綾川地区
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綾川地区の概要
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本事業は、宮崎市(佐土原町)、西都市、国富町及び綾町の2市2町にまたがる水田457ha、畑1635ha、計2092haの受益地に対し、基幹施設である国営綾川土地改良事業(昭和33年度~昭和45年度)、国営綾川地区土地改良事業(国営造成土地改良施設整備事業:昭和50年度~昭和55年度)で造成された用水施設が老朽化により、安定的な用水の確保が困難となっているとともに、補修等の維持管理に多大な労力と費用を支出していました。このため、用水施設の改修(56km)を行うことにより用水施設の機能回復、維持管理費の低減を図ることにより農業生産の維持及び農業経営の安定を図ることを目的としています。 |
綾川地区位置図 |
(クリックすると拡大します) |
里芋へのかん水状況 |
優良農家インタビュー~環境保全型農業への取組み~
Q:作物は何を作っており、営農に携わっている方はどなたですか
A:作物は、葉たばこ395a・さといも110a・千切りだいこん80a・早期米30a・飼料用稲450aを栽培しています。営農は、父・母・妻・私の4人で行っています。
A: 以前は、パイプの漏水事故などにより、営農に支障があったが事業が完了し、そのような事故が無くなり水を安定的に使用できるようになったので良かったと思っています。
A:私は、葉たばこ・さといも・千切りだいこんの栽培において、湛水防除(※)を実施しています。
A:息子が、就農を希望するならば後継者にしたいと思っています。その場合、葉たばこ・さといも・千切りだいこんの栽培面積を増やしたいです。ただ、息子には親が行っていることをそのまま踏襲するのではなく、新しい作物や営農方法を自分で考え、環境保全型農業を発展・推進して欲しいと思っています。 |
(感想を述べられる国富町の東さん) |
人と環境にやさしい営農の推進(湛水による病害虫防除用水)
センチュウの被害
農作物を作る土壌の中には、多種多様の微生物が生息しており、中には作物に害を及ぼす害虫もいます。 |
湛水病害虫防除の実施状況 |
湛水によるセンチュウの防除
センチュウを防除するために、今まではクロルピクリン等の薬剤で土壌消毒をしていましたが、人体や環境に害があることがわかっており、取り扱いには十分な注意が必要となっています。 |
効果の検証
地区内のほ場を使用して湛水による病害虫防除の効果検証試験を行った結果、これまでの試験では、湛水処理後のセンチュウ密度は、地表下15cm層、40cm層ともに薬剤処理後、無処理よりも著しく低い値となっており、薬剤と比較しても遜色のない防除効果が期待できることが分かりました。 |
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お問合せ先
南部九州土地改良調査管理事務所
〒885-0093 宮崎県都城市志比田町4778-1
TEL:0986-23-1293 FAX:0986-27-1281