農事組合法人陣構茶生産組合(大山町)
(取材日:令和7年7月22日)

代表理事の橋井さん

美しい茶畑

有機JAS認証の緑茶

有機JAS認証の紅茶
生産者の取組紹介
- 有機JAS認証
- 主な生産品目:茶
有機栽培に取り組んだきっかけ
当生産組合が発足したのは昭和53年で、この地域では養蚕が盛んであったため、蚕へ与える桑に農薬がかからない様に、発足当時から無農薬で生産しています。
苦労されたことや工夫している点など
有機栽培で一番大変なことは除草作業です。茶樹の中に生えてくる雑草を機械で除草するのは困難で、手作業でやっています。春から秋にかけては特に繁茂するので、常に除草作業を行っています。
また、最近は獣害もひどく、イノシシに畑の中を荒らされることが多くなり、対応に苦慮しているところです。
なお、最近は有機肥料の価格が高騰していることもあり、無肥料の自然栽培に取り組んでいますが、地力が落ちることもなく、おいしい茶を生産できています。
今後の思いなど
「お茶」は日本文化であるにもかかわらず、お茶業界全体に活気がないように思います。お茶の魅力を広めるため、地域で茶マニアの外国人と一緒にお茶会を開くなどしています。
また、何とかしてこの地域で茶の生産を存続させたいと思っておりますが、現在、組合員は私のみとなっているため後継者と呼べる人がいません。引き続き、お茶の魅力を発信し、この地でお茶の生産をやってみたいという人が現れることを願っています。
主な販売先
- ながた茶店(米子市)など
お問合せ先
中国四国農政局 鳥取県拠点
代表:0857-22-3131