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中国四国農政局

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コラム:余田臥龍梅

余田臥龍梅(よたがりゅうばい)は、樹齢400年の梅の老樹です。大きく枝を延ばし飛び梅になっていく様子が、まるで龍が伏せているように見えることから「臥龍梅」と呼ばれています。

余田臥龍梅は柳井市街より西方の赤子山(あかごやま・標高230メートル)の北麓斜面ににあり、昭和8年(1933年)に国の指定天然記念物となりました。紅がく、白花、一重小輪の野生の老樹で、室町時代のものと伝えられ、根本から四本の支幹に別れています。現在、天然記念物指定時の老樹は枯死してしまいましたが、四方に伸びた枝が地に着いて独立した株・十数本が毎年力強い、見事な花を咲かせています。

野生の梅は、各地で見られますが、天然記念物指定されるのは、全国で6件。山口県では、もちろんこの臥龍梅だけで、その貴重さがよく分かります。臥龍梅は、地元の保存会により守られ、地域の小中学生も保存活動の一翼を担っています。

最盛期となる2月下旬から3月初旬にかけては、多くの人がこの梅を愛でに訪れます。

臥龍梅の周囲にも、別種の梅がさまざまに咲き誇り、見ごたえたっぷりに早春の山に彩りを添えています。

お問合せ先

南周防農地整備事業所

〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007  FAX:0820-52-1330