南薩地区
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
![]() |
南薩地区の概要
|
南薩台地は、薩摩半島の南端に位置し南北19km東西25kmの範囲に広がる、総土地面積13,000haの広大な畑作地域です。昔はシラス、礫、コラ等の不良土壌とその地形から水に恵まれず、度々干ばつに悩まされ、生産性の低い農業を強いられていました。 農業発展のため水資源開発の検討を重ねた結果、地域内の河川からの水を天然の調整池である池田湖に集め、ポンプで水を汲み上げ、南薩台地の標高150m以下の畑地6,072haを潤す計画とし、国営かんがい排水事業を昭和45年~59年に実施しました。本事業により、野菜やお茶を中心とした畑地かんがい営農が定着し、地域振興に大きな役割を果たしています。 |
南薩地区位置図 |
(クリックすると拡大します。) |
キャベツ定植後のかん水状況 |
優良農家インタビュー~畑地かんがいが規模拡大の原動力~
作物は何を作っていますか
お茶だけを作っています。昭和30年当時は5~6haだった茶畑の規模拡大を進め、現在では16haの茶畑を持っています。そのうち畑地かんがい施設のある茶畑は8ha程度を占めています。 |
小磯さん |
畑地かんがい施設が整備されてどのように経営が変化しましたか
水を使えるようになって、お茶の生育管理がやりやすくなったことと、区画が整理されたことで大型機械で作業できるようになったことです。 そして、何よりも後継者が育っていることです。 |
畑地かんがい施設をどのように利用していますか
一般的なかん水、施肥後かん水、防霜用水に利用しています。
|
お茶の防霜散水状況(氷結中) |
今後の経営展開は
畑地かんがい施設のあるほ場を中心に、20haを目標にして規模拡大を行っていきたいと考えています。 畑地かんがい施設があること、大型機械化が出来たことが、規模拡大の原動力となっています。 |
農家所得
農家1戸当り生産農業所得の推移
南薩地区関係3市(指宿市、南九州市、枕崎市)での平成18年の農家1戸当りの生産農業所得は、3,255千円で、鹿児島県の約223%となっています。
|
2010年農業センサスより |
オクラ
地区内では、作付面積で鹿児島県の約76%、収穫量では約83%も占めており、指宿市は、日本一のオクラの産地として知られています。他産地と比較して産出額は非常に高く、次期かごしまブランド産地の候補品目として期待されています。 |
|
|
オクラ |
そらまめ
かごしまブランド産地に指定されており、地区内で盛んに栽培され、作付面積で鹿児島県の約61%、収穫量で約68%を占めており、指宿市は、日本一のそらまめ産地として知られています。 |
|
|
そらまめ |
お茶
地区内で盛んに栽培され、栽培面積で鹿児島県の約44%、生葉収穫量で約49%を占めています。 |
|
|
南薩台地に広がる茶畑景観 |
お問合せ先
南部九州土地改良調査管理事務所
〒885-0093 宮崎県都城市志比田町4778-1
TEL:0986-23-1293 FAX:0986-27-1281