環境への配慮
環境との調和への配慮
本地域は、山々を背景として平野部の水田、谷地田及び台地上の樹園地により農村景観が形成されています。農地及びその周辺では、サシバ、オオイタサンショウウオ、エビネ等、多くの動植物が確認されています。
本事業においては、関係市が作成した田園環境整備マスタープランとの整合を図り、本地域の有する生態系や景観との調和に配慮することとしています。


サシバ(絶滅危惧B.B.類) オオイタサンショウウオ(絶滅危惧B.B.類)
対策例
1)水路整備(ビオトープ)
農用地の整備に当たっては、農地及びその周辺に生息する両生類・小動物の移動経路に配慮した整備を行うとともに、
法面緑化により周辺景観との調和に配慮することとしています。
小動物保護型側溝(イメージ) 小動物保護型側溝(例) ビオトープ(有徳原1工区)
2)希少動植物への配慮
希少な動植物(オオイタサンショウウオ、エビネ等)については、工事により個体や生育環境・生息環境等が
消失する場合、類似環境への移植等を行います。
エビネ オオイタサンショウウオ 移植イメージ(例)
また、希少な鳥類(サシバ)の生息環境に配慮し、工事区域が鳥類の営巣中心域内にある場合は、繁殖期を避けて施工を行います。工事区域が鳥類の営巣中心域外にある場合は、有識者の指導を得た上で繁殖期間中にも施工を行うことがありますが、施工による影響を軽減するため、低騒音・低振動型の建設機械を使用します。
3)濁水流出対策
工事区域からの濁水が、下流のため池や河川に流入するのを抑制するため、沈砂池を設け、周辺環境への影響を軽減します。
沈砂池造成イメージ
お問合せ先
駅館川農地整備事業所〒879-0444
大分県宇佐市大字石田43-1
TEL:0978-34-6277