観察日記(かんさつにっき)

4月
4月28日
水もれがないかと、ドキドキしました。



5月
5月7日
芽だしをしました。
有色米(ゆうしょくまい)の天紫(あまむらさき)です。
黒っぽい色のものが、おこめ(げんまい)です。かわった色ですね。



5月16日
天紫は3センチになりました。
昨年、田んぼで見かけたカブトエビを観察したくて、タマゴから育ててみました。
一週間で約1センチになりました。



5月23日
28日の田植えに向けて「しろかき」をしました。
豊年エビは大きくなったカブトエビ(約2センチ)に食べられてしまいました。



5月28日
パレット水田へ田植えをしていただきました。
田植えのあと「竹筒ごはん」にチャレンジ!おいしいごはんが炊けたかな?
カブトエビは卵をかかえているようです。(白いマルの中)



6月
6月5日
色の付いたお米「天紫(あまむらさき)をうえました。
コシヒカリのパレット水田とくらべて観察します。
カブトエビはまだまだ元気です。宇宙生物のようなすがたですね。



6月20日
19日の夜に風速10メートル以上の風により、葉が折れ曲がってしまいました。
この後の生育にどのような影響(えいきょう)がでるのでしょうか。


7月
7月16日
コシヒカリは約60センチの草丈(くさたけ)、遅くうえた天紫(あまむらさき)は65センチになりました。
イネが大きくなるにしたがって、象(ゾウ)の鼻のような長い口の「ゾウ虫」、セミを小さくした形の「背白(せじろ)ウンカ」、細く長い足がとくちょうの「足長グモ」、アブラムシを食べる「テントウムシのなかま」を発見しました。
カブトエビの姿は見えなくなりました。





7月22日、23日
天紫(あまむらさき)に花がさきました。真ん中に小さく「おしべ」が見えます。
新しい生き物たちは、かわいらしい顔のアマガエル、ガのなかまの「メイガ」、世界に約55,000以上の種類がいると言われている「カメムシ」、小さなバッタです。それぞれ特徴がある生き物たちです。





8月
8月4日
「イトトンボ」を見つけました。とてもきれいな青い色をしていました。
もう一方の虫は何でしょうか?写真をとったら飛んでいってしまいました。残念です。


8月12日
天紫(あまむらさき)は乳熟期(にゅうじゅくき)といって、稲穂(いなほ)を押すと写真のように、白い「牛乳」のようなものが出てきました。この白いものは、なんでしょう?みなさんわかりますか。
虫たちは、「ショウリョウバッタ」を見つけました。この虫はオスよりメスの方が大きくなるそうです。またオスは飛ぶときに音を出します。
コシヒカリは、天紫(あまむらさき)からだいぶおくれて、穂(ほ)が出てきました。





8月21日
天紫(あまむらさき)の稲穂(いなほ)が色づきました。
鎌蜂(かまばち)という虫のなかまが、ウンカに寄生(きせい)していました。この鎌蜂(かまばち)たちは益虫(えきちゅう)ともよばれています。羽ね(はね)だけが出ている虫もいました。
葉っぱをよく観察したら「まゆ」を見つけました。中の虫は鎌蜂(かまばち)でしょうか死んでいました。ウンカを食べてしまう虫たちも、自然のなかで生きることは大変なことなんですね。




8月28日
天紫(あまむらさき)を、石包丁(いしぼうちょう)で収穫(しゅうかく)しました。
稲(いね)の穂(ほ)だけをつみとります。小さなパレット水田に、約730グラムの稲穂(いなほ)ができました。
コシヒカリのパレット水田には、チョウの「イチモンジセセリ」を見つけました。
田んぼではこの幼虫(ようちゅう)を「イネツトムシ」ともよんでいます。
稲(いね)の葉っぱを食べてしまうので、害虫(がいちゅう)とされています。
このチョウはクローバーなどにもあつまってきますよ。




9月
9月10日
収穫(しゅうかく)の終わった天紫(あまむらさき)から葉っぱが出てきました。
稲(いね)は暖(あたた)かいところだとまた葉っぱが大きくなろうとします。これから冬になってしまうのでいずれ枯(か)れてしまいます・・・。
切ったところをよく見てみました。ストローのようになっていますね。このストローをとおって根から栄養(えいよう)を運(はこ)んでいます。
コシヒカリの収穫(しゅうかく)もあと少しです。




10月
10月2日
コシヒカリを収穫(しゅうかく)しました。
おや、なにやら田んぼの中に落ちているものが・・・。よく見るとたくさんの「もみ」が落ちています。
どうやらスズメがやって来て食べてしまったようです。
一株(ひとかぶ)えらんでみました。けっこうスズメが食べています。
コシヒカリの収穫量(しゅうかくりょう)は全部(ぜんぶ)で三束(さんたば)でした。
風通し(かぜとおし)の良い場所をえらんで乾燥(かんそう)しました。





11月
11月7日
コシヒカリを調整(ちょうせい)しました。
竹で作った「こきはし」という道具で、稲(いね)から「もみ」をとります。
三束(さんたば)だけの作業ですが、機械(きかい)とちがって1時間くらいかかりました。
「もみ」の大きさは、手前(てまえ)のお米「天紫(あまむらさき)」の方が、奥(おく)の「もみ」コシヒカリより大きいようです。
同じ玄米(げんまい)ですが、コシヒカリと天紫(あまむらさき)では色がちがいますね。



11月28日
コシヒカリを精米(せいまい)しました。
精米したコシヒカリへ天紫(あまむらさき)を混ぜて炊(た)くと、白いお米に天紫(あまむらさき)の色がついて、お赤飯のようになりました。
ついに、いろんな人の思い出がギュっとつまった「おにぎり」11個が完成しました。



「かんさつアルバム その1」のパレット水田はこれでおしまい。
みなさんもかんさつにっきをつけてみてはいかかですか!
5月
5月21日
小学校のみなさんに田植えをしていただきました。
めじるしをつける道具「ばば」を使いました。この道具は各地でいろいろなよび方をされているようです。
みなさんのところでは、どんな名前でよばれていますか?




6月
6月10日
5月21日の田植えから約20日たちました。
ドジョウやメダカも仲間入りして、ビオトープらしくなってきました。


ひげがあるよ。


6月19日
ダイズが発芽しました。
鳥に食べられないように糸が張ってあります。


6月28日
田植えから一ヶ月ちょっとたちました。
ダイズも大きくなってきました。



7月
7月6日
暑くなってきました。
イネもダイズも順調に大きくなっています。
カエルやバッタもやってきて、にぎやかです。




7月22日
イネも大きくなりました。
たくさんの植物が毎日小さな花をさかせています。きれいですね。




8月
8月9日
イネはグングン大きくなっていますが、ちょっと様子が変です。一体何がおきているのかな?



8月20日
台風の影響でイネがたおれてしまいました。しかし、ダイズはだいじょうぶのようです。


8月30日
いなほが少しずつ減ってきています。どうやらカラスがイタズラをしているようです。
器用(きよう)に「いなほ」をちぎっていきます。


8月31日
パレット水田は台風とカラスのシュウライでおおきな被害を受けたようです。
ダイズは元気です。マメらしくなってきましたね。ダイズはだいじょうぶのようです。




9月
9月17日
パレット水田の稲刈りです。
台風被害のためペシャンコにイネが倒れてしまいました。出来たお米もわずかでした。
ビオトープのメダカは元気におよぎ回っていますよ。






12月
12月15日
ダイズを収穫しました。お米は不作でしたが、ダイズはきれいなものができました。



