山形県酒田市
開催テーマ
「食料自給率向上について」
開催日
平成21年7月16日(木曜日)
開催場所
酒田市中央公民館 309号会議室
出席者
情報交流モニター等7名
東北農政局統計部長 江田 昇
山形農政事務所長 渡辺 巧 ほか
話題提供
「伝統野菜赤ねぎについて」 (平田赤ねぎ生産組合 後藤 博 さん)
- 「平田赤ねぎ」は、江戸時代より、地元の農家で大切に守り育てられてきた伝統野菜です。現在、農産物直売所「めんたま畑」による地場消費向けの販売と「平田赤ねぎ生産組合」による首都圏向けの販売を行っています。同生産組合では、は種から1年以上かかる従来の栽培方法を市場出荷向けに改良し、は種から1年以内での収穫を可能としています。
主な意見
情報交流モニター等(農業者)
農業の良さを十分発揮し24種類の野菜を作り学校給食へ提供する等、いろいろな活動をしています。今日は皆様との出会いを楽しみにしてきました。この交流会で得た情報を地域の仲間にも伝えていきます。生産者が「農業をやってよかった。」と思えるような経営を目指します。そして安心安全な食べ物をみなさんに供給したい。
- 「赤ネギ」は高いと言われます。機械作業である程度はできますが、一本一本人手をかけて生産しています。それを見ると消費者の方は納得してくれます。消費者の方との話し合いの場にはいつでも出て行きます。また、こちらに来ていただいて見学してもらう等、生産者、消費者の交流を増やしていくべきだと思っています。
情報交流モニター等(流通加工業者モニター)
- 5年前から市内の酒店6店で共同事業としまして、「庄内酒彩倶楽部」を立ち上げました。その中で、地域の特産品の「和なし」「ごどいも」を使ったオリジナルのワイン、焼酎を作っています。
情報交流モニター等(消費者モニター)
- 父母が米を作っています。田植えなど忙しいときには手伝いますが苗が重く、農業は大変だなと思います。山形県に住んでいるので伝統野菜が広まればいいと思います。
- 山形新聞に在来作物が掲載されていますが、食べてみたいものが買えません。中央都市圏向けに出荷しているのでしょうが、地元で食べられません。地元の消費者の口に入るように生産者の方にがんばっていただきいです。
- 農産物は、立派なものばかりでなく規格外品等を安く買いたいです。消費者と生産者とがもっと顔の見える話し合いが大事だと感じました。
- 外国産のものを食べたいわけではないです。でも地元産のものは高いので、地元のものを安く食べたいと思います。