令和5年度消費者団体等との意見交換会(島根県)の概要
中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を松江市で開催しました。 |
1. 開催日時、場所
令和5年8月8日(火曜日) 13時30分~15時30分
中国四国農政局島根県拠点別館3階会議室
2.中国四国農政局からの情報提供
(1)遺伝子組換え表示制度の改正について
(2)食品ロス削減について
3. 出席者(順不同、敬称略)
- 株式会社みしまや(食品ロス削減取組事業者)
- NPO法人フードバンクしまねあったか元気便(食品ロス削減取組事業者)
- 松江市連合婦人会
- 松江市消費者問題研究会
- 公益社団法人 島根県栄養士会
- 公益財団法人 島根県学校給食会
- 島根県食生活改善推進協議会
- 島根県生活協同組合連合会
出席者計 | 15名 |
食品ロス削減取組事業者 | 3名 |
消費者団体等 | 6名 |
農政局 | 6名 |
4. 団体からの取組紹介
(1)株式会社みしまや
弊社では、食品ロス削減の具体的取組として、「てまえどり※」「値引きのタイミングの見直し」「社会福祉協議会への寄付」「訳アリ商品の販売」「低利用魚使用の加工品販売」に取り組んでいる。今後も食品ロス削減について消費者の理解を得ながら引き続き取り組んで行きたい。
※「てまえどり」とは消費者の日頃の買物の中で、購入してすぐに食べる場合に、商品棚の手前にある商品等、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶこと。販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減する効果が期待される。
(2)NPO法人フードバンクしまねあったか元気便
当法人は、就学援助世帯及び生活困窮世帯の子供達と家族への食品提供に特化し取組んでいる。支援者の8割が1人親、母子家庭であるため、元気と安心を届けて親の孤立への対策、その取り組みを支える輪を広げ、困った時はお互いさまの気持ちで地域の子供たちにみんなで街づくりの和を広げようと取組んでいる。
具体的には、松江市内の市民、企業、団体の皆さまよりお米を中心とした食品やお金を寄付していただき「修学援助世帯」の子供と家族へ年4回食品江尾無償でお届けしている。
他に、親子のイベント等の活動も行っている。
以下、フードバンクしまねあったか元気便の取組概略図
出典:フードバンクしまねあったか元気便
6. 出席者からの主な意見等
- 遺伝子組換え表示制度については、消費者にとって分かりやすく明確になっていて歓迎。
- 給食用卸では冷凍食品主体で食材廃棄は多くはないが、冷凍食品もフードバンクに寄付するためにどのような協力ができるのかを考えたい。
- 低利用魚を使用した加工品について、店頭で試食ができると嬉しい。食べて体験してみたい。
- フードバンクの取組は、小中学校のお子さんたち中心に取り組んでいるが、幼稚園、高校生及び大学生にも支援いただきたい。特に大学生はコロナの間、特にバイトもできず、食べる物に困った、卵も買えない大学生にも援助の手を差し伸べてほしい。
- 買物に頻繁に行けない方にとっては、「てまえどり」といってもその日に全部食べられるわけではなく、賞味期限の長い食品をまとめ買いする以外にない。
- 消費者それぞれいろんな立ち位置の方がいるので、全ての方に「てまえどり」できるものではないと言う事を知ってほしい。
- 「てまえどり」の取組は、皆さんにご協力いただくことしかできないと思う。
- 「てまえどり」とは小売段階で食品ロスを減らそうとする取組で、消費者が頻繫に買い物に行けない場合、賞味期限の近いものを買うと、結局、期間内に食べきれず、消費者段階での食品ロスにつながってしまう。
- 「てまえどり」はいろんな立場のひとがいるので、すぐ食べるなら「てまえどり」ということではないか。
7. その他(意見交換会写真等)
![]() 意見交換会の様子(ア) |
![]() 意見交換会の様子(イ) |
![]() 食品ロス削減に取組む株式会社みしまや 錦織様による事例紹介 |
![]() 食品ロス削減について取組むNPO法人 フードバンクしまねあったか元気 大木様による取組紹介 |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428