく、硬結は1カ月ほどで治癒し、他の副反応は一過性にて回復した。
・確実に本剤投与によるものと考えられる。
・猫3種混合ワクチン(不活化)と同時異所注射をした。3種混合ワクチンの注射に関しては局所反応認めず。 |
※03 |
検査結果により、本症例は全身性の循環障害に加え、慢性高度の腎不全状態に陥っていたと考えられる。また、肝機能不全を疑う肝病変の所見も得られた。細菌検査及びウイルス検査からは特定の病原体は検出されなかった。したがって、本症例は死亡状況からワクチン接種によるアナフィラキシーショックの可能性は否定できないが、ショックの憎悪因子として上記の疾患が大きく関与していたと考えられる。 |
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