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植物防疫所

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ニュージーランド産ネクタリン生果実に関する植物検疫実施細則
 
〔昭和63年11月29日 63農蚕第6884号農蚕園芸局長通達〕
 

沿革
平成10年04月01日 10農産第2747号 [一部改正]
平成25年03月07日 24消安第5664号 [一部改正]
令和03年01月12日 2消安第4283号 [一部改正]
 
 
   植物防疫法施行規則(昭和25年農林省令第73号。以下「規則」という。)別表2の付表第23のニュージーランド産のファイアブライト種、ファンタジア種及びレッドゴールド種のネクタリンの生果実(以下「生果実」という。)に係る植物検疫の実施については、平成元年12月20日農林水産省告示第1688号(以下「告示」という。)で規定するもののほか、この細則に定めるところによる。
 
 
1  くん蒸施設
   告示4の生産地における消毒のためのくん蒸施設は、次の条件を満たすものとされている。
(1) くん蒸中一定のガス濃度を保持しうる気密性を有するものであること。
(2) くん蒸施設内のガス濃度を外部から測定できる構造であること。
(3) くん蒸施設内のガス濃度を均一にする装置及び消毒終了後速やかにガスを排出する装置を有するものであること。
(4) 臭化メチルの投薬装置が設備されていること。
(5) くん蒸施設内の果実温度を外部から随時測定できる装置を有するものであること。
 
2  こん包及びこん包場所
(1) こん包
   告示6の(1)のこん包に通気孔を設ける場合は、次のいずれかの方法によるものとする。
  通気孔に網(孔の直径が 1.6ミリメートル以下のものに限る。以下同じ。)が張られているこん包を使用すること。
  生果実をこん包に収納する前にポリエチレン製等の包装材料(通気孔を設ける場合は孔の直径が 1.6ミリメートル以下のものに限る。)で包み込んでいること。
  こん包又は束ねたこん包全体を網で覆うこと。
(2) こん包場所
   告示6の(2)のこん包場所は、次の条件を満たすものとされている。
  くん蒸施設に接続して設置しており、窓等の開口部には全て網が張られている等、コドリンガの侵入を防止するための設備があること。
  消毒済み生果実の専用のこん包場所であること。
  毎年使用開始前に内部が殺虫剤で消毒されており、さらに、必要に応じ消毒が行われること。
 
3  くん蒸施設及びこん包場所の調査
(1) 植物防疫官は、告示4のくん蒸施設及び告示6の(2)のこん包場所について、それぞれ1及び2の条件を満たすものであることを確認するため、毎年、原則として、当該施設及び当該場所の使用開始前に調査を行うものとする。
ただし、植物防疫官が必要と認めたときは、使用期間中においても随時調査することができるものとする。
(2) (1)の調査は、原則として、ニュージーランド植物防疫機関(以下「NZ機関」という。)が行う日本向け生果実のくん蒸施設及びこん包場所の指定のための調査と共同して行うものとする。
(3) (1)の調査において、くん蒸施設の気密性の確認は、次のいずれかの方法により行うものとする。
  当該施設の内容積1立方メートル当たり臭化メチル10グラムを使用して空くん蒸を行い、48時間後における施設内空間の上、中、下3点のガス濃度を測定し、その平均測定値が使用量の70パーセント以上であることをもって行うこと。
  当該施設の内部の圧力をケロシン液柱50ミリメートルに上げ、5ミリメートルに下がるまでの時間が22秒以上であることをもって行うこと。
 
4  検査及び消毒の実施の確認
(1) 消毒の実施の確認
   告示5の消毒の実施の確認は、次により、原則として、NZ機関と共同して行うものとする。
  告示4に定められた薬量及び温度条件の下に所定の時間くん蒸が行われたことを確認すること。
  1回に処理する生果実の量(果実容器を含む。)が、くん蒸施設の内容積の40パーセントを超えず、かつ、積付けがガス濃度の均一化を阻害しないよう行われたことを確認すること。
  くん蒸中は常時ガスの循環が行われたことを確認すること。
(2) 輸出検査の確認
  告示5の検査の実施の確認は、生果実のこん包数の2パーセント以上について、NZ機関が行う検査に立ち会い、検疫有害動植物、特にコドリンガがないことを確認することをもって行うものとする。
  アの検査の実施の確認の結果、コドリンガが発見されたときは、コドリンガが付着した原因についてNZ機関と共同して調査し、その原因が判明するまでは以後の消毒の実施の確認を行わないものとすること。
  植物防疫官は、(1)により消毒が完全に行われたこと、及びアにより検疫有害動植物がいないことを確認したときは、植物検疫証明書の余白に氏名を付記する。
 
5  表示
   告示7の輸出植物検疫終了の表示は次の(1)の字句、仕向地の表示は次の(2)の字句によるものとし、こん包又は束ねたこん包の側面等の見やすい場所に、容易に確認できる大きさで行われるものとされている。
(1) 輸出植物検疫終了の表示
 CLEARED  BY  NZ  GOVERNMENT
(2) 仕向地の表示
 FOR  EXPORT  TO  JAPAN 
 
6  輸入検査
(1) 植物防疫官は、輸入港又は飛行場において、輸入された生果実及び添付されている植物検疫証明書を確認して輸入検査を行うものとする。
(2) 植物防疫官は、植物検疫証明書が添付されていない場合、告示5の植物防疫官による確認が行われていない場合、告示6の(3)の封印がなされていない場合、告示7の表示がなされていない場合又はこん包が破損している場合若しくは開封されている場合には、当該生果実を所有し、又は管理する者に対し、当該生果実の廃棄又は返送を指示するものとする。
(3) (1)及び(2)以外の輸入検疫の手続及び方法は、規則及び輸入植物検疫規程(昭和25年7月8日農林省告示第206号)によるものとする。
(4) 植物防疫官は、コドリンガが付着していた場合には、次の措置を講ずるものとする。
  当該生果実を所有し、又は管理する者に対し、コドリンガが付着していた荷口の全量の廃棄又は返送を指示すること。
  コドリンガが付着した原因について、NZ機関と共同して調査し、その原因が判明するまでは以後の輸入検査を中止すること。