2. 気候と河川
気候
山口県は本地域も含めて、県内の大部分が瀬戸内海式気候に属し、温暖な気候です。ただし、日本海側から内陸部にかけての一部地域では日本海側気候が混じり、これらの地域では冬は曇りが多く雪も見られることもあります。
事業が行われる南周防地域においては瀬戸内海式気候に属するとともに、冬でも中国山地と朝鮮半島に季節風が抑えられ、晴れる日が多いことが特徴です。本地域の年間平均気温は15.6℃であり、温暖な地域です。
柳井観測所における主な気象データ(昭和55年~平成21年)は次の通りです。
- 年平均気温
15.6℃ - 年平均降水量
1,716ミリ - 年平均降水日数
106日 - 日最大風速(風向)
20メートル毎秒 (南南東)
河川
山口県の河川の特徴は、流れが急で、長さの短い河川が多いことです。特に、山地地域を流れる河川には、各地で浸食力の差による河川争奪がみられ、急峻な谷壁を形成されます。県内の主要な河川の中流域には、盆地が発達しています。
山口県における一級水系は県央部に佐波川(さばがわ)、広島県境に小瀬川(おぜがわ)の2つでありいずれも瀬戸内海に注いでいます。
本地域では、田布施町に二級河川の田布施川があります。田布施川は石城山を水源とし、町の中央部を流れます。田布施川周辺では、きれいに整備された河岸に懐かしい童謡・唱歌の歌碑30基が並ぶ情緒豊かなふるさと詩情公園があります。公園周辺は多くの人が訪れる桜の名所であり、町内のイベントが行なわれることも多く、町内外の人々から親しまれています。
また、柳井市では、市の中央部を流れる二級河川の柳井川や、岩国市に流れる二級河川の由宇川があります。由宇川の支流である日積川、若杉川、大里川は本事業を行う地域を流れる河川となっています。
このほかにも、本地域では岩国市に源を発し、周南市を抜け、光市にて瀬戸内海に流れ込む二級河川の島田川をはじめとする河川があります。
お問合せ先
南周防農地整備事業所
〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007 FAX:0820-52-1330