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中国四国農政局

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    令和3年度消費者団体等との意見交換会(鳥取県)の概要

    中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を鳥取市で開催しました。
    概要については、以下のとおりです。

    1. 開催日時、場所

    令和3年11月9日(火曜日) 13時30分~15時35分
    鳥取第1地方合同庁舎 5階会議室

    2. 中国四国農政局からの情報提供

    (1)第4次食育推進基本計画について
    (2)みどりの食料システム戦略について

    3. 出席者(順不同、敬称略)

    • 鳥取ずいせん生産組合
    • 特定非営利活動法人 コミュニティネット山陰
    • とっとり県消費者の会
    • 鳥取県生活協同組合連合会
    • 安全食品を守る会
    • JAとっとり女性協議会
    • 鳥取県食生活改善推進員連絡協議会
    • 鳥取市連合婦人会
    • 鳥取県連合婦人会
    消費者団体等 9名
    農政局 7名
    出席者計 16名

    4. 出席者からの主な意見・要望・質問等

    • 当団体はSDGsを念頭に地域の消費生活環境の改善、エシカル消費、地産地消、食品ロス問題など、環境にやさしいライフスタイルを提案する活動を行っている。持続可能的な社会を構成するためには、消費者が社会問題や世界情勢への影響を考慮した消費行動で、社会をリードしていくことが必要と考えている。
    • コロナ禍のため視察等で遠くへ出かけらず、この機会に地元を知るということで、鳥取県の椎茸料理の講習会に参加したり、地元生産者の見学を行ったりしている。また、今年に入ってから、JAの女性会や生産者の方と会う機会があり、曲がったキュウリや大根、ちょっと虫食いの葉物野菜などが消費者の手に渡るようにできないものか等の意見交換を行った。
    • エシカル消費とSDGsについて、言葉は浸透してきているが、具体的に何をするのかを知ってもらうことが大切と考えている。
    • 生産者がしっかりと安心・安全な商品を作り、生産者と組合員が繋がることで、双方の信用に繋がる。
    • 当組合は、以前からエシカル商品について企画をしており、それを利用することで持続可能な社会を作っていきましょうという活動を進めている。若い方も含めて積極的に説明し、子育て層から高齢者の方までサポートしている。
    • 有機農産物といっても、中身も外見も良くないと消費者に手に取っていただけないので、みんなで申し合わせをして、見た目にもきれいな物を出荷している。
    • みどりの食料システム戦略の中に、2040年までに次世代有機農業に関する技術の確立とあるが、その土地にあったやり方を突き詰めていかないと良い作物はできない。また、できた作物をどうやって消費者に届けるかということがとても難しい。
    • 2050年までに有機農業を耕地面積の25%に拡大するということが戦略の中にあるが、現在は0.5%であり、それをどうやって25%にするのか。千葉県いすみ市のように、有機栽培でできた物をすべて買い取るといった道筋がないと、有機農業を増やすことは難しい。
    • 環境と食は一体のものである。日本の主食であるお米ほどすばらしいものはないと思うが、米の作付面積は減少し、生産量も700万トンを下回ろうとしている。
    • 今の若い方は加工食品に頼っており、加工食品の多くは外国産の原料を使っている。国は消費者に国産のものを届けられるようなことを考えていかないと、日本食文化は廃れていく。
    • 農業者の高齢化と重労働に対して、機械化が求められるが機械が高価である、さらにお米は低価格で後継者は減る一方である。どうしても経営には資金が必要であり、安定した食料生産のために、もっと国、県、市町等が関わっていただきたい。
    • 農業の担い手が、高齢化で少なくなっている。機械も高価で、機械が故障したら農業を辞めようと考えている農業者もいると聞く。農業ができなくなった所に、異業種の牧場とか印刷会社が農業に参入されたという話を聞いたが、国の施策の方向性なのか。
    • 第4次食育推進基本計画には、子どもたちの正しい食習慣、薄味の実行、カルシウムの摂取、高齢者の低栄養問題等、私たちの求めていることがほとんど書き込まれている。これを実行に移して、みんなが幸せになって欲しいと思っている。
    • 食を大切にする心やゴミを少なくする社会作りを意識して、幼児を対象に子どもたち参加型の紙芝居・寸劇を行い、楽しんで学ぶ活動をしている。遊びの中で食材に触れたり、食材の命が自分の命につながることを分かってほしいと思っている。
    • 食べ残しについて、ドギーバッグの普及を進めて行かなければならないと思っており、事業者との話もできたらと考えている。

    5. その他(意見交換会写真等)

    意見交換会の様子
    (意見交換会の様子)
    消費者団体の皆様
    (消費者団体の皆様)
    有機農業生産者平木様による話題提供(枠内は生産された有機農産物)
    (有機農業生産者 平木様による話題提供
    /枠内は生産された有機野菜)

    お問合せ先

    消費・安全部消費生活課
    代表:086-224-4511(内線2322)
    ダイヤルイン:086-224-9428
    FAX番号:086-224-4530

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