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中国四国農政局

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令和7年度消費者団体等との意見交換会(愛媛)の概要

中国四国農政局では、消費者団体等との意見交換会を松山市で開催しました。
概要についてお知らせします。

1. 開催日時、場所

令和7年7月18日(金曜日) 13時30分~15時30分
松山地方合同庁舎 4階 統計集計室

2. 出席者(順不同、敬称略)

  • 愛媛県漁協女性部連合会
  • 愛媛県食生活改善推進連絡協議会
  • 愛媛県生活協同組合連合会
  • 生活協同組合コープえひめ
  • 愛媛県農山漁村生活研究協議会
  • 松山消費者四つ葉グループ
  • 株式会社フジ
出席者計  17名
  消費者団体等    6名
  カット野菜製造販売業者    3名
  農政局    8名

3.テーマ

食品安全~加工野菜の衛生管理について~

4.農政局からの情報提供

食品の安全について~野菜の衛生管理~

5.事業者からの取組紹介

株式会社フジ  松山デリカプロセスセンター
「食品の安全性について~カット野菜の衛生管理~」

   2024年3月に合併した新生株式会社フジは、愛媛県で設立されてから58年目を迎える。松山デリカプロセスセンター(PC)は、1979年フジ食品センターから始まり、現在はデリカ部門でお惣菜等を製造し、青果部門ではカット野菜等を主に製造している。

  • 食品安全・品質方針について
       2022年、当PCは食品安全システム認証の国際規格であるFSSC22000(注1)を認証取得した。また、食品の安全と安心を最優先にした商品づくりを基本理念とした「食品安全・品質方針」を定め取り組んでいる。
  • 入場手順について(前提条件プログラム)
       従業員は、毎日のどの痛みや下痢の症状などのチェックシートで健康状態を確認し、毎月1回検便を行うことで、PC内に細菌やウイルスの持ち込みを防止している。次に、ブラシ掛け、眉毛取り、エアーシャワー、ローラー掛け、2度の手洗いを経て作業を開始する。
  • カット野菜の製造工程について(例:千切りキャベツライン)
    入荷・冷蔵保管
       契約産地や市場より入荷された野菜は適切な冷蔵温度で保管。
    不可食部除去・殺菌
       不可食部を除去しながら、電解次亜水(注2)による漬け込み殺菌を行う。
    スライス
       切り残しが混じることがないようスライサーの刃を毎日手入れする。
    殺菌・洗浄
       電解次亜水を使用。殺菌水濃度管理システムで塩素濃度を一元管理。
       殺菌後は、冷水でのすすぎと脱水。
    金属検知機
       包装した商品は全品金属探知機を通し、刃こぼれ等の金属異物を自動で除去。
    値付・出荷
       値付後は従業員が目視で検品。異物混入等、異常品がないことを改めて確認。
  • 食品安全への取組(三つの要素)
    一つ目は、衛生管
       作業者、清掃・洗浄・殺菌工程、設備等、空気・水・エネルギー、廃棄物・汚水処理、作業場の区分け及び有害生物の対策における衛生管理を行っている。
    二つ目は、工程管理
       フローダイアグラム(製造工程図)を正確かつ綿密に作成し、ハザードとその管理方法が一目でわかるハザード管理プランを定めている。
    三つ目は、リスクと対
       食品安全目標達成の阻害要因(リスク)を分析し、排除するための対策を打つことが大切である。

   その他、低温保管が必要な商品を適切な温度を保ったまま運ぶ物流の仕組みであるコールドチェーンを確立するため、業務委託先とのコミュニケーションを密にし、温度管理に努めている。
安全・安心と美味しさが両立できるところを目指し、これからも取組を進めていく。

注1:「FSSC22000」とは、食品の安全性を確保するための国際的な基準として、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)によって承認された国際認証規格。
注2:「電解次亜水」とは、水と塩と電気から作られる殺菌液。炭酸ガスを添加(pH5.5程度)して使用。次亜塩素酸ナトリウムの希釈液と同等の殺菌効果があると認められている。

6.出席者からの主な意見・要望・質問等   

〇カット野菜や原料野菜等に関する質問、意見等

  • キャベツが高値の時期にカット野菜を使い始めた人が多く、使ってみると思った以上ににおいがなく新鮮と感じた人がいた。一方、使ったことがない人は消毒等見えない何かが気になるようだ。今回説明を聞いてカット野菜を見直したので伝えていきたい。
  • 事業者より、カット野菜の消毒のにおいについては、殺菌後、冷水ですすぎ、脱水をしてにおいを抑えるように取り組んでいると説明があった。
  • カット野菜など食の簡便化が進む一方で、本来の農作物の姿を見失わないためには、消費者への食育が重要だと思う。
  • 野菜生産者にとって今年の暑さは何を栽培すれば良いか困った。水、病虫害防除、収穫後の低温保管など目を配りながら栽培している。
  • 土付きの野菜は、ジャガイモやごぼうなど常温で保管できるものは土付きのままで良いが、冷蔵庫で保管する場合は、洗ったほうが品質も良いと思う。
  • 美味しさの研究についての質問には、事業者から鮮度が大事であることとスライサーの刃の切れ味で鮮度が違ってくるため、毎日研磨をしていると回答された。
  • カット野菜は一人暮らしにとって必要なだけ食べられて美味しいので、よく使っている。
  • カット野菜は包丁要らずだから被災地やキャンプにも役立つので、試してみたい。
  • フジのHACCP、国際規格FSSCの取組はすごいと思ったので、簡単便利なだけのPRではなく、安全・安心が加わった広報をすれば供給は伸びると思う。

    〇行政に対する意見・要望

    • きれいな野菜が当たり前と思う消費者と、生産者の両方の立場を知っている農林水産省として、両者をどのようにつなげていくのという問いに対し、食育の中で農業体験をこどもたちにしてもらったり、農業体験サイトを紹介するなど食育推進に取り組んでいると回答。
    • 生産者と消費者をつなげる農業体験や魚料理教室など体験活動をすると収穫物に対する価値観が変わってくる。地道な作業だがコミュニケーションを重ねていくことで理解が進む。この場限りではなく、もっと広く周知してほしい。
    • 行政から事業者に対する衛生管理の要求が年々レベルアップしている。事前に今後の方針等を知らせてほしい。

    6.その他(意見交換会写真等)



    消費・安全部長挨拶  

    意見交換会の様子

    株式会社フジ  松山デリカPC
    伊藤様、渡守武様、日山様による事例紹介

    意見交換の様子

    お問合せ先

    消費・安全部消費生活課
    代表:086-224-4511(内線2322)
    ダイヤルイン:086-224-9428

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