令和元年度消費者団体等との意見交換会(愛媛県)の概要
中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を松山市で開催しました。 |
1. 開催日時、場所
令和元年9月19日(木曜日) 13時30分~15時50分
松山地方合同庁舎6階共用会議室
2. 中国四国農政局からの情報提供
(1)令和2年度農林水産関係予算概算要求等について
(2)農産物のブランド化や付加価値向上の取組について
(3)農薬の役割と安全性の確保について
3. 出席者(順不同、敬称略)
- 愛媛県漁協女性部連合会
- 公益社団法人 愛媛県栄養士会
- 松山消費者四つ葉グループ
- 愛媛県生活協同組合連合会
- 愛媛県食生活改善推進連絡協議会
消費者団体等 | 5名 |
農政局 | 4名 |
出席者計 | 9名 |
4. 出席者からの主な意見・要望・質問等
- 農薬について、コマツナ等を家庭菜園で作っているが、気が付いたら虫に食べられて、芯ばかりになっている。市販の農薬で防除をするが、その農薬を散布したコマツナ等は、散布してからどのぐらいの期間、食べてはいけないのかを知りたい。
- 一部の殺虫剤について、ヨーロッパでは使用を規制する動きがある一方、日本では使用量の増加や使用基準が緩和されているとの話を聞いている。今回の農薬取締法の改正により、再評価制度が導入されたことから、有害な物と判断されれば、改善されて行くものと考えているが、その辺りの実態を教えて欲しい。
- ゲノム編集食品について、近いうちに出回るのではないかと言われている。技術的な詳細は分からないが、消費者にとっては、本当に大丈夫なのかという漠然とした不安がある。
- 豚コレラの感染豚の殺処分にはいつも心が痛んでおり、飼育場所以外の近隣の豚まで全頭殺処分されているが、そこまでしなければならないのか。
- ニワトリを狭いスペースで飼うことは、虐待のようで問題だと聞いたことがある。急には無理かもしれないが、タマゴを産む場所を工夫するなど、少しずつでもニワトリたちの環境を変えることを考えて欲しい。
- 和食の献立としては、ご飯と味噌汁とメインとなる主菜に副菜が付けば、一番栄養バランスが取れていることから、給食でもご飯をメインにおかずを組み立てることにより、子どもたちも、一汁三菜の見た目のビジュアルを覚えるのではないか。また、子どもたちが大きくなって一人暮らしを始めた時に、何が揃っていれば良い食事になるのかは、「給食に出ていたような物を食べて下さい」と言えば分かりやすいのではないか。
- 給食に牛乳は付いているが、味噌汁とご飯に牛乳は合わないという人がおり、どうしても和食から牛乳は削られがちであるが、栄養素的な面からは和食に牛乳も入れて欲しい。
- 当団体では、県と連携し、一般の消費者や子どもたちを対象に、地引き網と魚を食べてもらう漁村ツアー体験イベントを実施した。当日は、参加者が多く、料理も多くの種類を作ったが、あっという間に食べる物が無くなり、小さな子どもたちが、こんなに魚を食べたのは初めてだとの感想があるなど大変盛況であった。
- 災害時の食料支援について、避難所に最初に到着するのは菓子パンやおにぎり等であるが、おにぎりは日持ちがせず、また、災害支援の食料には味の濃い物や堅い物が多いことから、避難所では、高齢者や乳幼児、アレルギーのある者への対応が難しい状況にある。
- 家庭での食料品備蓄について、野菜が足りなくなるとビタミンが欠乏し、口内炎や皮膚疾患の発症など、抵抗力・免疫力が下がることから、ビタミンを添加した長期保存が可能な野菜ジュースや水が使えれば戻して利用できる乾燥野菜についても薦めて欲しい。また、災害時のミルクについては、水が思うように使うことができず、哺乳瓶の消毒も難しいことから、支援の際には、直ぐに飲むことができる液体ミルクにして欲しい。
- 災害時に備えた家庭での備蓄について、ラジオやサランラップ等が必要であると言われても、実際、避難袋(リュックサック)に水やジュース、直ぐに食べられる物を入れると、その他の荷物は入らない。また、お年寄りは、重い物を持つことができない。
5. その他(意見交換会写真等)
![]() (農政局からの説明) |
![]() (意見交換会の様子) |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428
FAX番号:086-224-4530