コラム:金魚ちょうちん
柳井市の金魚ちょうちんは、まん丸の姿に、まん丸のお目目とお口がとても愛らしい民芸品です。
江戸時代から伝わる、柳井市の郷土民芸品で、全国に手広く商いをしていた柳井の商人が、青森のねぶたをヒントに考案したと言われています。和紙と竹ひごを使い、印象的な赤い色は「柳井縞」の染料を用いています。最近では、ピンクや水色のものもあるようです。また、金魚ちょうちんをモチーフにした文具や雑貨、お菓子などもあり、地元の人に愛されていることが伝わります。
毎年8月上旬には、柳井市古市・金屋地区にある、江戸時代の商家の家並みが続く「白壁の町並み」周辺で一斉に金魚ちょうちんが飾られ、ゆらゆらと泳ぐ金魚ちょうちんの姿は、夏の風物詩です。また、夜には灯りがともり、町並みはさらに幻想的に彩られます。8月13日には、大きな金魚ちょうちんのねぶたも登場する「金魚ちょうちん祭り」も賑やかに開催されます。
また「やない西蔵」では、金魚ちょうちんの制作体験ができ、子どもから大人まで、どなたでも気軽に金魚ちょうちん作りができます。
【写真】金魚ちょうちん
お問合せ先
南周防農地整備事業所
〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007 FAX:0820-52-1330