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東北農政局

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地域の歴史

  • 新田開発の歴史

   古代、十三湖は、現在の五所川原市付近まで広がっており、その後、河川の堆積作用などによって次第に縮小していったと推定される。
   津軽地方の新田開発は、1620年の「新田開発令」により本格化し、19世紀にかけて、現在の津軽平野の中央から北側(木造、五所川原、金木等)の大部分を津軽藩が開田した。しかし、低湿地な土壌、逆潮による塩害、河口閉塞による湛水被害、「やませ」による冷害などの悪条件から、開田と放棄の繰り返しであった。

縄文時代後期の十三湖

縄文時代後期の十三湖
(鈴木克彦著「日本古代遺跡・青森」(保育社)より)

国営十三湖開拓建設事業(昭和23~44年度)

  • 目的

   食糧増産、農業用水の安定確保、逆潮による塩害防止、排水不良の解消を目的に実施。

受益面積 8,280ha 、主要工事  干拓 1,749ha、頭首工1か所、制水門2か所、揚排水機場15か所、用水路49km、排水路103km、総事業費49.5億円

   十三湖干拓建設事業によって津軽北部地域の恒常的な湛水被害が解消され、葦原の湿原や腰切田も高生産農地に急転換した。
   さらに、排水の強化により地盤強度が増し、機械化営農が可能となった。

干拓事業開始前の腰切田の田植え状況、排水の強化により、機械化された稲刈の状況









 国営津軽北部農業水利事業(昭和57~平成9年度)

  • 目的

   水田の汎用化促進のための排水改良、一部区域の用水改良を目的に実施(地盤沈下により低下した用排水機能強化のための施設更新)・

受益面積6,680ha、主要工事制水門1か所、揚排水機場15か所、排水機場3か所、用水路22km、排水路14km、総事業費298億円

お問合せ先

津軽土地改良建設事務所
津軽北部二期農業水利事業建設所

〒037-0305 青森県北津軽郡中泊町大字中里字亀山225-1 
電話:0173-69-1010