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九州農政局

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プレスリリース

「令和5年度豊かなむらづくり全国表彰事業」九州ブロック受賞団体の公表について

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令和5年10月11日
九州農政局
「令和5年度豊かなむらづくり全国表彰事業」九州ブロックの受賞団体が決定しましたので、お知らせします。

1.概要

豊かなむらづくり全国表彰事業 

本事業は、農山漁村における集落、校区、市町村等を活動範囲とする団体の農林水産業を核とした生活・文化等を含む幅広い地域活動を対象に、農林水産省及び日本農林漁業振興会が昭和54年度から実施しています。
優良事例の表彰を行い、その業績発表等を行うことにより、むらづくりの全国的な展開を助長し、地域ぐるみの連帯感の醸成及びコミュニティ機能の強化を図り、農林漁業及び農山漁村の健全な発展に資することを目的としています。
 

農林水産祭

農林水産祭は、農林水産省及び日本農林漁業振興会が、国民の農林水産業と食に対する認識を深めるとともに、農林水産業の技術改善及び経営発展の意欲の高揚を図るため、国民的な祭典として昭和37年から毎年11月23日の勤労感謝の日を中心に開催しています。
毎年、全国各地の農林水産関係団体が農林水産祭参加行事として開催する農林水産物の品評会・コンクール等において農林水産大臣賞を受賞した者の中から、農林水産祭中央審査委員会が7部門(農産・蚕糸、園芸、畜産、林産、水産、多角化経営、むらづくり)の天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会会長賞を選定しています。
 
むらづくり部門では、「豊かなむらづくり全国表彰事業」において選定された農林水産大臣賞受賞団体のなかから天皇杯等が選定されます。
 

2.受賞団体

農林水産大臣賞

◆「三角サトウキビ活性会」 (熊本県 宇城市)  
<概要と評価のポイント>
   宇城市三角地区は有明海と不知火海に挟まれた海岸島しょ地域で、温暖な気象と潮風、肥沃な土壌を活かして温州みかんやデコポン(不知火)等の果樹のほか、洋ラン等の花きが生産されています。
   三角サトウキビ活性会は、SDGsの理念のもとでサトウキビ産地の復活と伝統的な黒砂糖づくりの継承を通して、地域の女性たちや非農家も巻き込みながら耕作放棄地の解消や環境保全、さらには食育まで幅広く取り組んでいます。
   本事例では、食育を含め、伝統技術の継承による子供たちへの教育効果だけでなく、活動のストーリーをもとにした魅力的な商品が生まれる可能性がある点が評価されました。

◆「高隈地区コミュニティ協議会」 (鹿児島県 鹿屋市)
<概要と評価のポイント>
   高隈地区は標高1,237mの大箆柄岳を主峰とする高隈連山の麓にある農山村地区で、高隈山系の冷たく清純な水を利用した稲作のほか、畑作地帯である笠野原台地では甘しょ、ごぼう、茶など、多種多様な農産物が栽培されています。
   高隈地区コミュニティ協議会は、地区住民での話し合いをもとに目指す将来像を掲げ、休耕田を活用した地域ブランド米(高隈コミュニティ米)の生産や、ドライブサロン、有償ボランティア活動等の生活支援に取り組んでいます。
   本事例では、世代を問わず多くの人を巻き込みながら発展させた幅広い活動として、棚田を活用した里山ツーリズムをはじめとした体験型の取組みや、高齢者の買い物支援等の多くの課題を共助という形で解決しようとする姿勢が評価されました。


 
 ※表彰式は、令和5年12月中旬に開催予定です。
 ※受賞者2団体の概要については、追って九州農政局のホームページに掲載します。
  
 
 農林水産祭における三賞受賞団体については、以下の農林水産省ホームページの報道発表(10月11日)をご参照ください。
 
令和5年度(第62回)農林水産祭天皇杯等の選賞について (農林水産省ホームページ) 

添付資料

令和5年度 豊かなむらづくり全国表彰事業  受賞団体位置図(PDF : 310KB)

お問合せ先

農村振興部 農村計画課

担当者:松岡、池端
ダイヤルイン:096-300-6425