プレスリリース
国営総合農地防災事業「那賀川地区」の完工式について~歴史的資産を次世代へ~
本地区は徳島県南東部の小松島市、阿南市にまたがる農業地帯となっており、水稲を中心に、ブロッコリー、きゅうり等を組み合わせた農業経営が展開され、地理的な条件を活かして、京阪神への食料供給基地の役割を担っています。
この地域農業を支える頭首工・水路といった農業水利施設は、昭和13年から昭和30年にかけて国や徳島県等によって整備されてきました。
このたび、農業用水の水質保全と災害の未然防止等を目的に、幹線水路の改修及び頭首工の統合を行う「国営総合農地防災事業那賀川地区」が完工しました。歴史的資産を次世代へ引継ぐ決意のもと、地域農業の生産性と農業経営の安定を支える施設の整備完了を祝すため、以下のとおり完工式を開催します。
1.開催日時
令和7年1月18日(土曜日)10時30分~12時00分
2.開催場所
阿南市文化会館 夢ホール 1階 ホール(徳島県阿南市富岡町西池田135-1)
3.式典次第(予定)
(1)式辞 中国四国農政局長
(2)挨拶 農林水産大臣
(3)事業経過報告 中国四国農政局農村振興部防災課
(4)来賓祝辞 徳島県知事、国会議員他
(5)謝辞 那賀川地区国営総合農地防災事業促進協議会会長、那賀川土地改良区理事長
4.事業概要
(1)目的
本地区は都市化・混住化が進み生活雑排水が地区内の水路に流入してくることで農業用水の水質が悪化し、水稲栽培に支障が生じていました。また、農業用水を取り入れるための3か所の頭首工(吉井大西堰、南岸堰、北岸堰)は、造成後から相当年数が経過し劣化が生じているため、施設の安全性を維持するための対策が必要となっていました。
このことから、農業生産の維持及び農業経営の安定のため、「国営総合農地防災事業那賀川地区」では幹線水路の改修及び3か所の頭首工の統合(南岸堰の補修、吉井大西堰及び北岸堰の撤去)等を行い、農業用水の水質保全と災害の未然防止等を図ることを目的としています。
(2)関係市
小松島市、阿南市
(3)受益面積
3,023ヘクタール(水田2,932ヘクタール、畑86ヘクタール、樹園地5ヘクタール)
(4)事業工期
平成8年~令和6年
(5)総事業費
513億円
(6)主要工事
頭首工補修1か所、幹支線水路改修18.0キロメートル
5.報道関係者の皆様へ
完工式は、報道関係者に公開します。
取材を希望される方は、下記URLの取材申込フォームに必要事項を記入のうえ、1月14日(火曜日)までに送信し、申込をしてください。
【取材申込】https://www.contactus.maff.go.jp/j/chushi/form/76_250110.html
取材及び駐車場所については、担当者の指示に従ってください。
駐車スペースには限りがありますので、あらかじめご了承願います。
添付資料
お問合せ先
中国四国農政局農村振興部防災課
担当者:稲田、松永、橋本
代表:086-224-4511(内線2680、2681、2685)
ダイヤルイン:086-224-9424