令和7年度消費者団体等との意見交換会(島根)の概要
|
中国四国農政局は、消費者団体等との意見交換会を開催しています。 |
1. 開催日時、場所
令和7年11月18日(火曜日)13時30分~15時30分
中国四国農政局島根県拠点 別館3階会議室
2. 出席者(順不同、敬称略)
- 松江市連合婦人会
- 松江市消費者問題研究会
- 島根県食生活改善推進協議会
- 公益財団法人 島根県学校給食会
- 島根県生活協同組合連合会
- JAしまね女性部
- NPO法人消費者ネットしまね
- 株式会社サラダクラブ
| 出席者計 | 17名 |
| 消費者団体等 | 7名 |
| カット野菜製造販売業者 | 1名 |
| 農政局 | 9名 |
3.テーマ
食品安全~加工野菜の衛生管理について~
4.農政局からの情報提供
食品の安全について~野菜の衛生管理~
5.事業者からの取組紹介
|
株式会社サラダクラブ 株式会社サラダクラブは、1999年に設立。カット野菜の製造販売等を展開し、キャベツの年間使用量は一企業として国内一位。全国11工場で国際規格FSSC22000(注)を取得。当社員は4つの約束「食卓にもっと安心・便利・彩り・エコを」を心がけながら製造している。 |
![]() 株式会社サラダクラブ 加瀬様による事例紹介(web) |
- サステナビリティの取組について
使用しない外葉や芯を堆肥、飼料に変え、契約産地等で使用してもらう循環型農業を進めている。野菜未利用部有効活用率100%を実現している。 - カット野菜(パッケージサラダ)について
当社ではパッケージサラダという名称を用い、「野菜などを食べやすくカットし、鮮度を保持するようにパックされている、洗わずにそのまま食べられるサラダのこと」と定義し、千切りキャベツを主に使用したサラダや、多品種ミックス商品を製造販売している。 - カット野菜の製造工程について
不可食部除去と洗浄
虫を人の目で葉一枚一枚検査し除去後、水流で異物を除去。
スライス
刃の状態が悪いと切断面が荒れ保存時に変色しやすくなるため、刃は毎日手入れしている。
殺菌・洗浄
次亜塩素酸ナトリウムより殺菌効果の高い弱酸性の次亜塩素酸水を使用。殺菌後は冷水ですすぐことで残留なし。
金属検出機
包装した商品全てを探知機に通し、刃こぼれ等の金属異物を除去。検出品は廃棄。
独自製法
葉の表裏をしっかり洗浄殺菌し、千切り後やさしく洗浄する「野菜にやさしい製法」に加え、窒素、二酸化炭素を封入することで野菜の変色やにおいを防止する「鮮度長持ち製法」により、消費期限の大幅な延長を実現。 - フードチェーン管理(原料、物流)について
国内約400の契約産地から調達する野菜の品位を工場で評価し、優秀な生産者を表彰する式典を行うことで、生産者への感謝を伝え、継続的な関係づくりを構築している。
物流については、委託先との契約を結び、配送温度の記録等を確認している。販売店舗では、巡回時に陳列状態を確認するなど、関係者とのコミュニケーションを大事にしている。 - よくあるお問合せについて
栄養成分の流出を心配する質問には、調査の結果、工場での洗浄による栄養成分の減少は家庭の水洗いと同程度であることを説明し、保存料を使用しているのではという問いには、野菜にやさしい洗浄法、炭酸水洗浄法を使うことで変色を防ぐことができ、保存料は一切使用していないと説明。
今後も機会ある毎に説明をし、正直な物づくりを第一に継続していきたい。
(注)「FSSC22000」とは、食品の安全性を確保するための国際的な基準として、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)によって承認された国際認証規格。
6.出席者からの主な意見・要望・質問等
〇カット野菜や原料野菜等に関する質問、意見等
- カット野菜は、便利で一人暮らしには最適だが心配もあった。本日の説明を聞き、学ぶことが大切であると感じた。
- カット野菜の開封後は、どんどん劣化し栄養成分が減るのではとの指摘があり、開封後は袋の空気をなるべく除いて口をクリップ等でとめて冷蔵庫で保存すれば栄養成分は変らず、消費期限内はおいしく食べられるとの回答があった。
- 食材、調味料がセットになった商品(ミールキット)が販売されているが、個包装の袋ごみが多く出るため、環境に優しい商品にしてほしい。
- 生鮮野菜は虫などの対策が非常に大変であるが、サラダクラブの異物混入に対する徹底した安全管理の重要性を理解した。
- 野菜を運ぶときに品温管理を怠ると結構劣化するため、宅配サービスではカット野菜の品数が少ないと思う。
- カット野菜を使うときは、消毒のにおいが気になり必ず水で洗っていたと発言があり、カットした野菜でも生きているため呼吸していること、開封したとき呼吸したにおいを消毒くさいと感じる場合があるとコメントがあった。また、一度洗うことでシャキシャキとした食感になるため、食べる前に水で洗う人もいると回答があった。
- 虫の混入防止について、目視以外の検査は行っているのかと質問があり、製造工程において目視検査以外に様々な波長の光を使った機器を使用して検査している例があることや、先進的技術を検討していると回答があった。

〇その他の意見等
- 健康日本21で提唱している一人一日当りの野菜摂取目標量350gを目安に、キャベツを千切りにして食品保存容器に入れて冷蔵庫で保管し、毎日、朝昼晩で野菜350g食べている。
〇行政に対する意見・要望
- 消費者の間では、リスクコミュニケーションの知名度は低く意味も理解されていない。国、都道府県、市町村の消費者行政担当者に周知と機会を作るように願う。
- 米価に関する情報等もなかなか知らせてもらえないという不信感を持っている。消費者に寄り添った情報提供を願う。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428





