フォトレポート(山口県)令和5年度
山口県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。
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3月
高校生が商品開発した「ジビエバーガー」完売!
- 撮影場所:山口県下関市
- 撮影日:令和6年3月27日
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 完成したジビエバーガー
 好調な売れ行き
 イベントが終わり記念写真
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令和6年3月27日(水曜日)、田部高等学校(下関市菊川町)の生徒が、地元にある「道の駅きくがわ」で、自ら考案したシカやイノシシのジビエ肉を使ったハンバーガーの販売を行い、多くの買い物客で賑わいました。 田部高等学校では、令和5年度から総合的な探求の授業で「チイキ×ジブン」と題して、地域の課題や魅力を探り、解決する取組を実施しています。今回は、チイキの魅力として、道の駅きくがわに多くのバイクツーリング客(バイカー)が訪れることに着目し、「バイカー飯プロジェクト」が企画されました。メニューの選定に当たっては、地元で捕獲される鳥獣の肉は低カロリーで高タンパクであることに着目し、地域資源の有効活用としてシカとイノシシのジビエ肉を採用、また、醤油や野菜、バンズも下関市産にこだわりました。さらにバイカー向けに食べやすい商品(飯)にすることをコンセプトに、ジビエハンバーガーが完成しました。 調理を担当した生徒からは、「シカ肉とイノシシ肉を混ぜ捏ねる作業が難しかった」などの意見もありました。当日用意された限定100食の「ジビエバーガー」には長蛇の列ができ、あっというまに完売となりました。
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義母から引き継いだ花木を大切に育てる女性農業者(大木恵美子さん)
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 大木恵美子さん
 花木
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令和6年3月5日(火曜日)、花木栽培を本格的に始めて5年目となる下松市の大木恵美子さんと意見交換を行いました。 恵美子さんは、長い間主婦業に専念されていましたが、義祖母が始めた花木栽培を引継いだ義母が他界してしまった状況を目前にして、代々続けてきた花木栽培を私が絶やすわけにはいかないと一念発起し、家族や地域の協力を受けながら花木栽培を始めました。 花木栽培の傍ら、夫の米作りを手伝ううち、これまで使ったことがない草刈り機の操作を習得し、今では畔の草刈りもされ、地元の景観維持にも尽力されています。 切り取った花木は、市内外の農産物直売所で販売しています。 今後も、義母から引き継いだ大切な花木を守っていきたいと花木を見ながら楽しそうに話されていました。
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「仕事は楽しみながら」就農して5年目の農業者(板垣望夢さん)
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 板垣望夢さん
 意見交換の様子
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令和6年3月4日(月曜日)、就農5年目となる周南市の板垣望夢さんと意見交換をしました。 板垣さんの実家は非農家でしたが、農業に興味があり、山口県立農業大学校に進学、卒業後2年間農業法人に就業した後、既にお兄さんが就農している鹿野地区へ新規就農しました。 就農開始時には、トマトとワサビをパッケージにした市の就農支援準備金を活用して営農を開始しましたが、それまでトマトを作ったことがなく、本やネットを活用して独学でトマトの栽培方法や経営について学ばれたとのことでした。 新規就農者へのアドバイスを伺うと、自らの過去のトマト栽培の経験も踏まえ「農大で基礎的なことを学び、自分の取り組みたい品目を栽培する法人などに就農し、専門的な技術などを身に着けてから独立するとよいと思う。」とのことでした。 また、仕事を楽しみながらこれからも美味しい農産物の栽培に取り組み、今後の農業経営展望も考えていきたいと笑顔で語られていました。
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ジビエの利用拡大に向けた意見交換&試食会を開催
- 撮影場所:山口県山陽小野田市
- 撮影日:令和6年3月4日
2月
「おのだネギ三昧」ブランドを展開する有限会社グリーンハウス(山陽小野田市)を訪問
- 撮影場所:山口県山陽小野田市
- 撮影日:令和6年2月26日
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 (加工施設を見学)
 (松村代表取締役との懇談)
 (施設に隣接するハウス)
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令和6年2月26日(月曜日)、中国四国農政局仙台局長が、ねぎや葉物野菜などを中心にハウス・露地野菜の栽培を営む有限会社グリーンハウスを訪問し、施設視察及び意見交換を行いました。 同社は、平成6年に有限会社として設立しましたが、平成元年頃に米麦中心の経営から、収益性の高いねぎに着目し作付(ハウス栽培)転換を図り、徐々に生産拡大に取り組まれ現在は、「おのだネギ三昧」のネーミングで山口県内を中心に販売され、多くの消費者から親しまれています。 また、「農業界のトップランナーへ」「三大作り(土作り、物作り、人作り)を目指す」を企業理念として、地元雇用を行って地域に愛される(貢献する)会社作りや女性が働きやすい職場環境作り、圃場がある干拓地での塩害克服にむけた土壌作り、若者の資質向上・人材育成のしくみ作り等々に力を入れているほか、ねぎ、ちんげんさい、ほうれんそう、ミニトマトでASIAGAPの認証を取得し、品質向上や労働安全確保、コスト削減等に社を挙げて取り組んでいます。 同社の松村代表取締役からは、労力確保における外国人労働者の重要性や今後の農業経営(栽培品目)の展望、有機農業への取組など様々な話題が提供され、大変有意義な意見交換となりました。
【関連リンク】 有限会社グリーンハウス ホームページ https://zan-mai.jp/(外部リンク)
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目指すは美味しいと言ってもらえるトマト栽培(横道淳真さん)
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 横道淳真さん
 作業されている横道さん
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令和6年2月9日(金曜日)、昨年4月に農業経営を開始した若手新規就農女性農業者である、「みちくさファーム」の横道淳真(よこみちよしみ)さんと意見交換を行いました。 横道さんは、トマト施設が完成するまで白ナスを栽培し主に直売所で販売。見た目のめずらしさと美味しさもあって購入者に好評でメディアにも取り上げられました。 就農のきっかけは、自然と直に触れあえる職業に憧れがあり山口県に移り住み、農業大学校に入学。ここで強く職業として将来性を感じるトマト栽培に出会いました。卒業後は、近隣のベテラントマト農家での研修を3年間続けながら青年等就農計画を作成。昨年、新規就農者として認定されたことから、「みちくさファーム」として農業経営を開始されました。 2月に念願であったハウスが完成したので、初のミニトマト栽培が始まります。多くの消費者に食べてもらい、美味しかったと言ってもらえることが目標と話されていました。また、家族経営を主体として、所得確保のため農作物が年間を通じて出荷できる栽培サイクルを確立し、何れは若い人の雇用につながる農業をしていきたいと語られていました。
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1月
佐波川流域集落営農株式会社との意見交換
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和6年1月15日
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 代表の山本友花さん
 たわわに実る自然栽培のお米
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令和6年1月15日(月曜日)、佐波川流域集落営農株式会社代表取締役の山本友花さんと自然栽培農業(※)の取組について意見交換を行いました。 代表の山本さんは、食べるものを生産する農業にも関心があったこと、農業求人サイトの募集案内で地元の農業法人の募集が目に留まり、令和2年8月からアルバイトとして採用されたことが就農のきっかけで、社員登用の後、令和3年7月に代表に就任されました。 栽培作物は、飼料用米、主食用米であり、自然栽培を行っている主食用米は、販売契約先からの要望により、肥料は稲わらをすき込むだけの自然栽培を行っています。また、自然栽培米のネット販売にも取り組まれていますが、出品後すぐに完売してしまう人気商品です。収穫量を増量するため、栽培技術の向上に引き続き努めたいとのことです。 今後も、安心な農産物の提供に努めるとともに、地域の農業者とも協力して農地の保全を行いながら、今後は農福連携、6次産業化にも取り組みたいと笑顔で話されていました。
※自然栽培農業とは、定義はありませんが「肥料・農薬には頼らず、その土地本来の自然の力や働きに任せて行う農業」であると考えられています。有機農業とは「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」とされています。
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12月
株式会社ミライエfarmとの意見交換
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和5年12月22日
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 社長の土井志則さん
 贈答用の化粧箱
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令和5年12月22日(金曜日)、株式会社ミライエfarmの土井代表取締役社長と有機農業の取組について意見交換を行いました。 土井社長は、有機栽培の自然薯が全国的にも少ないことに着目し、全国の自然薯産地を訪ねて回りました。訪れた産地での栽培技術を参考に、土壌管理と生育環境改善に取り組み、平成25年に「株式会社ミライエfarm」を設立し本格的に自然薯栽培を開始しました。平成27年には、ブランディング化を図るため、有機JAS認証を取得。有機JASの自然薯では、生産量日本一とのことです。 また、平成28年には、市内の農業を盛り上げ、もっとおもしろくしていきたいという思いから、生産者直売として初となる「やまぐち おいでマルシェ」を山口市とともに立ち上げ、毎月第1日曜日に山口市中央公園で開催しています。さらに、令和4年からは、マルシェ「あぐまるやまぐち」にも出店しています。 土井社長は、農産物を販売するだけでなく、生産者だからこそ知っていることやこだわり情報も一緒に伝えることができるマルシェで、今後も消費者との対話を大事にしていきたいとお話しされています。
【関連リンク】 株式会社ミライエfarm https://www.miraiefarm.co.jp/(外部リンク)
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野菜ソムリエ上級プロ 西川さん と意見交換をしました
- 撮影場所:山口県周南市
- 撮影日:令和5年12月19日
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 野菜ソムリエ上級プロの西川さん
 西川さんと意見交換
 祝日本一の看板と一番人気の周南美腸定食
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令和5年12月19日(火曜日)、周南市の道の駅「ソレーネ周南」にある地産地消レストラン「ベーカリーキッチン菜」のシェフで野菜ソムリエ上級プロの資格を持つ西川満希子さんと意見交換を行いました。 西川さんは、父親が農業を始めたことで農作業を手伝っていましたが、東日本大震災のボランティア活動に参加した際に、改めて食べ物の偉大さに気付かされ、2011年に野菜ソムリエ、2020年に野菜ソムリエ上級プロを取得されました。 ソムリエとして、地元の農業者が丹精込めて作った野菜を、もっと多くの人にPRする方法を考えていましたが、ある日、花言葉はあるのに野菜言葉はないことに気が付き、「無いなら自身で作っちゃおう!」とヤサイコトバを発案し講演会などで広めています。その活動が高く評価され、2021年の第10回野菜ソムリエアワードで日本一(最高賞となる金賞)を受賞されました。 今後は、野菜の魅力や人を育てる「キッズ野菜ソムリエ育成プロジェクト」の取組を進め、子どもを通して親御さんに野菜の魅力が伝わり、家族全員が食事の楽しさ・大切さを再発見し、笑顔あふれる日本の食卓につながっていけばうれしいと話されていました。
【関連リンク】 ベーカリーキッチン菜 https://solene.jp/restaurant/(外部リンク)
ヤサイコトバ https://8315108.com/(外部リンク)
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たまのや農園株式会社との意見交換
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和5年12月18日
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 社長の原田慎司さん
 収穫されたさつまいも
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令和5年12月18日(月曜日)、たまのや農園株式会社の原田代表取締役社長と有機農業の取組について意見交換を行いました。 原田社長は、秋川牧園の生産者として農業を始めた友人の手伝いをきっかけに有機農業に関心を持ち、週末を利用して「やまぐち就農支援塾」に通い、平成25年に就農、本年4月には念願であった法人組織、たまのや農園を設立されました。現在は、山口県有機農業研究会の会長を務められ、また、地域で後継者のいない農地を積極的に引き受け大規模化することで雇用に貢献し、有機栽培を希望する新規就農者の研修も受け入れています。 たまのや農園では、耕作している全ての農地で有機栽培を行っており、販売先の要望もあって一部の圃場で有機JAS認証を取得されています。 さつまいも、にんじんなどの野菜を市内のスーパー、インターネットで販売され、一部はJAを通じて学校給食の食材としても出荷されています。 将来は、米や麦の有機栽培に取り組みたいとお話しされていました。
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株式会社みほりファームとの意見交換
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和5年12月14日
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 古谷代表、高木農場長と意見交換
 みほり峠大内店杉山店長
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令和5年12月14日(木曜日)、株式会社みほりファーム 古谷代表取締役、高木農場長と有機農業などの取組について意見交換を行いました。 みほりファームは、外食店を展開する株式会社フジコーホールディング(MIHORIグループ)のグループ会社です。 平成28年にグループ会社が有機加工食品の認証を取得し、野菜のペースト加工販売をしていましたが、使用する山口県産の有機農産物が少なく、一定量を確保することが困難と実感したため、同年7月にみほりファームを設立し、平成30年には有機JAS認証を取得しました。 健康志向の高まる中、「より安全・安心の有機農産物」に特化し、にんじん、さつまいも、たまねぎ、なす、かぼちゃなどを生産しています。収穫した野菜は、ペースト加工原料として求めに応じて提供するとともに、グループ内のレストランの食材や、店舗での販売をしています。 当日は、みほり峠大内店内で提供されている有機さつまいものてんぷらを美味しくいただきました。杉山店長も、みほりファームの有機野菜は安全・安心で大好きと言われていました。 古谷代表は、今後は葉物野菜の安定栽培のためにハウスを整備するとともに、有機の米づくりにも挑戦したいとお話しされていました。
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岩国市農業委員会女性農業委員との意見交換
- 撮影場所:山口県岩国市
- 撮影日:令和5年12月8日
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 女性農業委員と意見交換
 小松参事官から基本法説明
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令和5年12月8日(金曜日)、岩国市農業委員会の梅川会長、女性農業委員4名から各自農業などの取組や農業委員会の活動状況を聞き、山口県拠点からは、みどりの食料システム戦略、食料・農業・基本法の見直しについて説明を行い、意見交換を行いました。 岩国市農業委員会は、定員19名のうち4名が女性委員で、女性比率は21.1%となっています。梅川会長は、第5次男女共同参画基本計画に基づき、次期改選時には、3地区から2名の女性を選出するなどし、男女比率50%を目指し、女性の意見を取り入れ、新たな発想で農業委員会の活動をすることが必要だと意気込みを語られていました。 女性委員からは、農業委員は農地を守り、農地を農地として残すことが仕事と聞いた。活動をする中でも耕作放棄地が増え、本当にこのままで良いのかと感じ、将来、農業をやりたい人に優良な農地が残せるのか心配している。農業者は年々歳を取り、自分で耕作できず人に譲ったり貸したりしているが、農業委員なのに何もできない自分にすごくジレンマを感じると発言がありました。 みどりの食料システム戦略、基本法見直しに関しては、食育や食料自給率、有機農業に関心を示され、今後の食育イベントなどの開催に期待を寄せられました。
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11月
「西村ファーム 実り屋」の西村淑子さんと意見交換をしました
- 撮影場所:山口県宇部市
- 撮影日:令和5年11月28日
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 西村淑子さん
 大人気のジャム
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令和5年11月28日(火曜日)、農林水産省の農業女子プロジェクトメンバーである、「西村ファーム 実り屋」の西村淑子さんと意見交換を行いました。 西村ファームでは、お米・野菜の栽培のほか、自家加工場でジャム等を製造し販売もしています。 淑子さんは兼業農家に嫁いだことで農業に携わり、「いつの間にか農業の魅力にひき込まれていました」と笑って話されましたが、現在は野菜ソムリエや食育インストラクターの資格を取得するなどの行動派です。 自家製ジャムは、直売所やマルシェで好評で、中でも「なすジャム」は刻んだなすのシャキシャキした食感とりんごのような爽やかな甘さが特徴で、すぐに完売する大人気商品です。 今後は、近隣の女性農業者仲間たちと生産した野菜を使った加工品づくりや娘さんとカフェ経営するなど農業を通じて地域の輪を広げていきたいと語られていました。
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「吉敷畑地区新嘗祭」が開催
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和5年11月19日
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 大学生がお餅つき
 つなぐ棚田遺産をPR
 おみこし担ぎ&地元の方と記念撮影
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令和5年11月19日(日曜日)、山口市吉敷畑地区(つなぐ棚田遺産)にある畑河内神社において、今年の収穫を感謝する新嘗祭が開催されました。 山口県拠点は、神事に奉納するお餅つき会場(吉敷畑営農改善組合の倉庫)で、山口県立大学の学生など本行事の参加者に、棚田振興などのミニ講座を開催し交流を深めました。 参加者は、宮司及び地元営農組合をはじめとする地区の人から餅つきの「いろは」を教わると、杵の重さを使って真っ直ぐ振り下ろし、楽しそうに爽やかな汗をかいていました。 続いて畑河内神社に場所を移し、拝殿で新嘗祭が行われ、吉敷畑地区の氏子の方々などと一緒におみこしを担ぎました。 最後に、学生が地元の方へ、大変貴重な体験をさせていただいたことへの謝辞を述べると、地元の方から「お陰様で無事に神事が執り行われてとても助かりました」と、大きな拍手が沸き起こりました。
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「梶岡牧場」の西山美貴さんと意見交換をしました
- 撮影場所:山口県美祢市
- 撮影日:令和5年11月17日
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 意見交換の様子
 西山美貴さん
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令和5年11月17日(金曜日)、農林水産省の農業女子プロジェクトメンバーである、農業生産法人 有限会社「梶岡牧場」の西山美貴さんと意見交換を行いました。 梶岡牧場は、肉用牛の繁殖・肥育から精肉、加工販売、自社レストラン経営のほか、高品質な堆肥の生産・販売が好評です。美貴さんは主に経理とレストランを担当されています。 また、地域活動としてNPO法人「きららの里」を立ち上げ、地域の子供たちに食育や農業、陶芸、染色などの体験プログラムも提供されており、地域でも大活躍です。 そんな美貴さんのワクワクな将来の夢は「次世代の子と楽しく農業を!」とのことです。
【関連リンク】 農業生産法人(有)梶岡牧場 https://kajiokagyu.jp/(外部リンク)
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「女性農業者とのスマート農業機械・農作業便利グッズ等の意見交換会~みんなで便利グッズの輪を広げよう~」を開催
- 撮影場所:山口県周南市
- 撮影日:令和5年11月16日
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 小松地方参事官挨拶
 持ち寄った便利グッズを紹介
 全員で手製のピザ窯でピザ作りに挑戦!
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山口県拠点は、令和5年11月16日(木曜日)、周南市大道理地区の夢求の里交流館において、「女性農業者とのスマート農業機械・農作業便利グッズ等の意見交換会~みんなで便利グッズの輪を広げよう~」と題し、周南市・下松市近隣で営農されている女性農業者と意見交換会を開催しました。 意見交換会の初めに、4名の参加者から農作業や選果作業等で日頃使用している器具で便利だと感じているグッズ(バイク用インカム、農作業用椅子、大型電動キックボード、アシストスーツなど)を紹介していただきましたが、参加者から、「私も使ってみたい!」との声が上がり、実際に試されながら「値段は? 何処で売ってるの?」など活発な情報交換をされていました。 また、交流館にあるピザ窯では、参加者が自ら栽培している野菜(ホウレン草、青パパイヤ)を持ち寄り、トッピングしてピザ焼き体験を楽しみ、笑顔が絶えない意見交換となりました。
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「栽培屋さと」と意見交換をしました
- 撮影場所:山口県宇部市
- 撮影日:令和5年11月15日
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 意見交換の様子
 佐藤美加さん
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令和5年11月15日(水曜日)、「栽培屋さと」の佐藤美加さんと意見交換を行いました。 美加さんは、農林水産省の農業女子プロジェクトのメンバーであるとともに、山口県ステキ女子のメンバーとして活躍されています。 佐藤さん夫婦は田舎暮らしに憧れがあり、結婚と同時に宇部市船木に居を構えました。そこで自然や地域の方々と触れ合ううちに、農業をやってみたいとの思いがつのり、平成26年ごろ異業種から就農し、現在は「栽培屋さと」を経営されています。品目は「なす」「さといも」「春菊」「そら豆」など年間を通して様々なものを栽培しています。 また、美加さんは9月に当県拠点で意見交換した同市の才木祥子さんたちと、情熱農家プロジェクトtoppinを共同運営されており、「小さい農家がつながり、お客さまとつながる大きな力になる。顔が見える農家」を目指して活動しています。 小さな農家の集まりですが、仲間を増やしてtoppinを大きくしていきたいと抱負を述べられました。
【関連リンク】 情熱農家プロジェクトtoppin(インスタグラム) https://www.instagram.com/toppin_yasai/(外部リンク)
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「元気!大道理ふるさとまつり」 が開催
- 撮影場所:山口県周南市
- 撮影日:令和5年11月12日
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 つなぐ棚田遺産をPR
 お餅の詰め放題に挑戦!
 賑わった地元野菜のセリ大会
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令和5年11月12日(日曜日)、周南市大道理地区の夢求の里交流館運動場において、大道理をよくする会主催の「元気!大道理ふるさとまつり」が開催されました。 山口県拠点は、棚田振興のパネル展示を行うとともに、来場者の方へ有機農業に関するアンケートを実施し交流を深めました。 会場では、周南市消防署の火災現場体験や、餅の詰め放題、各種バザーなどが行なわれ、終日多くの来場者で賑わいました。また、秋の青空音楽教室と題し、須々万中学校音楽科教論によるサクソフォン奏者が演奏し、地域の女性スタッフで地元野菜を使って作る「大道理ほたる工房」の「まんかい弁当」や「ちらし寿司」、「あたたかいうどん」などが提供され、来場者は柔らかい音色を聞きながら地元食材の味を堪能されていました。 最後に、地元農家の方から提供された野菜や果物の「野菜セリ大会」が開かれ、セリの掛け声とともに会場全体が大いに賑い、主催者からは、「今後も地域全体が元気になれるよう取り組んでいきたい」との閉めの挨拶があり、来場者から拍手が沸いていました。
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「第28回山口矯正展」に参加
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和5年11月11日
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 開会セレモニー
 山口県拠点情報発信コーナー
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令和5年11月11日(土曜日)12日(日曜日)の2日間、山口刑務所主催の「第28回山口矯正展」が防府市浜方にあるキリンレモンスタジアム武道館で開催されました。当矯正展は、地域住民に矯正行政及び受刑者の社会復帰への理解と協力を得ることを目的にしています。山口県拠点は、昨年から農業現場への触法障害者の受入れに対する理解を深めてもらうため、「農福連携の取組」のパネル展示を行い啓発に取り組むとともに、「みどりの食料システム戦略」のパネル展示やアンケートなどを行い、幅広く情報発信を行いました。 当日は山口刑務所の他、中国地方の各刑務所などからも作業製品などの展示があり、また、県内の社会福祉法人等からも農産物や加工品(ジャム・ぱん)などが出店されました。会場には多くの方が訪れ、お目当ての作業製品、野菜などを購入し、賑わいました。
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「草刈りはスポーツだ! MUKATSUKU!?草刈りサミット2023」が開催
- 撮影場所:山口県長門市
- 撮影日:令和5年11月3日
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 小松地方参事官挨拶(棚田コンシェルジュ)
 入念なストレッチ体操後、一斉に草刈り競技へ
 閉会式終了後、参加者全員が参加し、来年の開催を約束し一致団結!
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令和5年11月3日(金曜日)長門市油谷向津具半島の本郷の棚田において、3年目となる「MUKATSUKU!?草刈りサミット2023」が開催され、山口県拠点は会場にブースを出展して棚田振興のPRを行うとともに草刈りイベントに参加しました。 開会式では、主催者(中山間直接支払制度本郷集落協定)の久保田代表から、開催できることへの感謝の挨拶があり、その後、スタッフから草刈りの動きはスポーツに類似しており健康に良いと説明がありました。 草刈りイベントは、参加者9組全員によるストレッチ体操後、主催側の笛の合図と同時に見晴らしのいい休耕田から一斉に草刈り機のエンジン音が鳴り響きました。参加者は、終了の笛が鳴るまでの約1時間、額に汗をかきながら、美しさや安全性を競うスポーツとして、草刈りを楽しんでいました。 表彰式では、「初めて草刈り機を使ったので、最初は恐る恐るしていたが、棚田もキレイになりとても楽しかった。来年もぜひ参加したい。」との嬉しい声が多く上がっていました。
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10月
「ノウサギの捕獲と防除対策/低コスト省力造林の取組 現地検討会」に参加しました。
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和5年10月31日
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 N型誘因捕獲わな
 ツリーシェルター
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令和5年10月31日(火曜日)、山口市徳地の滑山国有林で「令和5年度 ノウサギの捕獲と防除対策/低コスト省力造林の取組 現地検討会」(山口森林管理事務所主催)が開催されました。 ノウサギ被害は、伐期を迎えた森林の伐採後に植林した木(直径3~7ミリメートルで高さ約60センチメートルまで)の「枝かじり型」が多く、主催者から、捕獲のための「N型誘因捕獲わな」の仕組みと設置方法や、防除対策のための「防護柵」「ツリーシェルター」の設置状況について説明がありました。 また、作業安全や低コスト省力造林に向けて、熱中症や危険生物の活動期を避けるための「冬下刈り」や、伐採から植林までの期間短縮(植林後1年目の下刈りが省略でき、省力化につながる)の取組が紹介されました。 参加者からは、「ノウサギが狭いところを通りやすい習性を利用したわなの設置と捕獲は、参考になった。今後の有害鳥獣駆除に生かしていきたい。」との感想が聞かれ、有意義な現地視察となりました。
※「N型誘因捕獲わな」とは、N字型に整形したアニマルネットを設置し、ノウサギが狭いところを好んで通る習性を利用して、誘引したノウサギをくくりわなへ誘導して捕獲するもの。 ※「ツリーシェルター」とは、幼齢木への獣害防止やその初期生存率向上、成長促進のために、個々の幼齢木を囲うように施工される半透明プラスティックの筒のこと。
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県内初、「キャトルステーションながと」の開所式
- 撮影場所:山口県長門市
- 撮影日:令和5年10月27日
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 江原市長の挨拶
 キャトルステーション内部
 関係者で記念写真
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令和5年10月27日(金曜日)、肉用牛の生産振興のため、「キャトルステーションながと」を山口県長門市に整備し、この日開所式が行われました。 キャトルステーションとは、肉用牛の繁殖農家(子牛を生産する農家)で生まれた生後4か月程度の子牛を、子牛市場に出荷するまでの約半年間預かり、飼養管理・育成する施設です。 牛の預託施設は県内に数か所ありますが、キャトルステーションの名称で、子牛の預託を専門とする施設は山口県内で初めてです。 長門市が本年3月に策定した「長門市畜産振興計画」の中の重点施策のひとつで、民間の牛舎などを賃貸しキャトルステーションに改修。預託頭数の増加により、繁殖農家の経営維持や規模拡大、さらには「長州ながと和牛」を代表とする長門市産肉用牛の供給拡大を目指します。
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永年にわたる統計調査へのご協力、ありがとうございます!
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和5年10月26日
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 農林水産大臣感謝状を授与された防府市の平生成志さん
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統計日の日(10月18日)は、統計の重要性に対する国民の皆様の関心と理解を深め、統計調査に対してより一層協力していただくため、昭和48年7月3日の閣議了解により定められました。 農林水産省ではこの「統計の日」を中心として、永年にわたり農林水産統計調査にご協力いただいた統計功労者の皆様に感謝状を贈呈しています。 今年度山口県内では、7名の方に農林水産大臣感謝状、20名の方に中国四国農政局長感謝状を伝達しています。 山口県拠点は、令和5年10月26日(木曜日)、防府市の平生成志さんに対し、永年にわたる統計調査への格別な協力に対する感謝を述べるとともに、引き続きの協力をお願いし、農林水産大臣感謝状を伝達しました。
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「香るシクラメン」豊浦ナーセリーと意見交換をしました。
- 撮影場所:山口県下関市
- 撮影日:令和5年10月24日
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 代表の中川さん
 意見交換の様子
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令和5年10月24日(火曜日)、下関市菊川町で花壇苗・鉢花などを生産する「豊浦ナーセリー」代表の中川真紀さんと意見交換を行いました。 豊浦ナーセリーでは、全国的にも珍しい、香りがあるシクラメンを栽培しています。さわやかな優しい香りが特徴です。父親の代から生産をスタートし、育種を繰り返しながら、親子2代にわたって種を受け継いでいます。 また、中川さんは、農林水産省の農業女子プロジェクトのメンバー以外に、山口県農家生活改善士や一般財団法人「下関21世紀協会」理事として下関のまちづくりに幅広く活躍しています。仕事や年齢だけでなく、立場や考え方が違う方と交流(意見交換)することが、経営の参考になり役立つとして、これからもつながりを大切にし、花を通じて下関地区をみんなで盛り上げていきたいと語られていました。
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地元食材を活用する企業組合河内グランマ
- 撮影場所:山口県岩国市
- 撮影日:令和5年10月16日
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 河内グランマの皆さん
 シフォンケーキの袋詰め作業
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企業組合河内グランマは、地元の女性が中心となり地域食材を活用し地域に貢献する企業です。 同社は、平成16年にみそ製造を開始した女性グループと平成26年に菓子などを製造する女性グループが、県の補助金を活用して弁当・惣菜事業、みそ製造業の施設を新たに設置したことを契機に平成30年に設立しました。 現在は、従来の弁当やみそに加え、米粉を使ったシフォンケーキなどのお菓子やおもちなどを製造し、FAM’Sキッチンいわくになどでの販売にも取り組んでおり、人気を博しています。 取材当日は、シフォンケーキやおはぎ、あんもち、ひらもちを製造中で、甘い香りに包まれていました。 グランマの組合員は20代から80代まで幅広く、次の世代への事業承継も進めており、地域の発展に末永く貢献できるよう頑張っています。
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9月
有機農業への熱い思いを実感!~山口市有機農業推進協議会との意見交換~
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和5年9月28日
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 意見交換の様子
 第1回有機菜園教室(初級)メンバー (写真提供:山口市有機農業推進協議会)
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令和5年9月28日(木曜日)、山口市有機農業推進協議会の役員が当県拠点に来所され、意見交換を行いました。 同協議会は、平成29年に結成し、現在、生産者・消費者・流通業者など169名の会員で構成され、行政と連携しながら有機農業の推進に取り組んでいます。 具体的には、市内のモデル校(小・中学校)で実施されている「エシカル給食※」への食材提供をはじめ、産直部会においては、有機菜園教室の開催等による新規就農者の確保や独自の認証制度による生産技術向上、指定販売協力店の確保、販売イベント「農家直送軽トラ市」の開催など生産から販売、食育と幅広く活動することで、市内の有機農業を盛り上げています。 意見交換では、有機農業を担う生産者の確保・育成や、有機農産物の需要に見合う生産量の確保、学校給食を通じた有機農業の取組面積の拡大など様々な角度から議論が進み、みどりの食料システム戦略を推進する観点から有意義な意見交換となりました。
【関連リンク】 山口市有機農業推進協議会ホームページ https://organic-yamaguchi.info/
エシカル給食:児童生徒に「環境にやさしい食べ物」や「食べ残しゼロ」、「地産地消」についての理解を深め、未来に向けたエシカル消費を進めるため、取り組みを実施。 【山口市報道資料より】
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4年ぶりに開催された岩国矯正展に初参加(出展)!
- 撮影場所:山口県岩国市
- 撮影日:令和5年9月23日
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 会場の様子
 山口県拠点情報発信コーナー
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令和5年9月23日(土曜日)、岩国市錦見の岩国刑務所において、「第35回岩国矯正展」が、新型コロナウィルス感染症の影響によりしばらく中止されていましたが、4年ぶりの開催となりました。 本矯正展は、地域社会の皆さんに矯正行政及び受刑者の社会復帰に対する理解と協力を得ることを目的に開催されており、山口県拠点は、この目的に貢献しようと初めて情報発信コーナーを設け参加しました。 当日は、岩国刑務所入所者の他、中国四国地方の各刑務所入所者が制作した作業製品などの展示即売会が催され、人気の製品は早い時間帯から売り切れになるほどでした。 山口県拠点ブースでは、今後の農業政策の方向性や食育、農業と福祉の連携について紹介した「農福連携の取組」、「みどりの食料システム戦略」関連のパネルの展示やパンフレットの配布を行うとともに、みどりの食料システム戦略についてのアンケートを実施しました。 なお、11月11日(土曜日)、12日(日曜日)の両日、防府市「キリンレモンスタジアム武道館」において開催される山口刑務所矯正展においても情報発信コーナーを開設する予定です。
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「山口大島みかん」の初荷出発
- 撮影場所:山口県周防大島町
- 撮影日:令和5年9月21日
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 挨拶をする奥川委員長
 テープカット
 出荷された山口大島みかん
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令和5年9月21日(木曜日)、山口県内最大の柑橘産地である周防大島町のJA山口県周防大島柑橘選果場で令和5年産「山口大島みかん」の出荷式が、周防大島柑橘選果場運営委員会の主催で開催されました。 極早生みかんは、6月下旬から7月の大雨や8月の台風接近による被害が心配されましたが、太陽の光をさんさんと浴び生育は良好で、初荷当日の測定では、糖度9.5度、酸度0.86度とここ近年で最も美味しいみかんになっています。 9月下旬の極早生から始まり、早生、中生・普通、高糖系と来年2月までリレー出荷され、県内はもとより首都圏などで販売されます。 運営委員会の奥川与志人委員長は、「糖と酸のバランスが良く、コクと爽やかな甘みがあるみかんに仕上がっているので、期待して食べてもらいたい。」と話されていました。
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美味しい「岩国れんこん」が初出荷
- 撮影場所:山口県岩国市
- 撮影日:令和5年9月19日
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 「はぁすちゃん」と一緒に「岩国れんこん」を箱詰め
 試食する福田市長
 広大なれんこん畑
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令和5年9月19日(火曜日)岩国市地方卸売市場において、「岩国れんこん出荷式」が、福田市長をはじめ、各関係機関・団体や地産地消ファンクラブなど、多くの方々が出席されるなか開催されました。 毎年、本格的な収穫シーズンの開始に合わせて山口県農業協同組合岩国統括本部が主体となって開催しており、今年は新型コロナウイルス感染症の影響によりしばらく中止されていた試食会が催され、出席者の方は初物を美味しそうに食されていました。 岩国市は全国有数のれんこん産地で、約200戸の農家が約200ヘクタールで栽培しています。「岩国れんこん」は、シャキシャキとした歯ごたえに加え、もっちりとした糸をひくような粘り気があるのが特徴で、県内外から贈答用としても人気があります。 れんこんの収穫は年末にピークを迎え、来年5月頃まで続きます。岩国市地方卸売市場一帯の広大なれんこん畑は絶景です。一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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有機栽培で酒米づくり
- 撮影場所:山口県田布施町
- 撮影日:令和5年8月31日
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 ほ場にて
 有機栽培の酒米で作られた美味しいお酒
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令和5年8月31日(木曜日)、田布施町で米の有機栽培(有機JAS認証)をされている「福本自然農園」代表 福本卓雄さんと意見交換を行いました。 福本さんは、平成22年に本格的に農業を始め、現在10ヘクタールまで面積を拡大しています。 ご親族に化学物質過敏症の方がいたため、農薬を使わない有機栽培に強い想いを持ったが、酒造会社の社長との話しを機に酒米に興味が湧き、有機酒米づくりを決心しました。 当初は、収量や品質が安定せず苦労したが、成苗移植や米ぬかを使った雑草抑制など、独自手法で収量・品質を確保し、現在では、様々な酒造会社から声がかかるまでになり、また、有機栽培に共感する仲間を増やし、山口県の酒蔵の他に一般の方も交えた研修会を開催するなど、精力的に活動しています。 「有機栽培は手間が掛かるが、その分収穫時には代えがたい嬉しさがありますよ」と、笑顔がとても印象的な意見交換でした。
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まこっこ農園と意見交換をしました
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 意見交換の様子
 才木祥子さん
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令和5年9月6日(水曜日)、宇部市小野の「まこっこ農園」の才木祥子さんと意見交換を行いました。 才木さんは、農林水産省の農業女子プロジェクトのメンバーであるとともに、山口県ステキ女子のメンバーとして活躍をされています。 「まこっこ農園」では、白ねぎとミニトマト、スナップエンドウ、ほうれん草を栽培し、夫が栽培責任者で、才木さんは販売責任者と役割分担をされています。 「つくる人と食べる人の距離をより近く、ぶるとっぴん(超特急)で新鮮野菜をお届けします!」をモットーに近隣の若手新規就農農家5戸で「情熱農家プロジェクトtoppin」を結成し、いまでは地元量販店に「toppinコーナー」が設置されています。 また、地域活動にも熱心で、2022年に小野小学校の児童数を増やす活動をする「おのっこ未来応援隊」の立ち上げや日本茶インストラクターの資格を生かした地元の小学校などでの「茶育」授業など地域の活性化に取り組まれています。 才木さんは、就農を受け入れてもらった当地区に恩返しがしたいと、様々な取組にチャレンジし地域を盛り上げているステキな方です。
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8月
「レンタカウ」で「山口型放牧」を実施
- 撮影場所:山口県下関市
- 撮影日:令和5年8月30日
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 放牧の様子
 放牧の様子
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下関市豊北町田耕の朝生地区で、耕作放棄地(約46アール)に電気牧柵などを設置して牛を放放する「山口型放牧」(※1)が8月22日(火曜日)から約1か月の期間(予定)で行われています。これは、耕作放棄地の解消による農地保全などのほか、イノシシやシカなどの農作物への有害鳥獣の通り道や隠れ場を無くし、集落と森林の間を見通しやすくすることで水稲などの食害を防ぐのが狙いです。 放牧された2頭の牛は、山口県の「レンタカウ」制度(※2)を利用し、電気柵の確認や水やりなどの世話は地区の住民が行っています。朝生地区では、有害鳥獣による農作物被害対策として放牧のほか放置竹林の整備や防護柵の設置、わな猟などにも取り組んでいます。
※1 山口型放牧 山口型放牧とは、和牛を電気牧柵で囲んだ水田や耕作放棄地に放牧すること。
※2 レンタカウ制度 牛を所有しなくても、地域の畜産農家や山口県農林総合技術センター畜産技術部から放牧に慣れた牛を借りることができる制度。
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やまがた農園の山縣さんご夫妻と意見交換をしました
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 山縣さんご夫妻
 やまがた農園
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令和5年8月3日(木曜日)、周南市須金の「やまがた農園」山縣 聡さん・幸子さんご夫妻と意見交換を行いました。 お二人は、同じ大学で卒業後に結婚され、それぞれサラリーマンをされていましたが、聡さんが自分で何か作ることがしたいという想いから、出身の周南市で就農を決意。ちょうどその頃、親の知り合いに農園を任せたいという園主がおられたことから、園主の下で2年間の研修を経て継承し、現在は幸子さんと二人で経営。成園の継承によりすぐに収入が得られたので就農がスムーズにできたとのことです。 やまがた農園では、ぶどう(ピオーネ、シャインマスカット、安芸クイーンなど20品種)と梨(二十世紀、豊水)を栽培しており、8月下旬頃からは露地栽培のぶどう狩り(予約制)も始まります。 販売先の多くはリピーターからの注文で、「今年も届くのを楽しみに待っていますね」という声が励みになり、今後もお客様に喜んでもらえるよう美味しい果物を作っていきたいとお話しされていました。
【関連URL】 やまがた農園ホームページ https://www.yamagatanouen.com/
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神田農園の藤原さんご夫妻と意見交換をしました
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 藤原さんご夫妻
 有梨沙さんとトマト
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令和5年8月1日(火曜日)、周南市鹿野の「神田農園」の藤原 有梨沙さん・拓さんご夫妻と意見交換を行いました。 神田農園代表の有梨沙さんは、アパレル企業に勤務されていましたが、幼少期から祖父の農作業をしている姿を見て育ち作ることに憧れを持ち続けており、遂に、自身で作ることを決意。農業大学校に1年間、卒業後に山口市でトマト栽培を半年、岩国市でわさび栽培5か月の研修を経て、平成31年にトマトとわさび栽培で就農されました。 拓さんとは農業大学校の同窓生で、拓さんは、現在、株式会社かの高原開発 農業部門で働きつつ、神田農園の経営を助けています。 今後は、新たな品目や規格外品を使った加工品にもチャレンジしたいとお話しされています。
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JA山口県グリーン農業大会に出席
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 情報提供を行う小松地方参事官
 生分解性マルチなどの紹介
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令和5年8月1日(火曜日)、JA山口県グリーン農業大会が山口県健康づくりセンターにて開催され、小松地方参事官が、みどりの食料システム戦略をテーマに情報提供を行いました。 同大会は、JAグループが進める環境調和型農業※の取組を生産者に知ってもらい、環境に配慮した資材やスマート農業機器などの普及・推進を目指すもので、県内から約200名の生産者が参加されました。 当日は、関係機関、メーカーなど7団体から、環境調和型農業に関連する情報提供が行われたほか、ポスターや関連資材の展示も行われ、多くの来場者が関心を寄せていました。
※農業の持続性確保の視点から、JA組合員の便益と食料安全保障を確保しつつ、自然環境への負荷の緩和と適応を図る農業
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7月
夏出し「寝太郎かぼちゃ」出荷!
- 撮影場所:山口県山陽小野田市
- 撮影日:令和5年7月27日
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 出荷式の記念撮影
 寝太郎かぼちゃ
 寝太郎かぼちゃと河村組合長
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令和5年7月27日(木曜日)、山陽小野田市のJA山口県山陽小野田営農センターで夏出しの「寝太郎かぼちゃ」の出荷式が行われました。これから、お盆前まで収穫・出荷が続きます。 「寝太郎かぼちゃ」は、平成23年度から山陽小野田市厚狭地区を中心に、地域の特産品づくりを目指す生産者の取組として、冬至向けかぼちゃの栽培が始まり、今では夏出しと合わせて栽培を行い、やまぐちブランドとして登録され、県内を中心に出荷されています。 「寝太郎かぼちゃ」は、「1つる1果」を原則に栽培されており、大玉で非常にほくほくした食感、甘みが強い(糖度13度以上)ことがセールスポイントとなっています。 JA山口県山陽地域露地野菜生産部会かぼちゃ生産組合の河村組合長は、「今年は、収穫時の大雨でほ場が浸水したところもあり大変だったが、美味しくできたので皆さんに食べてほしい。」と話されていました。
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株式会社ゆめファームが持続可能な農業推進コンクール中国四国農政局長賞を受賞しました!
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和5年7月13日
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 表彰式の様子 (左から株式会社秋川牧園の秋川会長、 株式会社ゆめファームの村田農場長)
 株式会社ゆめファームの職員の皆さん
 収穫期を迎えたトマト
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中国四国農政局は、7月13日、株式会社秋川牧園(以下「秋川牧園」という。)の施設において「令和4年度中国四国地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール(有機農業・環境保全型農業部門)中国四国農政局長賞」表彰式を開催しました。 受賞した株式会社ゆめファーム(以下「ゆめファーム」という。)は、養鶏を中心に畜産・加工の卸売りと戸別宅配を行う秋川牧園直営の野菜生産を担う子会社として設立され、秋川牧園の養鶏・酪農で発生した家畜ふん尿を完熟堆肥化した肥料を使用し、化学農薬・肥料を一切使わず野菜を栽培しており、令和元年には有機JASの認証を取得しています。 年間50品目以上の野菜を生産し、良質な有機野菜の生産を安定的に行うために、苗の生産も自社で行い、苗テラス(人口光閉鎖型苗生産システム)も導入しています。 ゆめファームからは、「未来につながる持続可能な農業推進コンクールの開催の栄をいただけることは、生産現場に携わるものとして大変勇気づけられる。さらなる前進を成し遂げたい。」と、今後の意気込みが語られました。
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株式会社かの高原開発と意見交換をしました。
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 岸田さんご夫妻と懇談
 開発した和紅茶
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令和5年7月6日、「株式会社かの高原開発」代表取締役 岸田安義さんと妻の佐津枝さんと意見交換を行いました。 かの高原開発は、平成8年に第三セクターとして発足し、周南市鹿野で唯一の宿泊施設でもある「石船温泉 憩の家」「せせらぎパーク・豊鹿里パーク」の管理運営を行なっています。 農業部門では、鹿野地域の景観を守り、雇用を拡大し、交流人口・定住人口を増加させることを目標に、休耕田を利用してそばを栽培しています。収穫したそばは、「のんたそば」とブランド化して加工・販売をしています。 また、鹿野は歴史あるお茶の産地でしたが、近年は自家用が中心で小規模生産となっています。お茶文化の復興との想いから、かの高原開発社員一丸となって平成27年に鹿野和紅茶プロジェクトが始動し、「鹿野和紅茶」を製品化しました。パッケージ作業は、社会福祉法人鹿野福祉会が運営する「ふれあい作業所鹿音(かのん)」に行ってもらうなど農福連携にも取り組んで地域経済の循環に貢献しています。
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6月
地産地消のごはんバーガー店オープン!
- 撮影場所:山口県下関市
- 撮影日:令和5年6月29日
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 choshu han’s外観
 ごはんバーガー
 店主の田村さん
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令和5年6月29日(木曜日)、やまぐち食彩店※として令和5年4月に認定されたchoushu han’s(ちょうしゅう はんず)店主の田村 愛さんと意見交換を行いました。 choushu han’sは、令和4年11月下関市にオープンされ、店のコンセプトは、山口県産米を100%使用するなど、極力県産食材を使用した栄養バランスの整った食事をワンハンド(片手)で気軽に楽しめるごはんバーガーを提供することです。 田村さんは、病院の管理栄養士のときに患者さんから健康で美味しいものを食べたいという話をきっかけに、地元で穫れた身体に良い農産物を多くのお客様に食べてもらい、そのことで街の活気を取り戻すことに貢献したいとの強い想いから開業されました。 また、今後は県内産有機農産物や特別栽培農産物を食材に取り入れた商品を提供したいとも語られています。
〇「やまぐち食彩店」は、山口県産農林水産物を積極的に使用している料理店。
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衛星/ドローン画像を活用した現地確認業務の自動化・省力化に向けた令和5年度実証がスタート(in下関市)
- 撮影場所:山口県下関市
- 撮影日:令和5年6月14日
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 ヒアリングの様子
 撮影地域の絞り込み (写真提供:PwCコンサルティング合同会社)
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令和5年6月14日(水曜日)、下関市役所において、担当者の目視により実施されている現地確認業務の衛星/ドローン画像を活用した自動化・省力化の実現性を検証するキックオフ会議が開催されました。 始めに、当省及び本実証事業の実施主体であるPwCコンサルティング合同会社から下関市に対して事業の説明が行われ、その後、ドローン撮影エリアや撮影時期などについての打合せが行われました。 今年度の実証事業は、全国5地域で実施され、農地利用状況調査の農地判定における農地/遊休農地の分類精度向上や、経営所得安定対策の現地確認における水稲、麦の分類精度向上の検証が行われる予定です。 今回の実証事業を通じて衛星/ドローン画像による解析技術が進展し、現地確認業務の労力軽減につながればと、現場関係者の期待は高まっています。
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地元食材を使ったお弁当を持ち寄って「女性農業委員と食育を考えるランチミーティング」を開催しました(下松市での食育イベント)
- 撮影場所:山口県下松市
- 撮影日:令和5年6月13日
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 食育を考えるランチミーティング
 お弁当食材の説明及び参加者のお弁当
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令和5年6月13日(火曜日)、下松市役所において、食育イベント「女性農業委員と食育を考えるランチミーティング」を開催しました。 当省では、第5次男女共同参画基本計画の達成に向けて、農業委員の女性登用推進に取り組んでいます。このイベントを開催するきっかけとなったのは、同市の女性農業委員と意見交換を行う中で「市の農業をもっとPRしたい」との意見をいただいたことでした。そこで、6月の「食育月間」にちなんで、地元の食材を用いたお弁当を囲んだランチミーディングを提案したところ、市の関係者等からの賛同もあり開催することとなりました。 当日は、女性農業委員から、自ら栽培した野菜などを食材としたお弁当を披露しながら日頃感じている農業、食育に対する思いを話していただき、参加者全員が持ち寄ったお弁当(市産の食材を使用することが要件!)を食べながら和やかに懇談を行いました。 参加者からは「イベントを通じて市の農業、食育について関係者で話せる機会を持つことができた」、「お弁当を食べるだけの座談会かと思い、少し戸惑ったが、良い経験になった」などの感想が寄せられました。
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ふくぷくファームの白井夫妻と意見交換を実施
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 ふくぷくファームの白井夫妻
 ハウス内で意見交換
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令和5年6月8日(木曜日)、ふくぷくファームの白井智規さん、裕貴さんご夫妻と意見交換をしました。 白井夫妻は、12年前に地元(周南市)に戻られ、夫妻でふくぷくファーム株式会社を設立。現在、ほうれんそう(ビニールハウス39棟)、水稲種子、酒米を社員2名、パート8名で生産されています。 周南市鹿野の豊かな自然に囲まれた高原地で、みんなが幸福(ふく)で満腹(ぷく)になれる社会となるよう、ASIAGAP(ほうれんそう)を取得し安全で美味しい野菜・米づくりをされています。 また、エコやまぐち農産物認証のエコ50(ほうれんそう)も取得され、こだわりの堆肥で土作りをして、環境にやさしく美味しいほうれんそうになるよう魂を込めて作られています。ほうれんそうは、えぐみが無く食べやすい、甘みもあってやわらかいと大人はもちろんお子様達にも評判です。 裕貴さんは、農業で伸びていくには女性の能力がカギを握っているはず。人生をもっと面白くするために農業に何が足りないか、何をしていけば成長できるか女性目線で取り組んでいきたいと語られていました。
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中須の棚田で小学生家族の田植え、野菜の植付・収穫体験に参加
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 棚田で田植え体験
 つなぐ棚田遺産、みどりの食料システム説明
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令和5年6月4日(日曜日)、「つなぐ棚田遺産」に登録されている周南市中須地区にある「中須の棚田」において、近隣の小学生家族約100名による農業体験交流が4年ぶりに開催されました。 参加者は、棚田の同地区で活動している「棚田清流の会」の石田隆志会長から、棚田の農業体験交流、苗の植え方などの説明を受けた後、田植え、野菜の植付け・玉ねぎ収穫体験をしました。 山口県拠点では、ブースを借りて情報発信コーナーを開設し「つなぐ棚田遺産」、「ミーとトラの大冒険」(日本の農業と伝統文化)や「みどりの食料システム戦略」などに関連するパネルの展示やパンフレットを配布し、棚田保全の取組や農地の多面的機能の紹介、食育の大切さについて紹介しました。 子供たちは、日頃できない自然のとのふれあいを体験し、笑い声や笑顔のたえない一日となり、最後に、「ちょっとあることします」と題した企画では、本棚田で採れた「泣かす米」が当たるジャンケン大会も開かれ、最後まで大賑わいのイベントとなりました。 農業体験交流は、全6回の予定で次回は、7月下旬に竹を加工したそうめん流し、木材を活用した木工作りを開催する予定です。
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令和4年度「飼料用米多収日本一コンテスト」中国四国農政局長賞の表彰式を開催
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 及川局次長からの表彰状授与 ファームあまだ 福井氏(右)
 意見交換会の様子
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中国四国農政局は、令和5年6月1日(木曜日)に、「令和4年度飼料用米多収日本一中国四国農政局長賞」の表彰式を株式会社秋川牧園の施設で開催しました。 農林水産省及び一般社団法人日本飼料用米振興協会は、飼料用米生産農家の生産に係る技術水準の向上を推進するため、「飼料用米多収日本一コンテスト」を開催しており、中国四国農政局においても、管内から応募のあった経営体のうち、その取組が優秀と認められた経営体を表彰しています。 審査の結果、「単位収量の部」においてこの度、「農事組合法人ファームあまだ」(山口市)が中国四国農政局長賞に輝きました。受賞した同法人は、令和元年産から飼料用米生産に取り組まれ、令和4年は、12.7ヘクタールに作付けし10アール当たりの収量が727キログラムに上りました。また、実需者である株式会社秋川牧園から無償提供される鶏糞堆肥での耕畜連携による地域資源循環型農業及び密苗栽培や立毛乾燥等による生産コスト低減の取組を積極的に実践されています。 表彰式後には、実需者である秋川牧園の関係者も交え、具体的な飼料用米生産の取組内容や今後の課題等について意見交換が行われました。
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5月
「中山間地域のスマート放牧 現地シンポジウム2023in山口」に参加しました!
- 撮影場所:山口県山口市及び美祢市
- 撮影日:令和5年5月16日
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 農研機構による説明
 電気牧柵電圧監視システム
 新型フレールモア
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令和5年5月16日(火曜日)、山口市及び美祢市において、農研機構西日本農業研究センターほか共催による「中山間地域のスマート放牧 現地シンポジウム2023in山口」が開催されました。 本シンポジウムは、山口県における放牧の先進的な取組である「山口型放牧」とスマート農業実証プロジェクト事業および国際競争力強化技術開発プロジェクト事業の情報発信を目的としています。具体的には、中山間地域における荒廃農地を放牧地に再生する方法やICT技術を活用した放牧管理技術を紹介し、意見交換を行うものです。 午前の部はスマート機器(放牧牛の位置監視システム、電気牧柵の電圧監視、荒廃農地の再生(刈り払い、伐木)新型フレールモアなど)などについての説明、午後の部は圃場において紹介したスマート機器の実演が行われました。 今後、参加者には、より放牧による持続的な農地管理と自給飼料主体の畜産物生産への理解と実践が期待されます。
【共催】農研機構西日本農業研究センター、農研機構畜産研究部門、山口県農林総合技術センター、西日本スマート放牧コンソーシアム、スマート放牧コンソーシアム
【関連URL】農研機構西日本農業研究センター(外部リンク) https://www.naro.go.jp/laboratory/warc/index.html
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女性農業者(あまね農園)と意見交換を実施
- 撮影場所:山口県周南市
- 撮影日:令和5年5月16日
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 高光直子さんと談笑
 スナップエンドウのハウスにて
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周南市のあまね農園の高光直子さんと令和5年5月16日(火曜日)に意見交換をしました。 高光さんは、6年間、酪農や野菜栽培などのアルバイト経験を経て、平成24年に当地へ新規就農されました。初期投資を抑えるために農機具を所有している親戚の近くに就農し、住居は市の空き家バンクを活用されました。 BLOF理論(生態系調和型農業)を取り入れて、さといもをはじめとして果菜類・根菜類の30品目を栽培されています。現在もBLOF理論に基づく有機農業について勉強中であり、丈夫で美味しい農作物を栽培したいと意欲的に取り組まれています。収穫した農産物は、JA直売所や大手量販店に出荷され、少量ですが消費者への宅配もされています。 近隣農家からは、農地を預かって欲しいという要望もあり、経営面積の拡大も視野にあるということですが、顔の見える近い距離での地産地消を行っていきたいと語られていました。
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4月
ファーム和の河村夫妻と意見交換を実施
- 撮影場所:山口県下松市
- 撮影日:令和5年4月27日
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 ファーム和の河村夫妻
 ハウス内の様子
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令和5年4月27日(木曜日)、ファーム和の河村和彦さん、真弓さんご夫妻と意見交換をしました。 真弓さんは下松市農業委員会の農業委員としても活躍されています。和彦さんは、両親の残された農地を土日だけでは保全できなくなり、これ以上、農地を荒らしてはいけないという思いから、市役所を早期退職し就農されました。現在は、ほうれんそう、夏秋トマト、ミニトマト、パプリカ、なすなどを栽培されています。 GAPについては、就農当時から作業工程等の記録などに取り組んでおられ、消費者などの信頼も得られるのではないかという思いから、ASIAGAPを取得し東京オリンピック・パラリンピックには、トマトを納品されました。 また、エコやまぐち農産物認証のエコ100、エコ50も取得されており、自然環境に配慮した農作物の生産により持続可能な農業を次世代につなげるとともに、消費者の健康に考慮した機能性の高い農作物を提供したいと語られていました。
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女性農業者(21世紀フラワーファーム)と意見交換を実施
- 撮影場所:山口県下松市
- 撮影日:令和5年4月27日
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 藤田シゲ子さん(左)と善江さん
 青パパイヤの木
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令和5年4月27日(木曜日)、21世紀フラワーファームの代表理事 藤田シゲ子さんと理事の藤田善江さん親子と意見交換をしました。 理事の善江さんは、下松市農業委員会の農業委員としても活躍されています。 21世紀フラワーファームは、平成23年に花き栽培で営農を開始され、現在、花き、ブルーベリー、青パパイヤ、レモン、いちじくなど約2ヘクタールに経営を拡大されています。 また、加工場を設けジャム、シフォンケーキを製造し、青パパイヤの葉はお茶として、また、青パパイヤの実を加工委託し、ドレッシングとして販売するなど、6次産業化にも取り組まれています。 さらに、農福連携にも積極的に取り組まれており、現在、週2回、毎回3人に堆肥の散布や剪定枝の搬出などの農作業をしてもらっています。 将来は、加工の体験ができる体験工房もやってみたいと意欲満々です。
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女性農業者(田中野菜)と意見交換を実施
- 撮影場所:山口県下松市
- 撮影日:令和5年4月27日
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 田中 結さんと談笑
 元気よく育つジャガイモ
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下松市農業委員会の農業委員としても活躍されている「田中野菜」の田中 結さんと令和5年4月27(木曜日)に快晴の空の下、ほ場にお伺いして意見交換をしました。 10年前に新規就農され、栽培時に農薬や肥料を使用しないこだわりの農法で多品目の野菜を栽培されています。こだわりの農法に取り組むきっかけは、ご主人がオーストラリア留学時に出会った有機栽培農場での経験とのことです。 購入者に安心して食べてもらいたい、消費者を大切にしたいという思いで、「食卓に安心して日常的に使える野菜」をモットーに年間60品目以上を栽培しています。その中より季節の野菜10品目前後を箱に詰め定期的な顧客へ届けています。 自分のライフスタイルの中に農業があることを心がけ、楽しく農業がしたいと語られていました。
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棚田の斜面(あぜ道)に咲く12万株の芝桜!
- 撮影場所:山口県周南市
- 撮影日:令和5年4月16日
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 棚田一面が7色の芝桜
 見頃を迎えた芝桜
 中国四国農政局情報発信コーナー
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周南市のつなぐ棚田遺産「大道理鹿野地の棚田」の芝桜は、美しい景観を未来へつなぐため、地域の農家を中心とする大道理地区百笑倶楽部の協力によって管理されており、集落の棚田一面(1万平方メートルの法面)に広がる芝桜は、12万株に上ります。7色の芝桜のコントラストは美しく、毎年たくさんの人が訪れます。現代の生活ではどこか忘れがちな、なつかしくてあったかい宝ものがいっぱい詰まった里で、芝桜が咲き始める4月には「大道理芝桜まつり」が開催されています。 山口県拠点では、令和5年4月1日(土曜日)及び16日(日曜日)に参加し、「つなぐ棚田遺産」や「みどりの食料システム戦略」などに関連するパネルの展示やパンフレットを配布して、棚田保全の取組や農地の多面的機能の紹介、環境と調和のとれた持続可能な食料システムの大切さについて説明を行いました。 来場者からは、棚田保全や環境にやさしい持続可能な農業に取り組んでいくことが大切だとの感想が寄せられました。
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お問合せ先
山口県拠点
ダイヤルイン:083-922-5404