取組事例_広島県備後福山食品輸出協議会
「日本食+VEGAN+アニマルフリー」な開発食品を広島県備後地域の食品メーカーで発信!
「広島県備後福山食品輸出協議会」は、広島県福山市内の食品メーカー3社と食品総合商社で構成された加工食品クラスターです。
市場規模の大きいアメリカを主なターゲットとし、国内外展示会への参加を通じて協議会に所属する食品メーカー各社の販路拡大を目指します。

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海外展示会での様子(左)、輸出されているビーガンラーメン(中央および右) |
取組概要
- 主な取組内容は、国内外における展示会への共同出展です。令和6年度は「''日本の食品''輸出EXPO(東京)」「Winter Fancy Food Show(アメリカ)」「Dubai Gulfood(UAE)」の3つに参加しました。
- 海外では、「ヴィーガン」「アニマルフリー」「グルテンフリー」といった価値観が浸透しており、これらのニーズを意識した商品が注目されているなか、協議会メンバーそれぞれの商品やノウハウを持ち寄り、このような海外のニーズに対応した商品開発やプロモーション活動に取り組んでいます。
広島県備後福山食品輸出協議会 事務局 倉田さんへのインタビュー
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加工食品クラスター組成のきっかけ
- 当初、(公財)ひろしま産業振興機構で農産物・加工食品の輸出促進に取り組むグループでの事業申請を考えていましたが、小規模で小回りの利く活動をしたいと思い、新しい団体として申請することにしました。
- 福山市は神戸港(兵庫)、福山港(広島)、水島港(岡山)などの輸出可能な港へのアクセスが良好なため物流経費が抑えられること、また、備後地域の食品メーカーで団結して輸出額を伸ばしていきたいという想いから、本協議会を設立しました。
加工食品クラスターの活動で感じるメリット
- 展示会の出展費や渡航費を自社の広告宣伝費のみで賄うのはなかなか難しいので、補助金はすごく助かっています。展示会に若手の社員を同行させ、バイヤーの対応を任せるなど経験を積ませてあげることもできます。
- 展示会では、複数社でまとまって展示していることでバイヤーが気になる商品を見た際に他の展示商品も見ていってくれます。商談のチャンスが増えることはクラスターで活動のするときのメリットだと思います。
- それぞれの会社のアイテムの個性と強みで集客し、お客様への試食・提案をグループで連続的にすることで、バイヤーのブースでの滞在時間が増え、商談件数が倍増していく経験ができました。
加工食品クラスターで活動する上で工夫していること
- 協議会メンバーはSNSのグループチャットでつながっており、GFP(農林水産省の輸出プラットフォーム)からの情報共有や展示会に向けた相談などを気軽に行えるようになっています。
- メンバーからは、「事務局が様々な輸出に関する情報を、タイムリーに発信してくれるのでありがたい」といった声ももらっています。
加工食品クラスター組成を考えている事業者へのアドバイス
- 加工食品クラスター事業は小規模メーカーでも輸出に踏み出せる良いきっかけになると思います。
- お聞きになりたいことなどがあればアドバイスさせていただきます!
協議会メンバー ※ロゴをクリックすると各社HPにアクセスできます。
![]() クラタ食品有限会社 (広島県福山市東手城町) 品目:インスタント袋麺 |
![]() 徳永製菓株式外会社 (広島県福山市胡町) 品目:豆菓子 |
![]() 株式会社アサムラサキ (広島県福山市東深津町) 品目:かき醤油、ドレッシング |
![]() トウショク株式会社 (広島県福山市駅家町) 品目:こんにゃく(PB) |
参考資料
37.広島県備後福山食品輸出協議会(広島県:ヴィーガンラーメン、豆加工品など複数品目)(PDF : 651KB)(農林水産省へリンク)
お問合せ先
経営・事業支援部食品企業課
ダイヤルイン:086-222-1358









