松江農林高校の課外授業を実施
令和3年1月18日、宍道湖西岸農地整備事業所は、土地改良事業や農林水産行政に対する理解を深めてもらうことを目的に、島根県土地改良事業団体連合会(以下、「水土里ネット島根」という。)や地元企業の協力のもと、島根県立松江農林高等学校環境土木科2年生の生徒39名(土木コース18名、造園コース21名)を対象とした課外授業を、2部構成で開催した。
第1部の室内講義では事業所から「宍道湖西岸農地整備事業及び中国四国農政局での仕事」等について紹介するとともに、当事業所係員(出雲農林卒、入省2年目)と水土里ネット島根の技師2名(松江農林卒、入社2年目)が自身の担当する業務等を同世代の視点からわかりやすく説明を行った。
第2部は、屋外において4班に分かれ、第1班は「トータルステーション(TS)及びリアルタイムキネマティック(RTK)を使用した地形測量」、第2班は「電子レベルを使用した水準測量」を地元企業の指導のもと、事前に設定した測量点をトータルステーション、電子レベル等による測量体験を行った。
第3・4班は、「ドローン(UAV)を使用した撮影等の操作」を水土里ネット島根及び事業所職員の指導のもと操作体験を行った。操作体験に先立ち、ドローンを操作する上で遵守する法令やドローンを活用した業務内容について講義を行い、その後予め設定したコースを生徒が順番に、離陸、飛行・空撮、着陸までの一連の操作を体験した。
体験を終えた生徒からは、「学校では触れることができない先進の測量機器を使用することができ勉強になった。」や「ドローンの操作は想像以上に難しかった。」といった声が聞かれた。
今回の課外授業をきっかけに、農業土木を学ぶ生徒が、土地改良事業の役割を理解し興味を持ってもらい、農村振興技術者を目指してくれることを期待したい。
室内講義の様子
室外講義の様子
お問合せ先
宍道湖西岸農地整備事業所
〒691-0001
島根県出雲市平田町2112番地1 ひらた子育て支援センター内
TEL:0853-25-8252