令和7年度消費者団体等との意見交換会(広島)の概要
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中国四国農政局は、消費者団体等との意見交換会を開催しています。 |
1. 開催日時、場所
令和7年8月29日(金曜日)13時30分~15時30分
広島合同庁舎2号館6階 広島県拠点第1会議室
2. 出席者(順不同、敬称略)
- 広島県地域女性団体連絡協議会
- 公益社団法人 広島消費者協会
- 広島県消費者団体連絡協議会
- 広島県生活協同組合連合会
- 生活協同組合ひろしま
- NPO法人 消費者ネット広島
- 廿日市市消費者協会
- 広島県食生活改善推進員協議会
- 株式会社サラダクラブ
| 出席者計 | 18名 |
| 消費者団体等 | 9名 |
| カット野菜製造販売業者 | 1名 |
| 農政局 | 8名 |
3.テーマ
食品安全~加工野菜の衛生管理について~
4.農政局からの情報提供
食品の安全について~野菜の衛生管理~
5.事業者からの取組紹介
株式会社サラダクラブ
「食品の安全性について~カット野菜(パッケージサラダ)の衛生管理~」
株式会社サラダクラブは、1999年に設立。マヨネーズドレッシングの利用機会を高めるため、カット野菜の製造販売等を展開し、国内シェアは20%、キャベツの年間使用量は一企業として国内一位である。全国11工場(うち広島県には三原工場)で国際規格FSSC22000(注)を取得。当社員は4つの約束「食卓にもっと安心・便利・彩り・エコを」を心がけながら製造している。
- サステナビリティの取組について
使用しない外葉や芯を肥料、飼料に変え、契約産地等で使用してもらう循環型農業を進めている。野菜未利用部有効活用率100%を実現している。 - カット野菜(パッケージサラダ)について
当社ではパッケージサラダという名称を用い、「野菜などを食べやすくカットし、鮮度を保持するようにパックされている、洗わずにそのまま食べられるサラダのこと」と定義し、千切りキャベツを主に使用したサラダや、多品種ミックス商品を製造販売している。 - カット野菜の製造工程について
不可食部除去と洗浄
虫を人の目で葉一枚一枚検査し除去後、水流で異物を除去。
スライス
刃の状態が悪いと切断面が荒れ保存時に変色しやすくなるため、刃は毎日手入れしている。
殺菌・洗浄
次亜塩素酸ナトリウムより殺菌効果の高い弱酸性の次亜塩素酸水を使用。
金属検出機
包装した商品全てを探知機に通し、刃こぼれ等の金属異物を除去。検出品は廃棄。
独自製法
葉の状態でしっかり洗浄し、千切り後やさしく洗浄する「野菜にやさしい製法」を開発し、消費期限を加工日プラス5日間にした。また窒素、二酸化炭素を封入することで野菜の変色とにおいを抑制する「鮮度長持ち製法」を使用。 - フードチェーン管理(原料、物流)について
国内約400の契約産地から調達する野菜の品位を工場で評価し、優秀な生産者を表彰するイベントを行うことで、生産者への感謝を伝え、継続的な関係づくりを構築している。物流については、委託先との契約を結び、配送温度の記録等を確認している。販売店舗では、巡回時に陳列状態を確認するなど、関係者とのコミュニケーションを大事にしている。 - よくあるお問合せについて
栄養成分の流出を心配する質問には、実験映像によりビタミンCが残っていることを説明し、保存料を使用しているのではという問いには、野菜にやさしい洗浄法、炭酸水洗浄法を使うことで変色を防ぐことができ、保存料は一切使用していないと説明。
今後も機会ある毎に説明をし、正直な物づくりを第一に継続していきたい。
(注)「FSSC22000」とは、食品の安全性を確保するための国際的な基準として、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)によって承認された国際認証規格。
6.出席者からの主な意見・要望・質問等
〇カット野菜や原料野菜等に関する質問、意見等
- カット野菜に比べ家庭でカットした野菜は時間が経つと食味が落ちるが、カット野菜は水切り製法により雑菌の繁殖が防がれ、消費期限内の品質保持が可能になることがわかった。
- 日本の食品安全制度が確立されている中、安全を担保に次は栄養や鮮度を更に保てる健康志向の商品開発をメーカーに期待する。
- 消費者として、カット野菜等使ったことのない食品について今回のような説明があるととても理解でき、自分で考えて選択できるため、他の食品についてもアピールしてほしい。
- 野菜にも食中毒があることに驚いた。動物性食品はよく焼くなど気を付けていたが今回出席して勉強になった。
- カット野菜が広まることで、野菜の元の形を知らないこどもが将来出てくるかもしれない。団体の食育活動を通じて親や子に伝えていく気づきをもらった。
〇その他の質問、意見等
- 昨今の物価高が気になり、農産物の安定供給や気候変動対策がとても大切だと思う。
- 野菜の規格は厳しすぎないか。民間の野菜規格では、少し曲がっているだけの野菜を生産者は出荷できず、価格は高く消費者を苦しめる。輸送効率の問題はあるが、規格緩和を望む。
〇行政に対する意見・要望
- 各省庁がリスクコミュニケーションを行い、食品の安全性向上に取り組んでいるが、行政サイドだけではなく、より消費者に周知する方法を検討してほしい。
- フードチェーン・アプローチの中で農水省はGAPを推奨しているが、食中毒発生の低減にどのくらい効果があるのか示してほしい。
- 野菜の栽培から出荷までの衛生管理指針は、出荷する生産者を対象としているが、家庭菜園の場合は指針の作業内容を参考にできない。最終的には、収穫した野菜を食べる前にしっかり水で洗えば大丈夫ではないか。
6.その他(意見交換会写真等)
![]() 消費・安全部長の意見交換の様子 |
![]() 意見交換会の様子 |
![]() 株式会社サラダクラブ 加瀬様による事例紹介 |
![]() 意見交換の様子 |
![]() 意見交換の様子 |
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428









