令和7年度消費者団体等との意見交換会(岡山)の概要
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中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を岡山市で開催しました。 |
1. 開催日時、場所
令和7年6月26日(木曜日) 13時30分~15時30分
岡山第2合同庁舎10階 第10-AB会議室
2. 出席者(順不同、敬称略)
- 岡山県消費者団体連絡協議会兼任岡山県生活協同組合連合会
- 公益社団法人 岡山県栄養士会
- 公益財団法人 岡山県学校給食会
- 岡山県栄養改善協議会
- JA岡山県女性組織協議会
- 株式会社サラダクラブ
| 出席者計 | 14名 |
| 消費者団体等 | 5名 |
| カット野菜製造販売業者 | 1名 |
| 農政局 | 8名 |
3.テーマ
食品安全~加工野菜の衛生管理について~
4.農政局からの情報提供
食品の安全について~野菜の衛生管理~
5.事業者からの取組紹介
株式会社サラダクラブ「食品の安全性について~カット野菜(パッケージサラダ)の衛生管理~」
株式会社サラダクラブは、1999年に設立。マヨネーズドレッシングの利用機会を高めるためカット野菜の製造販売等を展開し、国内シェアは20%。キャベツを年間で最も使用する企業になり、全国11工場で国際規格FSSC22000を取得し、岡山県には真庭工場がある。
サステナビリティの取組では、使用しない外葉や芯を肥料、飼料に変え、契約産地等で使用してもらう循環型農業を進めている。野菜未利用部有効活用率100%を実現している。
〇カット野菜(パッケージサラダ)について
当社ではパッケージサラダという名称を用い、「野菜などを食べやすくカットし、鮮度を保持するようにパックされている、洗わずにそのまま食べられるサラダのこと」と定義し、千切りキャベツを主に使用したサラダや、レタスとスプラウト等の多品種ミックス商品を製造販売している。
〇カット野菜の衛生管理と製造工程について
各作業工程を仕分けして重要点を管理するHACCPの仕組みを取り入れ、重要管理点として金属検出機の検査、刃物の点検、一般衛生管理の項目として機械や備品及びエプロン等の殺菌、異物検査及び従業員教育管理についてチェックと記録を行っている。
具体的に、カット野菜の製造工程の流れを紹介する。
【不可食部除去と洗浄】虫を人の目で葉一枚一枚検査し除去後、水流で異物を除去。
【スライス】刃の状態が悪いと切断面が荒れ保存時に変色しやすくなるため、刃は毎日手入れしている。
【殺菌・洗浄】次亜塩素酸ナトリウムより殺菌効果の高い弱酸性の次亜塩素酸水を使用。
【金属検知機】包装した商品全てを探知機に通し、刃こぼれ等を除去。検出品は廃棄。
【独自製法】葉の状態でしっかり洗浄し、千切り後やさしく洗浄する「野菜にやさしい製法」を開発し、消費期限を加工日プラス5日間にした。また窒素、二酸化炭素を封入することで野菜の変色を抑制する「鮮度長持ち製法」を使用。
〇フードチェーン管理(原料、物流)について
国内約400の契約産地から調達する野菜の品位を工場で評価し、優秀な生産者を表彰するイベントを行うことで、生産者への感謝を伝え、継続的な関係づくりを構築している。物流については、委託先との契約、定期的なコミュニケーション、監査及び抜き取り確認を実施している。販売店舗の巡回時には、当社の社員が温度計を持ち陳列時の温度を確認しながら店舗担当者に声かけをするなど、関係者とのコミュニケーションを大事にしている。
〇よくあるお問合せについて
栄養成分が流出しているのではないかという質問には、家庭の水洗いと同程度の流出であることを丁寧に説明。保存料を使用しているのではという問いには、野菜に付着している雑菌を殺菌料で洗浄後、冷水でよくすすぐことで残留濃度は水道水以下になることを説明。
今後も機会ある毎に説明をし、正直な物づくりを第一に継続していきたい。
6.出席者からの主な意見・要望・質問等
〇カット野菜や原料野菜等に関する質問、意見等
- キャベツの生産量と価格の変動に対しどのような工夫をされているのかという問いに、サラダクラブは、安値の状況では契約産地が圃場廃棄をしなくてすむよう商品の増量で対応し、高値のときは苦肉の策で減量をした。量の調整は、包材の表示を工夫することで対応。最終的には関係者で努力をしながら消費者にご理解をいただき少し値上げになると回答。
- 当団体は、外国産原料を仕入れる場合、栄養士等現場の理解を得るため検査結果と現地の写真や現地に視察に行った人の話を聞くなど、確認を行っている。
- 学校給食の現場を見学したとき、農家から持ち込まれた野菜が土付きか否かによって搬入口を分ける管理をされていて、食品の衛生管理は一番大事であると感じた。
- 二人暮らしにはカット野菜は便利だが、日持ちがしないし、2~3日経つと割引価格になり少し引っかかるところもある。
- サラダクラブはレベルの高いカット野菜の衛生管理をされているので安心できた。
- 生産者、製造者、流通段階の関係者、消費者といった様々な方たちとコミュニケーションを取れる状態にすることが大事であると思った。
- 野菜摂取量の目標値は350gだが、国が公表する野菜平均摂取量が年々下がり256gになっている。朝食を食べない小学生もいるため、若い母親にカット野菜を使った簡単な料理を勧める活動をしている。
〇その他の質問・意見等
- パック詰めの生シイタケは洗ったほうがよいのかという問いに、美味しさを求めるなら原木シイタケ、菌床シイタケのどちらも洗わなくてよいという意見、原木は洗ったほうがよいが、菌床は工場で丁寧に管理されているメーカーであれば洗わなくてよいという意見があった。《参考》生シイタケは、加熱して食べる食品であるため、加熱調理をすれば食中毒菌やウイルスはやっつけられる。
- 紅麴を使った味噌は食べてもよいかという問いに、紅麴自体は全く問題ないので、それを使った味噌も問題なく食べられると回答。
〇行政に対する意見・要望
- 国は自治体に有機野菜を活用するよう有機野菜の日(12月8日)の取組を推進していたが、目立った成果がなかったように思う。もっと有機野菜の価値を目に見える形にしてPRしてほしい。
6.その他(意見交換会写真等)
![]() 意見交換会の様子 |
![]() 意見交換会の様子 |
![]() 株式会社サラダクラブ 加瀬様による事例紹介 |
![]() 意見交換の様子 |
![]() 意見交換の様子 |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428









