プレスリリース
農林水産・食品分野で知的財産を戦略的に保護・活用し、成果を収めた企業等を顕彰
農林水産・食品分野における知的財産権及びその他の知的財産保護の枠組みの活用を通じ、有する知的財産を戦略的に保護・活用し、事業経営の発展に顕著な成果を収めた企業等を表彰する「九州農政局長表彰」に、福岡県及び全国農業協同組合連合会福岡県本部を受賞者としました。1.「九州農政局長表彰」の概要
農林水産・食品分野においては、知的財産を守る、アピールしていくという意識や取組みが不十分であり、競争力発揮、付加価値向上のためには、知的財産を戦略的に保護・活用することが必須となっています。
そのため、農林水産省は、特許庁が従来から実施している「知的財産権制度活用優良企業等表彰」に併せて、新たに農林水産大臣等表彰を令和7年度に創設しました。「九州農政局長表彰」は、九州農政局が同表彰へ推薦した企業等のうち、農林水産大臣等表彰の受賞者を除く企業等を表彰するものです。
2.受賞者
【九州農政局長表彰】
福岡県及び全国農業協同組合連合会福岡県本部<受賞のポイント>
〇福岡県は、開発したイチゴの品種「福岡S6号」を保護するため、種苗法に基づく品種登録を行うとともに、栽培地及び生産・販売できる者を福岡県内の農家に限定。また、海外での侵害リスクを見据え、中国及び韓国でも育成者権を取得。
〇収穫物の流通・販売を行う全国農業協同組合連合会福岡県本部は、ブランド確立のため「あまおう/甘王」、「博多あまおう」の商標権を取得。また、海外輸出を見据え、中国、韓国、台湾及び香港で商標権を取得している。
〇福岡県及び全国農業協同組合連合会福岡県本部は、互いに連携し、知財ミックス(注)により「あまおう」ブランドを確立し、かつ育成者権は品種登録後20年(当時)で権利が消滅したものの、商標権を引き続き保持することで、そのブランドを維持し農業者の所得確保を図っている。
(注)知財ミックスとは、ある製品やサービスを複数種類の知的財産権で多面的に保護すること。
3.表彰式
今年度の表彰式は、以下のとおり行います。日時:令和7年4月18日(金曜日)15時00分~16時00分
場所:九州農政局 農政第4会議室(4階)
(熊本市西区春日2丁目10番1号 熊本地方合同庁舎A棟4階)
4.参考
<添付資料>受賞のポイント(PDF : 292KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
担当者:髙田
代表:096-211-9111(内線4544)
ダイヤルイン:096-300-6379