植物検疫ギャラリー(国内での移動規制)
国内での移動規制の対象植物
|  | サツマイモ(紅イモ等)の生塊根 | 
|  | サツマイモ(紅イモ等)の生茎葉(カズラ) | 
|  | ヨウサイ(空心菜、ウンチェーバー) | 
|  | ノアサガオ(琉球アサガオ、宿根アサガオ、オーシャンブルー等を含む。) | 
|  | グンバイヒルガオ | 
|  | モミジバヒルガオ | 
|  | オオバハマアサガオ | 
|  | カンキツ類(タンカン、ポンカン、シークヮーサー(ヒラミレモン)、ミカン、レモン等)の生植物(種子及び果実を除く。)※ | 
|  | ゲッキツ(シルクジャスミン、オレンジジャスミン)の生植物 | 
|  | オオバゲッキツ(カレーリーフ)の生植物 | 
|  | オオバゲッキツ(カレーリーフ)の生茎葉 | 
|  | イチジクの生植物 | 
|  | ミクロシトラス・アウストララシカ(フィンガーライム、ブッシュキャビア、キャビアライム)の生植物
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    ※生植物とは苗木、穂木、生茎葉をいい、種子、生果実、乾燥した植物を除きます。
国内での移動規制の対象病害虫
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 アリモドキゾウムシ(幼虫)によるサツマイモの被害 | 〔和名〕 アリモドキゾウムシ 〔学名〕 Cylas formicarius 〔英名〕 Sweet potato weevil 〔体長〕 6 ~ 7mm 〔解説〕 熱帯、亜熱帯を中心に世界各地のサツマイモ栽培地域にいるサツマイモの害虫です。日本ではトカラ列島(鹿児島県)以南の南西諸島(久米島等を除く)と小笠原諸島(東京都)で発生が確認されています。サツマイモが幼虫に食害されると、異臭と苦味が出て、食用はもちろんのこと、飼料としても用いることができなくなります。 | 
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 イモゾウムシ(幼虫)によるサツマイモの被害 | 〔和名〕 イモゾウムシ 〔学名〕 Euscepes postfasciatus 〔英名〕 West Indian sweet potato weevil 〔体長〕 3 ~ 4mm 〔解説〕 中国、アメリカ、中南米、太平洋の島々にいるサツマイモの害虫です。日本では宝島(鹿児島県トカラ列島)以南の南西諸島、小笠原諸島(東京都)だけで発生が確認されています。アリモドキゾウムシと同様に、サツマイモが幼虫に食害されると異臭と苦味が出て、食用や飼料用に用いることができなくなります。 | 
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 サツマイモノメイガ(幼虫)に食害されたサツマイモの茎 | 〔和名〕 サツマイモノメイガ 〔学名〕 Omphisa anastomosalis 〔英名〕 Sweet potato stem borer 〔体長〕 12 ~ 15mm 〔解説〕 熱帯、亜熱帯にいるサツマイモの害虫です。日本ではトカラ列島(鹿児島県)以南の南西諸島で発生が確認されています。幼虫が茎の中へ入って、空洞を作りながら地際部に向かって食害するために、被害を受けた茎が枯れ、サツマイモの生長が著しく悪くなります。 | 
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 写真左:罹病樹、写真右:健全樹  
 カンキツグリーニング病感染樹の葉及び果実の病徴 | 〔和名〕 カンキツグリーニング病菌 〔英名〕 Citrus greening disease (Citrus Huanglongbing) 〔解説〕 アジア、アフリカ、アメリカ、中南米、パプアニューギニアで発生している細菌によるカンキツ類の病気で、接ぎ木やミカンキジラミによって病気がうつります。日本では沖縄県、並びに沖永良部島及び与論島(鹿児島県)で発生が確認されています。感染した樹は、葉が黄色くなったり小さくなったりして、やがて衰弱して枯れてしまいます。果実が大きくならず緑色のままになることから、カンキツグリーニング病と呼ばれています。 | 
|  | 〔和名〕 ミカンキジラミ 〔学名〕 Diaphorina citri 〔英名〕 Asian citrus psyllid 〔体長〕 2.5 ~ 3mm 〔解説〕 日本では奄美大島(鹿児島県)以南で発生が確認されています。カンキツグリーニング病の病原細菌を媒介する昆虫です。カンキツグリーニング病が日本に発生してからは、その媒介昆虫として重要視されるようになりました。カンキツ類の他、ゲッキツに好んで寄生します。 | 
|  | 〔和名〕 アフリカマイマイ 〔学名〕 Achatina fulica 〔英名〕 East African Land Snail 〔体長〕 殻高10 cm(成貝) 〔解説〕 熱帯・亜熱帯地方に分布している大型のカタツムリで、日本では小笠原諸島(東京都)と奄美群島(鹿児島県)以南の南西諸島で発生が確認されています。野菜類をはじめ多くの農作物を食害し、著しい被害を与える農業害虫です。 |