令和7年度消費者団体等との意見交換会(山口)の概要
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中国四国農政局は、消費者団体等との意見交換会を開催しています。 |
1. 開催日時、場所
令和7年12月18日(木曜日)13時00分~15時00分
山口地方合同庁舎 2号館5階共用第一会議室
意見交換会の様子
2. 出席者(順不同、敬称略)
- 山口県連合婦人会
- 山口県消費者団体連絡協議会
- 山口県地域消費者団体連絡協議会
- 公益社団法人山口県栄養士会
- 山口県食生活改善推進協議会
- 山口県生活協同組合連合会
- JA山口県女性部
- 山口県漁協女性部
- 株式会社サラダクラブ
- 消費者団体等 8名
- カット野菜製造販売業者 1名
- 農政局 10名
- 出席者計 19名
3.テーマ
食品安全~加工野菜の衛生管理について~
4.農政局からの情報提供
食品の安全について~野菜の衛生管理~
5.事業者からの取組紹介
株式会社サラダクラブ
「食品の安全性について~カット野菜(パッケージサラダ)の衛生管理~」
株式会社サラダクラブは、1999年に設立。カット野菜の製造販売等を展開し、キャベツの年間使用量は一企業として国内一位。全国11工場で国際規格FSSC22000(注)を取得。なお山口県産キャベツは、広島県三原工場が冬季(1~3月)に主産地として使用している。
株式会社サラダクラブ 加瀬様による事例紹介(Web)
- サステナビリティの取組について
使用しない外葉や芯を堆肥、飼料に変え、契約産地等で使用してもらう循環型農業を進めている。野菜未利用部有効活用率100%を実現している。 - カット野菜(パッケージサラダ)について
当社ではパッケージサラダという名称を用い、「野菜などを食べやすくカットし、鮮度を保持するようにパックされている、洗わずにそのまま食べられるサラダのこと」と定義し、千切りキャベツを主に使用したサラダや、多品種ミックス商品を製造販売している。 - カット野菜の製造工程について
不可食部除去と洗浄
虫を人の目で葉一枚一枚検査し除去後、水流で異物を除去。
スライス
刃の状態が悪いと切断面が荒れ保存時に変色しやすくなるため、刃は毎日手入れしている。
殺菌・洗浄
次亜塩素酸ナトリウムより殺菌効果の高い弱酸性の次亜塩素酸水を使用。殺菌後は冷水ですすぐことで残留なし。
金属検出機
包装した商品全てを探知機に通し、刃こぼれ等の金属異物を除去。検出品は廃棄。
独自製法
葉の表裏をしっかり洗浄殺菌し、千切り後やさしく洗浄する「野菜にやさしい製法」に加え、窒素、二酸化炭素を封入することで野菜の変色やにおいを防止する「鮮度長持ち製法」により、消費期限の大幅な延長を実現。 - フードチェーン管理(原料、物流)について
国内約400の契約産地から調達する野菜の品位を工場で評価し、優秀な生産者を表彰する式典を行うことで、生産者への感謝を伝え、継続的な関係づくりを構築している。
物流については、委託先との契約を結び、配送温度の記録等を確認している。販売店舗では、巡回時に陳列状態を確認するなど、関係者とのコミュニケーションを大事にしている。 - よくあるお問合せについて
栄養成分の流出を心配する質問には、調査の結果、工場での洗浄による栄養成分の減少は家庭の水洗いと同程度であることを説明し、保存料を使用しているのではという問いには、野菜にやさしい洗浄法、炭酸水洗浄法を使うことで変色を防ぐことができ、保存料は一切使用していないと説明。
今後も機会ある毎に説明をし、正直な物づくりを第一に継続していきたい。
(注)「FSSC22000」とは、食品の安全性を確保するための国際的な基準として、世界食品安全イニシアチブ(GFSI)によって承認された国際認証規格。
6.出席者からの主な意見・要望・質問等


意見交換の様子
〇カット野菜や原料野菜等に関する質問、意見等
- カット野菜の殺菌方法について、次亜塩素酸ナトリウムより80倍殺菌効果が高い弱酸性の次亜塩素酸水に調整するコストに関する質問があり、サラダクラブから商品価格に転嫁するほどのコストではないとの回答があった。
- キャベツを丸ごと購入することが無理な方が多くなっている。そんな方にはカット野菜を使うよう勧めている。今回の話を聞き、安心して勧められる勇気をもらった。
- 野菜から発見される虫の種類が多く驚いた。事業者が虫をできるだけゼロに近づけるため多くの工夫をしていることがわかった。
- 学校等で魚食の調理実習を行う際、手洗い、機器の消毒や温度管理など衛生管理を行っている。付け合せにカット野菜を使うことに抵抗のある会員が多いが、本日のカット野菜の衛生管理の話を皆に伝えていこうと思った。
- 野菜が不作となった場合の契約栽培生産者への補償について質問があり、サラダクラブでは制度として補償金の支払いは行っていないが、相場の変動に関わらず契約価格で買い取ることで、生産者にとって将来設計が立てやすくなるメリットがあるとの回答があった。併せて、農政局からは、全ての農産物を対象にした収入保険制度(注)を推進していることを紹介した。
(注)「収入保険制度」は、全ての農産物を対象に、自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられない収入減少を広く補償。詳細はこちら 農水省 HP NOSAIHP

意見交換をする都築消費・安全部長
〇食品の安全性、その他の意見等
- 最近、国産野菜を使用した冷凍野菜食品が結構出回っているので、地場の野菜が高いときに使用できることが良いと思う。
- 食品の安全性に関する情報は随時更新されるため、常に最新情報を収集し、研修等で情報提供を行っている。
- 消費者からのクレームに事業所が迅速に対応できるよう、抜き打ちで訓練している。また、生産者と消費者が顔の見える関係を築き、コミュニケーションを強化することが大事である。
- 県内各地域で料理教室を開催し、食品の衛生管理に関するチラシを作成・共有するなど、衛生管理の徹底に取り組んでいる。
〇行政に対する意見・要望
- お米の問題など、消費者は多くの情報に踊らされて普段と違う行動をとりがちになる。行政から消費者に正しい情報を提供いただき、消費者が知識をしっかり身に付けられるような情報交換の機会を作ってほしい。
お問合せ先
消費・安全部消費生活課
代表:086-224-4511(内線2322)
ダイヤルイン:086-224-9428




