令和5年度消費者団体等との意見交換会(徳島県)の概要
中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を徳島市で開催しました。 |
1. 開催日時、場所
令和5年10月30日(月曜日) 13時30分~15時30分
中国四国農政局徳島県拠点2階会議室
2.行政からの情報提供
(1)食品ロス削減取組説明及び容器包装事例の紹介について
(2)食品ロス削減~消費者庁新未来創造戦略本部の取組について~
3. 出席者(順不同、敬称略)
- 株式会社キョーエイ(食品ロス削減取組事業者)
- 市岡製菓株式会社(食品ロス削減取組事業者)
- 公益財団法人 徳島県老人クラブ連合会
- 徳島県生活学校連絡会
- 公益社団法人 徳島県栄養士会
- 特定非営利活動法人 徳島県消費者協会
- JA徳島女性組織協議会
- 一般財団法人 徳島県婦人団体連合会
- 消費者庁新未来創造戦略本部
出席者計 | 16名 |
食品ロス削減取組事業者 | 2名 |
消費者団体等 | 6名 |
消費者庁 | 1名 |
農政局 | 7名 |
4. 消費者庁からの取組紹介
消費者庁からは、消費者や家庭向けに食品ロスの問題や、外食時、家庭での食品ロスを減らすための情報発信している食品ロス削減の特設サイト「めざせ!食品ロス・ゼロ」の紹介、新未来創造戦略本部が食品ロス削減に向けた効率的な普及啓発を行うため実証調査や啓発モデル事業の概要や、啓発資材の紹介、普及啓発の促進に向けた人材育成。「めざせ!食品ロスゼロ」川柳コンテスト。
5.団体からの取組紹介
(1) 株式会社キョーエイ
障碍者福祉施設と連携し、行っているエコ活動「はっぴぃエコプラザ」を活用したフードバンクの取組・子ども食堂への提供及び課題、移動スーパーを利用した高齢の方等地域の見守りなど。
(2) 市岡製菓株式会社
商品の返品が発生するサービスエリアなど消化仕入方式への対応・対策、地域農家の課題であった規格外品のなると金時の再利用や、日本の食料問題に起因した「コオロギクッキーの開発」やSDGsを意識した商品開発など。
6.出席者からの主な意見・要望・質問等
- 会報誌で、SDGsの中で、食品ロス削減について、紹介している。また、エシカル消費の研修会でも食品ロス削減の啓発を行った。
- こども食堂ネットワークに参加しており、フードドライブを通じ、食料を届けている。マンパワーが不足しており、月1回30世帯しか食料提供ができない。国から提供された米は大変助かっている。意見交換会を通じ、地元の企業と繋がることは新鮮でありがたい。
- 賞味期限が延びていることは、備蓄(ローリングストック)の管理がやりやすくなる。
- ホテルに食べきりについて、取り組んでいる。信州では、イナゴの佃煮があるし、コオロギは本当にいいと思う。コオロギでPRも一つしていいのではないか。
- 協会では、10月の食品ロス削減月間に各地域のスーパーや産直市で、食品ロス削減キャンペーンし、グッズやチラシを配布している。
- 県民を対象に消費者大学校で、エシカル消費についての講座を行っており、SDGsや食品ロス削減についても、講演している。
- 総会など参加者が集まる機会を通じ、各家庭にある余剰商品や食べきれないと思うもの又生産しているお米などをフードバンクに提供している。
- 買物に行く前はかならず冷蔵庫の中をチェック、買物に行ったらかならず新しい物じゃなくてすぐに使う物であれば賞味期限が近い物を買うように、それから残った材料や冷蔵庫にあったものでこんなものができたということの情報交換を行っている。
- 残った料理に次の日に卵でとじるなど、ひと手間加えると味わいが変わり食べることができる。
- 野菜売り場に鮮度保持のために専用の制度保持袋と野菜を一緒に置いて販売するのはできないのですか。
- 曲がったキュウリや変な形の人参などの規格外の野菜を置くコーナーがあるといい。
- 働いている人のために夜遅くまで商品が並んでいるのはありがたい。
- 「とくし丸」は、山間部に関して、事業者の努力だけでは無理で、自治体等の協力がないとどうしても行けない所がある。
日本の消費者が結構厳しいハードルをかしているそのハードルを下げていただきたい。食品ロスを削減するには、冷凍のアイテムを開発することも対応策のひとつ。
7.その他(意見交換会写真等)
![]() 意見交換会の様子 |
![]() 食品ロス削減について消費者庁新未来 創造戦略本部伊藤様による取組紹介 |
![]() 食品ロス削減に取り組むキョーエイグループ 株式会社寶積運輸佐藤様による事例紹介 |
![]() 食品ロス削減について取組む市岡製菓 株式会社市岡様による取組紹介 |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428