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海外からイチジクの穂木や苗木を購入するときは注意してください!

 最近、海外からイチジクの穂木や苗木を購入すると、輸出国の植物検疫機関が発行する検査証明書(phytosanitary certificate)が添付されず、工芸品等と偽って送付されてくる事例が増えています。海外にはイチジク等の果樹類に甚大な被害を及ぼす病害虫が存在するため、日本への侵入を警戒しているところです。一旦侵入を許せば、根絶のために長い年月と多くの費用を費やすことになります。
 イチジクの穂木や苗木を購入する際には、日本の検疫条件を満たしたものが輸入されるよう以下の点にご注意願います。

1.販売者に対して、輸出国の植物検疫機関が発行する検査証明書の取得・添付ができるかどうかを確認してください。取得できない場合は購入しないでください。

2.販売者に対して、外装に「植物在中」、「植物検疫対象」、「Plant」等のラベルの添付、記載をし、中身が植物であることを明記して送付するよう依頼してください(「GIFT」等は不可)。

3.荷物がお手元に届いたら、輸入検査に合格したものか(郵便物の場合は外装に押印される植物等検査合格証印の有無)を確認してください。合格証印がない場合は、お近くの植物防疫所へご連絡ください。

 検査証明書が添付されていない、輸入検査を受けていない等、違法に輸入された植物は、植物防疫法に基づき廃棄処分となります。それだけではなく、これらの違法行為を行った者は3年以下の懲役又は300万円以下の罰金が科せられる場合があります。

 イチジクの穂木や苗木の検疫条件は、輸出国によって異なりますので、購入前に必ず植物防疫所ホームページ(輸入条件に関するデータベース)で確認するか、最寄りの植物防疫所へお問い合わせください。

説明写真_イチジク穂木梱包説明写真_イチジク穂木

                                                 虚偽の申告をして違法に輸入されたイチジク穂木