来日するあなたへのお願い

果物・野菜などや肉・肉製品を日本に持込むことは違法です
日本への果物・野菜などの植物類や肉・肉製品の持込みは日本の法律で厳しく制限されており、多くのものが持込めません。日本に果物・野菜などや肉・肉製品を違法に持込んだ場合には、罰則(3年以下の拘禁刑又は300万円以下(法人の場合は5,000万円以下)の罰金等)の対象になります。
- 悪質な持込みと判断したら警察に通報します
- 違法な持込みにより、逮捕された人もいます
日本に持込めないもの
果物・野菜など
ほとんどの果物・野菜などは持込みが禁止されています。
また、持込みが禁止されていない植物類(苗、種子、穀類、豆類など)についても、持出す国の政府機関が発給する検査証明書(Phytosanitary Certificate)が必要です。植物以外にも、土は持込みが禁止されており、生きた昆虫も持込みが禁止されているものがありますので、ご注意ください。なお、生の果物・野菜が含まれる機内食も持込むことはできませんので、機内食は飛行機内で召し上がっていただき、食べ残し等を機内から持って降りないようお願いします。
持込みが禁止されている果物・野菜の一例
マンゴウ、リュウガン、グアバ、ライチ、トウガラシ、カンキツ類、ナシ、リンゴ、機内食(サンドイッチ、カットフルーツなど)
肉・肉製品
肉や肉製品の持込みは原則禁止されています。
生ハム、ソーセージ、サラミ、ベーコンやジャーキーなどのように肉が主原料の製品だけでなく、肉まんや餃子、ハンバーガーやハムサンド、キンパなど、少しでも肉が原料に使われている製品も同様に持込むことができません。また、真空パックしたものや調理されたもの、空港の免税店で売られているもの、日本語の表記がされているものであっても例外ではありません。肉製品が含まれる機内食も持込むことはできませんので、機内食は飛行機内で召し上がっていただき、食べ残し等を機内から持って降りないようお願いします。
持込みが禁止されている肉・肉製品の一例
生鮮肉、ジャーキー・干肉、ハム・生ハム・ソーセージ・サラミ、ベーコン、調理された肉、肉まん、肉入り餃子、もみじ(鶏足)、ハムサンド、ハンバーガー、キンパ、肉松餅、機内食など
日本に持込めない理由
海外から日本に植物の病害虫や家畜伝染病が侵入するのを防ぐためです。海外では、ミカンコミバエや火傷病などの植物に重大な被害を与える害虫や病気が発生しており、果物・野菜などに付着して日本に侵入するおそれがあるため、これらの害虫や病気が付く果物・野菜などの持込みは原則禁止されています。
また、海外では、口蹄疫やアフリカ豚熱(ASF)といった日本では未発生の家畜伝染病が発生しています。これらの病気は肉や肉製品を介して感染することが知られており、実際に食肉を介して遠く離れた国に家畜の伝染病が広がった事例が複数報告されています。このため、肉・肉製品の持込みは原則禁止されています。
注意事項
数量や商用・個人用を問わず、貨物、携帯品や国際郵便で日本に持込まれるすべての果物・野菜などや肉・肉製品が規制対象となりますのでご注意ください。
また、前述したとおり、海外ではアフリカ豚熱をはじめとする様々な家畜伝染病が発生しています。家畜に触れたり、農場の土を踏んだりすることで、衣服や靴に家畜の病原体が付着し、日本に持込んでしまう可能性があります。日本渡航前に、家畜を飼養する施設、生きた動物が販売されている市場などに立ち入らないようにしてください。もし日本渡航前に家畜に触れたり、農場へ行かれたりした場合には、日本到着時に動物検疫カウンターに立ち寄り、靴や衣服の消毒を受けてください。
到着時の検査
空海港や郵便局では植物防疫所・動物検疫所の検査官が手荷物や郵便物に持込み禁止品等が入っていないか確認しています。検査官が持込み禁止品の所持等について質問するほか、匂いを嗅いで持込み禁止品を見つけ出す動植物検疫探知犬も活動しています。検査のためにお手荷物や郵便物の中を拝見することがありますので、ご協力をお願いします。
また、検査手続きの中でパスポート情報や搭乗券の情報を記録することがあるため検査に時間を要する場合がありますが、ご理解いただきますようお願いします。
ご家族やご友人等あなたの周りの方々にも、果物・野菜・肉・肉製品は日本へは持込めないこと、これらの物を日本にいる方に向けて国際郵便等で送付してはいけないことをお伝えいただくようお願いします。