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中国四国農政局

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環境への配慮

自然環境の現状

南周防地域は、瀬戸内海に注ぐ由宇川や田布施川沿いの豊かな環境に恵まれ多種多様な動植物が生息・生育しています。
希少種とされているメダカやトノサマガエル等の魚類や両生類の繁殖場所となっている水田やため池も多くあります。
これら里山を形成する河川、雑木林、水田などの変化に富んだ環境は、多様な動植物の生息の場ですが、近年、農業従事者の高齢化や後継者の減少などから耕作放棄地増加や、十分な管理が行き届かない用水施設の増加などから、これら多様な動植物の生育・生息環境が狭まる傾向にあります。

環境配慮方策

本事業の実施にあたっては、関係市町が策定している農村環境計画及び田園環境整備マスタープランと整合を図りつつ、自然環境や農村景観との調和に配慮することとしています。
具体的には、地域との合意形成を図りながら、次のような施設の整備等を行うこととしています。

ビオトープ

南周防地域では、急傾斜地に拓かれた農地が多く、石積みの畦畔や水路が多く見られます。区画整理に伴い、現地で発生する石材は、ビオトープ内の石積み護岸や、水制工などに再利用し、地域資源として有効活用しています。

【現地発生石を用いたビオトープ】

 

その他

農村景観を構成してきた要素である畦畔木、昆虫、両生類、水生植物等多様な生物の生息場となっている湧水池、ルリヨシノボリ、ドンコ等の多様な生物の生息場となっている小渓流の存置(回避)や、工事中の濁水流出防止、環境への負荷が少ない建設機械の使用などを検討します。また、工事後の速やかな生態系の回復を図ることを目的として、工事区域内の在来生物を保護し、工事の影響のない場所へと移動しています。

【生物保護移動の様子】

 

お問合せ先

南周防農地整備事業所

〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007  FAX:0820-52-1330