ハワイ諸島へ旅行される方へ(アンスリューム苗)
平成21年12月
ハワイ諸島からのアンスリューム苗はお土産にできません。
(日本向けの条件に適合したものを除く)
ハワイ諸島には日本にいない害虫(カンキツネモグリセンチュウ)が発生しているため、その害虫が寄生する恐れのあるアンスリューム属植物の苗などは日本への持ち込みが禁止されています。
なお、アメリカと日本で合意された検疫条件に適合したアンスリューム属植物の苗に限り、特別に持ち込みが可能な制度があります。
この制度を利用して携行手荷物として日本に持ち込む場合には、苗のこん包は次の条件を満たしている必要があります(図を参照)。
* 日本向け容器にこん包され、定められた封印が行われていること。
* こん包には仕向地が日本である旨の表示があること。
* こん包には輸出植物検疫の終了の表示があること。
* こん包には植物検疫証票が貼付されていること。
これらの条件すべてに適合しない場合は、ハワイ諸島の空港内で「日本向け」と表示されているものであっても日本への持ち込みは一切できません。また、日本に到着した空港で検査を受けるまで、こん包が開封されていないことも条件となります。
最近、ハワイ諸島からアメリカ本土向けに販売されているアンスリューム属植物の苗が誤って日本に持ち込まれることがあり、残念ながら廃棄処分となっていますので、ご注意下さい。
何かご不明な点がありましたら、植物防疫所までお尋ね下さい。
注意:『「個人消費用」「少量」であれば植物検疫は必要ない』と誤解されている方がいらっしゃいますが、規制品については量の多少や輸送方法、商業・個人の別を問わずすべてが植物検疫の対象となります。