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植物防疫所

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対米輸出うんしゅうみかんのバクテリオファージテスト実施細則

沿革
昭和43年10月9日 43農政B第1901号
昭和45年9月30日 45農政第4646号
昭和53年7月17日 53農政第4942号
対米輸出うんしゅうみかん検疫実施要領(昭和43年10月 9日付け43農政B第 345号(以下「実施要領」という。)第8に定めるバクテリオファージテストはこの実施細則により実施するものとする。


(検定果実の採取基準)
バクテリオファージテストに使用する果実は、1無病地区について栽培地番号の異なる栽培地5筆以上を無作為に抽出し、規定量を採取するものとする。


(検定液の採取)
検定液は、2の果実の全量を最小限0.5L、最大限5.0L以内の殺菌水の中で殺菌ガーゼを用いて洗滌し、夾雑物の混入が多い場合は2重の殺菌ガーゼで濾過して採取するものとする。


(検定液の濃縮)
検定液中のかんきつかいよう病菌の濃縮は、3の検定液を、大型遠心沈殿官を使用し、7 000Gで10分間遠心分離して行うものとする。


(検定区と対照区の設置)
6から9までの検定は、検定区および対照区を設定して行うものとする。
(1)検定区は、4によって得られた沈殿にジャガイモ半合成液体倍地(PS倍地)を3ml加え懸濁させたものとする。
(2)検定区は、4によって得られた沈殿にジャガイモ半合成液体倍地(PS倍地)を3ml加え懸濁させ、60℃以上の湯煎で10分間加熱したものとする。
(3)検定区および対照区は6から9までの処理を同時に同一に行なうものとする。


(バクテリオファージ添加)
5により作成した懸濁液へのバクテリオファージ添加は、バクテリオファージCP1およびCP2をそれぞれの濃度が104/mlになるように加えることにより行なうものとする。


(溶菌斑計数[Check])
溶菌斑計数は、6の懸濁液を7 000Gで5分間遠心分離後、上澄液を殺菌ペトリ皿6枚を用い1平板培養当たり正確に 0.1mlずつ取り、バクテリオファージCP1およびCP2をそれぞれの指示菌液(濃度108 /ml)2mlをそれぞれの指示菌当たり3枚に加え、これにあらかじめ溶かして50℃に保ったジャガイモ半合成寒天倍地(PSA倍地)3~5ml を加え25℃で約15時間平板培養後行なうものとする。
15時間をこえて計数する必要がある場合は、15時間をこえる時間は冷蔵庫内に保管するものとする。


(振盪培養)
7で使用しなかった6の懸濁液中のバクテリオファージの培養は、6の懸濁液を25℃で5時間、毎分150~180往復の振盪培養により行なうものとする。


(溶菌斑計数[Test])
(溶菌斑計数[Test])は、8によって振盪培養した懸濁液について、7に準じて行なうものとする。


(結果の判定)
10  バクテリオファージテストの結果判定は、[Test]の平均溶菌斑数が[Check]の平均溶菌斑数に対して20%以上増加した場合をもって、検定果実にかんきつかいよう病菌があったものと判定する。
ただし、対照区において[Test]の平均溶菌斑数が[Check]の平均溶菌斑数に対して20%以上増加した場合は、操作の誤りとみなし再検定を行なうものとする。


(合否の判定)
11  10のバクテリオファージテストに基づく検査の合否の判定は、かんきつかいよう病菌が認められた場合は、その地域を不合格とし、その年の当該地域からの輸出は認めないものとする。


(荷口の識別)
12  植物防疫官は、荷口の確認を容易にするため、箱の側面に選果場名または記号および選果実施の日付等を押印するよう輸出者を指導するものとする。