このページの本文へ移動

植物防疫所

メニュー

種苗類検査の適切な実施に向けた対応について

令和2年11月9日更新

中国産栽培用種子に対する暫定検査対応について

 検疫有害動植物であるスイカ果実汚斑細菌病菌(Acidovorax avenae subsp. citrulli)、ジャガイモやせいもウイロイド(Potato spindle tuber viroid)及びPepino mosaic virusについては、我が国への侵入・まん延を防止するため、それぞれ、植物防疫法施行規則(昭和25年農林省令第73号。以下「規則」という。)別表2の2の19項、24項及び25項に基づき、輸出国において遺伝子診断法等による検査を行い、当該検疫有害動植物に侵されていないことを確認し、検査証明書に追記することを要求しています。
 先般、この追記がされた検査証明書を添付し輸入された中国産ピーマン等種子から、ジャガイモやせいもウイロイドが検出された事例を受け、同国に対して本事例の原因究明等を要請するとともに、同様の検査の実施を求めている種子に対する暫定措置として、本年9月4日以降、輸入時に対象植物に対する遺伝子検定を実施してきたところです。
 その後、本年10月の輸入検査で中国産せいようかぼちゃ種子からスイカ果実汚斑細菌病菌が検出されたこと及び同国に対して要請している原因究明等について現時点で回答が得られていないことから、(ア)現行の規則別表2の2の19項、24項及び25項に掲げる植物の種子に対する輸入時の遺伝子検定を継続するほか、新たに同表の34項(Maize chlorotic mottle virus)、36項(Tomato brown rugose fruit virus)及び38項(Zucchini green mottle mosaic virus)に掲げる植物の種子に対しても輸入時の遺伝子検定を実施するとともに、(イ)スイカ果実汚斑細菌病菌及びジャガイモやせいもウイロイドの輸入検査での検出に係る原因究明等についての回報を同国に対し求めています。

継続される措置
(1)対象植物
 貨物、郵便物、携帯品として輸入される、規則別表2の2の19項、24項及び25項に掲げる植物の種子であって、中国において当該別表に係る植物検疫措置が実施されたもの。
(2)検査の方法
 当該検疫有害動植物を対象とした遺伝子検定の実施。
(3)期間
 令和2年9月4日から当面の間

新たに実施される措置
(1)対象植物
 貨物、郵便物、携帯品として輸入される、規則別表2の2の34項、36項及び38項に掲げる植物の種子であって、中国において当該別表に係る植物検疫措置が実施されたもの。
(2)検査の方法
 当該検疫有害動植物を対象とした遺伝子検定の実施。
(3)期間
 令和2年11月11日から当面の間


 このため、従来に比べて輸入検査に期間を要するほか、検定に必要な種子を収取しますので、ご承知おきください。

インドネシア産苗に対する暫定検査対応について

 検疫有害動植物であるバナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)については、我が国への侵入・まん延を防止するため、植物防疫法施行規則(昭和25年農林省令第73号。以下「規則」という。)別表1の2の7項に基づき、輸出国において本線虫の発生のない栽培地で栽培地検査を行い、本線虫に侵されていないことを確認し、検査証明書に追記することを要求しています。
 先般、この追記がされた検査証明書を添付し輸入されたインドネシア産アンスリューム苗から本線虫が検出された事例を受け、本線虫の寄主植物に対する暫定措置として、同国に対して本線虫の寄主植物について、確実な検疫措置の実施を要請するとともに、本年9月4日以降、輸入時に綿密な検査を実施してきたところです。
 しかしながら、本年10月の輸入検査で本線虫が再度検出されたことから、同国に対して本線虫の寄主植物に対する検査証明書の発行の一時停止を要請しました。

検査証明書発行の停止要請の内容
(1)検査証明書発行の停止要請の対象植物
 貨物、郵便物、携帯品として輸入される、規則別表1の2の7項に掲げる次の植物の地下部であって、インドネシアにおいて当該別表に係る植物検疫措置が実施されたもの。なお、水草については、地面に着生している根だけでなく、茎から生えている脇根など、水中部分に露出している根についても地下部とみなします。
 (具体的な植物)
アボカド、アヌビアス属、アンスリューム属、ウコン、エピプレムヌム・アウレウム、キルトスペルマ・シャミッソーニス、クプレッスス・マクロカルパ、オクラ、カラテア属植物、クズウコン属植物、ケロシア・ニティダ、コーヒーノキ属、ココヤシ、コショウ属、サトイモ、サトウキビ、ジャガイモ、ショウガ、ショクヨウカンナ、ダイショ、チャ、トウモロコシ、トマト、ナス、バショウ属、バンレイシ、ビンロウジュ、フィロデンドロン属、ブセファランドラ属、フダンソウ属、メキシコイトスギ、ラッカセイ(さやの無い種子を除く。)の生きた植物の地下部(食用であっても栽培ができるものは含まれます。十分肥大したビートなど地下部であっても栽培に供し得ないものは除きます。)
(2)当該植物が輸入された場合の措置
 令和2年11月11日以降の日付で発行された検査証明書が添付された対象植物が輸入された場合、輸入検査で廃棄又は返送の措置となります(令和2年11月11日より前の日付で発行された検査証明書を添付している場合は、11月11日以降に輸入されても輸入検査を受けることができます。)。
(3)当該要請の解除
 インドネシアから改善策が提示され、我が国としてインドネシアにおいて改善措置が適切に実施されたことが確認された時点で、当該要請を解除します。

こちらもご覧ください
「重要なお知らせ(インドネシアからの一部の植物の地下部(苗、根菜)の輸入停止)」

インド産苗に対する暫定検査対応について

 検疫有害動植物であるバナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)については、我が国への侵入・まん延を防止するため、植物防疫法施行規則(昭和25年農林省令第73号。以下「規則」という。)別表1の2の7項に基づき、輸出国において本線虫の発生のない栽培地で栽培地検査を行い、本線虫に侵されていないことを確認し、検査証明書に追記することを要求しています。
 先般、この追記がされた検査証明書を添付し輸入されたインド産アヌビアス属苗から本線虫が検出された事例を受け、本線虫の寄主植物に対する暫定措置として、輸入検査に当たって本年11月11日から以下の対応を実施します。
 このため、従来に比べて輸入検査に期間を要するほか、検定に必要な地下部等を収取しますので、ご承知おきください。

(1)対象植物
 貨物、郵便物、携帯品として輸入される、規則別表1の2の7項に掲げる植物の地下部であって、インドにおいて当該別表に係る植物検疫措置が実施されたもの。
(2)検査の方法
 ア  栽培の用に供する植物
 地下部の綿密な検査を行うとともに、地下部及び培養資材を対象にベルマン法を実施する。
 イ  栽培の用に供しない植物
 地下部の綿密な検査を行い、変色等の異常が認められた場合は、ベルマン法を実施する。
(3)期間
  令和2年11月11日から当面の間

輸入を計画している方へのお願い

 現在、植物防疫所において、輸入時に精密検定を実施している植物については、検定に時間を要している状況です。このため、1か月程度の検定期間を見込んだ余裕のある輸入計画の検討をお願いします。