令和元年度消費者団体等との意見交換会(香川県)の概要
中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を高松市で開催しました。 |
1. 開催日時、場所
令和2年1月16日(木曜日) 13時30分~16時00分
高松サンポート合同庁舎南館5階南501会議室
2. 中国四国農政局からの情報提供
(1)令和2年度農林水産関係予算等について
(2)農産物のブランド化や付加価値向上の取組について
(3)農薬の役割と安全性の確保について
3. 出席者(順不同、敬称略)
- 高松市婦人団体連絡協議会
- 香川県漁協女性部連合会
- 香川県消費者団体連絡協議会
- 香川県食生活改善推進連絡協議会
- 一般社団法人 香川県婦人団体連絡協議会
- 公益財団法人 香川県学校給食会
- 香川県生活協同組合連合会
- 高松市消費者団体連絡協議会
- 公益社団法人 香川県栄養士会
消費者団体等 | 9名 |
農政局 | 4名 |
出席者計 | 13名 |
4. 出席者からの主な意見・要望・質問等
- 食事をする時は、1品だけを食べるということはなく、10品、20品の食品を組み合わせることから、残留農薬が多い食品ばかりを合わせて食事を作った場合は、危険度が高くなるのではないかと心配している。
- 大店舗やチェーンストアにも産直の商品コーナーがあるが、そこで扱う商品の残留農薬検査はどのように行われているのか。
- 海苔養殖では、現在、病気を抑えるための酸処理を行っているが、水産業関係の農薬に関するデータや取り締まる法律があるのか。
- 農薬や除草剤がいとも簡単に手に入り、また、いかにも無害であるというような認識で、安易に使用されている状況にあると感じている。環境への負荷もあるが、人体に対して影響する物質もあるので、もう少し慎重に使用するよう情報提供を行って欲しい。
- 今後、大規模な農家が大きな区画で効率化を図って行くこととなると、農薬の散布も無人のヘリコプター等で行うことが考えられるが、もう少し原点に戻って、自然に優しい、環境に優しい農法についても研究して欲しい。
- 当団体では、組合員から安心・安全な商品の希望が多くあり、産直で、減農薬・減化学肥料の農産物をできるだけ取り扱えるよう、栽培も含め産地の協力をいただきながら進めているが、ここ何年、天候不順に悩まされており、病害虫を防ぐのが難しいということで特別栽培から慣行栽培になった作物もある。
- CSFや鳥インフルエンザが発生した場合には、必ず全て殺処分をしているが、可哀想である。肉を食べた場合、身体に悪い影響があるのか。
- 遺伝子組換え食品やゲノム編集技術応用食品について、日本でも研究・開発が進んでいると聞いているが、何か自然に逆らうような感じがしており、将来的に本当に良いことなのか不安がある。
- 当団体では、地産地消の観点から、米粉パンを学校給食で提供しており、子どもたちにも大人気であるが、県内の米粉用米の生産者が減少し、米粉が不足している状況にある。せっかく米粉を使った商品が普及し、浸透しているのにもかかわらず、生産者がいなくなり、止めざるを得ないとなると、子どもたちが可哀想であることから、何とか供給を継続したいと考えている。
- 当団体では、文化祭用に地産地消を考慮した様々な物を仕入れているが、今まで仕入れていた生産者のほとんどが高齢になり、ミカンやカキを穫りに行けない状況となっている。若い者が引き継いでいるところは、やはり良い物を育てているが、価格も高く、文化祭には使えない状況にある。
- 大規模化に必要な圃場整備は予算化されており、早期に圃場整備やパイプライン化を行えば、生産者が高齢化しても、会社組織が生産を担うことにより、耕作放棄地は減少するものと考えているので今後も進めていただきたい。
- 鳥獣対策として、ICTを活用したスマート捕獲があるが、どのような内容なのか教えて欲しい。
5. その他(意見交換会写真等)
![]() (農政局からの説明) |
![]() (意見交換会の様子) |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428
FAX番号:086-224-4530