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九州農政局

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「令和4年度農業分野の外国人材オンラインセミナー」(令和5年2月16日)を開催しました

令和5年2月16日(木曜日)に開催した「農業分野の外国人材オンラインセミナー」の概要について紹介します。

1.開催日時及び場所

日時:令和5年2月16日(木曜日)13時30分~15時30分
開催方法:オンライン(Zoom)

2.内容

(1)情報提供
 「農業分野における外国人材の受入れについて」農林水産省経営局就農・女性課
資料
 ・農業分野における新たな外国人材の受入れについて
 ・ 特定技能外国人受入れの優良事例集(全国農業会議所HP)
 ・ 特定技能外国人の受入れマニュアル(全国農業会議所HP)
 ・外国人材受入総合支援事業(令和5年度事業PR版)(農林水産省HP)

(2) 事例発表1
 「外国人材の受入れと県間リレー派遣について」株式会社エヌ 経営企画室長 鳥越利雄 氏 (PDF : 3,643KB)

(3) 事例発表2
 「セブンフーズ株式会社における外国人材の受入れについて」セブンフーズ株式会社 代表取締役社長 前田佳良子 氏 (PDF : 4,973KB)

(4) 事例発表3
 「農業分野における外国人の現状と受入れ心構え」福岡県久留米市 野菜農家 尾形浩文 氏
  ※発表資料は、当日資料投影のみ。

議事次第(PDF : 107KB)
資料一覧(PDF : 30KB)

3.セミナー概要

主催者あいさつ(土橋九州農政局次長)

(要旨)
本日は、農業者や関係機関の皆様をはじめ多くの方々にご参加いただき感謝申し上げます。
さて、外国人材の受け入れ制度は、平55年に技能実習制度が創設され、その後、平成31年に深刻化する人手不足への対応として、在留資格「特定技能」が創設されました。
ご存知のとおり、日本の農業現場では高齢化や担い手の減少により労働力が不足しており、国内のみならず国外に労働力を求めざるを得ないのが実情です。
九州の農業が、今後も日本の食料基地として更に発展していくためには、外国人材の受入れを前提とした労働力確保の考えも必要と言えるのではないでしょうか。
本日のセミナーが、外国人材の受入れにより労働力確保を検討されている皆様にとって有意義なものとなりますよう御祈念いたします。

情報提供

農林水産省経営局就農・女性課 本間外国人グループ担当から、農業分野における外国人材の受入れについて説明しました。
「農業分野における新たな外国人材の受入れについて」

事例発表

発表1 株式会社エヌ 経営企画室長 鳥越 利雄 氏(長崎県)
「外国人材の受入れと県間リレー派遣について」
外国人材を活用した労力支援サービスを通じて、地域の農水事業者の所得向上と農業・水産業の成長産業化を図るため設立された同社の設立に至るまでの経緯とこれまでの取組みについて説明いただきました。
参加者からは、「通年派遣とリレー派遣における品目は何か」、「年間を通じて仕事がなかった場合の補償は」などの質問がありました。また、県間リレー派遣への取組みについて具体的に話を聞けてとても参考になったので、今後利用を検討したいとの意見がありました。

発表2 セブンフーズ株式会社 代表取締役社長 前田 佳良子 氏(熊本県)
「セブンフーズ株式会社における外国人材の受入れについて」
同社の事業概要と外国人材の受入れの状況や受入れにあたっての課題、問題点とその解決に向けた取組みについて説明いただきました。また、外国人材2名の方のプロフィールや目標などについて紹介いただきました。
参加者からは、「地域とのつながりを大切にする取組みは非常に良いと思う。広く紹介されてはどうか」との意見や「ベトナム、フィリピン以外の国から受入れる予定はあるのか」との質問がありました。

発表3 福岡県久留米市 野菜農家 尾形 浩文 氏
「農業分野における外国人の現状と受入れ心構え」
外国人材の受入れにあたり、毎日朝夕の声かけや食事会、近隣への旅行、地域イベントへの参加などによりコミュニケーションを図ることを心掛けていること、また、トラブルとその対処法、外国人材を継続的に受け入れるコツなどについて説明いただきました。
参加者からは、「外国人材から雇ってほしいと思われる経営体となるための取組みは」、「生活面や仕事面の指導について家族の役割分担は」などの質問や「現場の実情を分かりやすく説明いただき非常に参考になる」などの意見がありました。


4 セミナーの感想、ご意見等

・県間リレー派遣については、そのような話をちょっと聞いたばかりだったので、具体的に聞けてとても参考になりました。今後利用を検討していきたいと思います。とても有意義なセミナーをありがとうございました。
・自治体向けに、今後の展望や、長期または短期の課題等についてもテーマにしてただけるとありがたいです。例えば今般の円安や、送り出し国の状況変化等により想定される問題、課題等を共有できればと思いました。
・とくに事例では外国人導入の現状と課題が紹介されており、今後の支援業務の参考になると思われる。農業振興地域においては、欠かせない労働力として位置づけられていることが再認識できた。
・やはり実際に現場で苦労した方の話はとても参考になりました。ただ惜しむらくは、どの事例発表ももっと時間をかけてじっくり聞きたかったと感じました。(それぐらい示唆に富む貴重な内容だったと思います。)ありがとうございました

お問合せ先

経営・事業支援部経営支援課

担当者:人材確保支援企画官
ダイヤルイン:096-300-6377

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