フォトレポート(山口県)令和8年度
山口県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。
9月
農福連携技術支援者意見交換会を開催
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和8年9月4日
山口県拠点は、令和8年9月4日(金曜日)、防府市の山口県農林総合技術センター大会議室において、県内の農福連携推進のため農福連携技術支援者の活動状況の把握と相互の交流促進を目的として、農福連携技術支援者意見交換会を開催しました。
農林水産省では、農福連携を現場で実践する手法を農業者、障害福祉サービス事業所の支援者、障害者に対しアドバイスする人材として「農福連携技術支援者」の育成・認定を行っており、山口県でも同技術支援者の育成・認定に取り組まれています。
山口県では、同技術支援者の育成・認定をはじめて4年目を迎え、令和8年8月末時点の認定者は51名になっています。
当日は、同技術支援者の認定を受けた14名(農業者、福祉担当者、教員、JA担当者、行政担当者など)と行政担当者が参加し、当初から山口県の農福連携と関りを持つ神戸学院大学准教授の菊川先生の司会進行により意見交換が行われました。
同技術支援者からは、「農業者としてメリットを感じている。今後は農福連携により経営規模を拡大したい」、「今後は農業と福祉の関りを教育現場で教えることも大切」といった意見があり、これら意見に対して菊川先生から丁寧なアドバイスが行われるなど、活発な意見交換会となりました。




8月
キウイフルーツが収穫期を迎えています
- 撮影場所:山口県阿武郡阿武町
- 撮影日:令和8年8月20日
山口県北部に位置する阿武町でキウイフルーツの収穫期を迎えています。
阿武町では昭和50年頃からキウイフルーツの栽培が始まり、ピーク時は80を超える農家が栽培していましたが、現在、高齢化が進み農家は減少し、4分の1程度の収穫量にまで落ち込んでいます。
そこで、県の農産物ブランドにも指定されているキウイフルーツの産地維持・発展のため、平成30年に阿武町キウイフルーツ生産組合が中心となり、「農事組合法人あぶキウイファーム」が設立されました。
令和6年からは、阿武町が整備した約2.8ヘクタールの農地でキウイフルーツの定植に取り組み、成木となる10年後は60トン以上の収穫が見込まれており、産地の更なる発展が期待されています。
同法人の代表によれば、本年は天候に恵まれ生育も良く、早い品種は9月上旬から収穫が始まり11月まで続くとのことで、収穫したキウイフルーツは、形や重量により選別し、JAなどを通じて出荷されるとのことです。


水田政策の見直しに関する生産者説明会
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年8月19日
山口県拠点は、令和8年8月19日(水曜日)、山口南総合センター(山口市名田島)において、山口県地域農業戦略推進協議会との共催により、水田政策の見直しに関する生産者説明会を開催しました。説明会は、令和9年度から見直される新たな水田政策について、山口県内の生産者の皆様に直接情報提供を行うことを目的として開催したもので、生産者、関係機関など約350名と多くの方々が来場されました。
最初に中国四国農政局担当者から令和9年度以降の水田政策の見直しについて説明があり、説明後、会場参加者から「高齢化も進み地域農業の維持が大変である」、「来年度に向けた作付け準備があるため、早く具体的内容を示してほしい」などの意見や要望が出されました。
その後、山口県担当者から今後の対応についての説明があり、山口県拠点からも、水稲収穫量調査に関する試行調査及びオンラインコミュニティ「みのりボイス」について、情報提供を行いました。




こんなに美味しい“夏野菜”
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年8月6日
山口県拠点は、令和8年8月6日(木曜日)に野菜に親しみ、みどりの食料システム戦略のPRを目的に山口市吉敷地域交流センター主催の夏休み講座「夏野菜を収穫してみよう」に参加し、野菜の収穫や収穫した野菜を使ったピザづくりに取り組みました。
この講座は、地域交流センターから「よしき野菜づくり交流プロジェクト」に対して野菜の栽培と収穫講座への協力依頼があり、交流プロジェクトメンバーの山口県立大学畑部、よしき悠々苑、山口県拠点が協力をして行いました。
当日は、夏の日差しが降り注ぐ中、地元の子どもたち16名と保護者の参加があり、開会のあいさつ後、きゅうり、なす、ピーマンなどの夏野菜を収穫しました。収穫後は、地域交流センターの調理室に移動し、講師のよしき悠々苑の藤野氏の指導の下、夏野菜を使ったピザ、ポテトチップス、おにぎり、しそジュースの調理を体験しました。
参加した子どもたちからは、「意外と茎が固かった」「ポテトチップスがとても美味しかった」といった感想が聞かれたほか、参加した山口県立大学生からは、「収穫した野菜を使った調理企画に携わることができてよかった」との感想が寄せられました。




7月
田んぼの生き物観察会@山口大学吉田キャンパスを開催!
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年7月25日
山口県拠点は、令和8年7月25日(土曜日)、生き物に触れ合うことで生物多様性保全に対する認識を深め、持続可能な食料システム構築に対する理解醸成を促すことを目的として山口大学農学部のご協力のもと、同学部付属農場において、「田んぼの生き物観察会@山口大学吉田キャンパス」を開催しました。
当日は、市内の小学生と保護者が参加し、水の張られた田んぼの中で足が思うように動けず、悪銭苦闘しながら、マツモムシやコオイムシなどの生き物を採取しました。また、田んぼ周辺ではヌマエビやアメリカザリガニ、トンボもいました。
採取後は、農学部の学生が講師となって、子供たちにわかりやすく、生き物の種類や生体について解説してもらいました。質問は、子供たち以上に保護者から多く出され、有意義な講義となりました。
最後に、子供たちにはアメリカザリガニやオタマジャクシなど興味があった生き物の絵と観察したことを観察日記として書いてもらいました。保護者からは、「また参加させたい」との声もあり、子供も保護者も一緒に、生き物にとってすみ処となる環境が大切であることの理解が深まった楽しい一日になりました。




植物工場で日本成長戦略を実践するRPGプラント
- 撮影場所:山口県宇部市
- 撮影日:令和8年7月22日
山口県拠点は、令和8年7月22日(水曜日)、宇部市にあるRPGプラント株式会社を訪問し、施設を見学させていただくとともに意見交換を行いました。
日本成長戦略にも掲げる植物工場に関して、プラント工場長の松原さんからこれまでの経営を踏まえ様々なお話を聞かせていただきました。
RPGプラントは、平成26年に山口大学発ベンチャーの「MOT総合研究所」と株式会社丸久の共同出資会社として設立され、人工光型植物工場システムを導入し、平成30年8月に操業を開始されています。
栽培しているのはフリルレタスで、株式会社リテールパートナーズ(防府市)傘下の各店舗で販売されています。
松原さんは、「フリルレタスは、えぐみがなく、シャキシャキ感がある自慢の商品」とおっしゃっていました。
【関連URL】(RPGプラント株式会社ホームページ)
http://rpg-plant.co.jp/




「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」でみどり戦略などをPR
- 撮影場所:山口県防府市
- 撮影日:令和8年7月19日
令和8年7月19日(日曜日)、佐波川流域の森林資源の利活用や水源かん養、治水対策などを通じ、環境への意識を高め、交流人口の増加を図ることを目的に、「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」(主催:防府市、山口県中央森林組合)が開催されました。
今年は防府駅北口のルルサス防府、ルルサス文化センター、アスピラートの隣接する3会場で行われ、国土交通省中国地方整備局、近畿中国森林管理局、山口県などの協力団体から佐波川流域に関するパネル展示、木工ラックやストラップなどのものづくり体験、クイズラリーなどの出展があり、多くの家族連れで賑わいました。
山口県拠点も協力団体の一員として参加し、GreenExpo2027やみどりの食料システム戦略、農業・農村の有する多面的機能のパネル展示や、野菜の摂取量を数値化する「べジチェック®」※コーナーを通じて、食育や環境負荷低減、農業・農村を支える取り組みの大切さなどをPRしました。
「べジチェック」コーナーでは、多くの皆様にご自身の野菜摂取量の測定体験をしていただきました。
家族連れでの測定では結果を受けて、1日の摂取量目安となる350gが話題となり、家庭での野菜の取り方について会話が弾んでいました。
※「ベジチェック®」は、LED(発光ダイオード)を搭載したセンサーに手のひらを押し当てて、約30秒で、野菜摂取量を推定できる機器です。皮膚に蓄積したカロテノイド量を測定して、タブレット画面に推定野菜摂取量を表示します。


ベジチェック®で野菜の推定摂取量を知ろう!
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年7月15日
山口県拠点は、令和8年7月15日(水曜日)、JA山口県農産物直場所「ぶちええ菜山口店」において、みどりの食料システム戦略の周知を行うとともに、ベジチェックの体験会を開催しました。
当日は、開店と同時に多くの買い物客の来場があり、県拠点職員によるみどりの食料システム戦略のパネル展示や説明、アンケート調査を実施しました。
併せて来場者に推定野菜摂取量をチェックできるベジチェックを体験していただきました。
ベジチェックを体験された方からは、「野菜を摂っていると思っていたが、意外に少なかった」、「とても参考になった。今後もしっかり野菜を摂ろうと思う」などの感想が聞かれました。
※「ベジチェック®」は、LED(発光ダイオード)を搭載したセンサーに手のひらを押し当てて、約30秒で、野菜摂取量を推定できる機器です。皮膚に蓄積したカロテノイド量を測定して、タブレット画面に推定野菜摂取量を表示します。




6月
熱中症予防対策が命を守る
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年6月4日
令和8年6月4日(木曜日)、山口市の維新セミナーパークにおいて、山口労働局主催で開催された「熱中症予防対策セミナー」に参加しました。会場には事業者など約80名が参加し、山口労働局、山口産業保健総合支援センターや大塚製薬の担当者による講演が行われました。
講演では、近年の気温上昇に伴う熱中症リスクの高まりや、令和7年6月から熱中症対策が法的義務化された対策について説明がありました。
また、熱中症の症状や重症度の違い、予防・対処方法について具体的な事例を交えて紹介されました。
特に、WBGT(暑さ指数)※の活用やこまめな水分補給、暑さに体を慣らす「暑熱順化」の重要性が強調され、現場での実践につながる内容でした。
山口県拠点においても、これから本格的な暑さを迎えるに当たり、農作業中の熱中症による事故を防止するため、山口労働局と連携して、県域の農業関係3団体に対し要請文書(連名)を発出するなど、熱中症予防対策の徹底を呼び掛けていきます。
【関連URL】(農林水産省リンク)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/nechu.html
※WBGT(暑さ指数)とは、Wet Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)の略語で、熱中症を予防することを目的とした指標。熱中症の発症に関与する気温、湿度、日射、気流の4要素を総合的に評価して算出される指数のこと。




順調に育つ乾田直播の水稲
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年6月10日
本年5月にレポートした山口市名田島地区の乾田直播(かんでんちょくは)により播種された約13ヘクタールのほ場では、「あきだわら(米粉用)」、「日本晴(加工用)」が順調に生育しています。
現在、名田島地区では小麦(せときらら)の収穫が終盤を迎えており、刈取り後は育苗した他の品種(コシヒカリ、にこまる、ヒヨクモチ、マンゲツモチ)の田植え、大豆の播種がはじまります。


5月
中国山地でオリーブのつぼみ膨らむ
- 撮影場所:山口県萩市
- 撮影日:令和8年5月28日
萩市の旧福栄村地域の平蕨台(ひらわらびだい)は、阿武火山群の火山活動により形成された台地で、標高約360メートル、最高が400メートルを超える準高冷地に位置し、戦後の国の開拓事業で入植した農家による水稲や葉たばこ、野菜などの栽培が盛んに行われてきました。
近年、米を中心とした農産物価格の低迷や耕作者の高齢化により、将来の営農が危ぶまれる状況の中、平成29年に同市で開催されたオリーブ栽培セミナーをきっかけとして、兵庫県淡路島でオリーブ栽培を行う株式会社ハーベストファームとのつながりが生まれました。
農地の取得などの課題解決を図りつつ、平成31年から同社により始まった定植も、現在では63ヘクタールの農地に約13,500本のオリーブが植えられ、オリーブ栽培を目的とした樹園地としては全国でも屈指の面積に達しています。
同社によれば、「収穫には定植後7~8年を要し、全ての木が収穫可能となる令和12年産では15~30トンの収穫を期待している。」とし、萩市ではオリーブ生産と合わせ近隣の台地との連携したプロジェクトも計画されており、今後の発展が期待されます。
【関連URL】(株式会社ハーベストファームホームページ)
http://harvest-farm.co.jp/




熱中症予防対策はお済みですか?
- 撮影場所:山口県山陽小野田市、宇部市、山口市
- 撮影日:令和8年5月14日、5月18日
近年、夏季の農作業中の死亡事故が急増しています。農林水産省の「農作業死亡事故調査」によると、令和5年は37人、令和6年は59人が農作業中に熱中症で亡くなられています。
このことから、山口県拠点では、農作業中の熱中症予防対策の徹底を求めるため、山口労働局と連携し、5月14日(木曜日)に山口県農業法人協会および山口県集落営農法人連携協議会を、5月18日(月曜日)には山口県農業協同組合を訪問しました。各訪問先において、山口労働局との連名により要請文書を手交しました。
夏本番に向け、熱中症による事故を防ぐため、傘下の農業法人などに対して、リーフレットを活用して熱中症の予防に関する情報や初期症状の早期発見、重症化を防ぐための手順が図られるよう関係者へ周知していただくことをお願いしました。
【関連URL】(農林水産省リンク)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/nechu.html
【要請文書】熱中症対策(要請文書及び資料)(PDF : 15,207KB)



水稲の乾田直播作業が最盛期!
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年5月15日
山口市南部の名田島地区では、水稲の乾田直播(かんでんちょくは)作業が最盛期を迎えています。
乾田直播は通常の田植えとは異なり、育苗による田植えを行わず、水張りをしていない田に肥料とコーティングしたもみを撒く方式で、作業効率の向上やコスト削減が図られることから農業者の間で注目を集めています。
同地区の農業生産法人では、大麦(サチホゴールデン)の刈取り後、耕耘を行った約13ヘクタールのほ場で、乾田直播による水稲(米粉用米(やまだわら)、加工用米(日本晴))の生産に取り組んでいます。
同法人の代表は、「今期は天候に恵まれ、大麦も収穫が10日程度早く、水稲の乾田直播も含めて作業は順調に進んでいる。乾田直播は省力化や効率化といった多くのメリットがあるが、この地域では梅雨時期の天候に左右されることが多く、熟期が遅い小麦の収穫後に乾田直播を行うと、その後の田植え時期や生育にも影響することから、収穫時期の早い大麦との組み合わせがとても良い。」と笑顔で話されていました。




夏も近づく「お茶まつり」
- 撮影場所:山口県宇部市
- 撮影日:令和8年5月6日
令和8年5月6日(水曜日・祝日)、県内最大のお茶の産地である宇部市小野地区において、「お茶まつり」(主催:宇部市・お茶まつり実行委員会)が開催されました。
当日は晴天に恵まれ、例年より多い約3,000人が来場し、新茶の季節を楽しんでいました。会場では、まつりのメインである茶園見学ツアー&茶摘み体験や製茶体験、新茶の販売をはじめ、お茶の淹(い)れ方講座、お茶まつりカフェや粉末緑茶を使った餅の餅まき、フードコーナー、各種ワークショップも実施され、幅広い世代が楽しめる内容となっていました。
「日常茶飯事」という言葉が示すように、お茶は古くから伝統や文化を育みながら人々の生活に深く根付いており、豊かで健康的な暮らしを支える存在です。
山口県拠点では、お茶の魅力やみどりの食料システム戦略に関するパネル展示やアンケートを行い情報の発信に取り組みました。
今後も、この新緑に囲まれた美しい風景とともに、本まつりが次世代へと受け継がれていくことを期待しています。




4月
酒造メーカーとの意見交換を実施
- 撮影場所:山口県岩国市
- 撮影日:令和8年4月20日
令和8年4月20日(月曜日)、山口県岩国市周東町獺越において、株式会社獺祭の皆様との意見交換を実施しました。
昨今の米価高騰の影響により原料米の安定供給が課題となっており、水田政策の見直しや日本酒原料米をめぐる状況を情報提供しながら意見交換を行ったほか、来年3月に横浜市で開幕する2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)について、周知を図るとともに、協力を依頼しました。
多くの人で賑わった大道理芝桜まつり
- 撮影場所:山口県山口市
- 撮影日:令和8年4月19日
山口県拠点は、令和8年4月19日、昨年度「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」地方奨励賞を受賞された大道理地区百笑倶楽部が主催する「大道理芝桜まつり」に参加しました。
会場は、周南市大道理鹿野地の棚田であり、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」の一つに選定されています。棚田に10万本以上の芝桜が、毎年3月下旬から5月上旬にかけ咲き誇り、今回で14回目を迎える芝桜まつりが開催されました。
当日は、近隣地域とのコラボによる餅まきや農業者による農産物の直売、餅つきなどが行われ、あいにくの曇り空でしたが1,000人を超える多くの来場者が、色とりどりに咲き誇る芝桜とイベントを楽しみました。
山口県拠点では「情報発信コーナー」を開設し、みどりの食料システム戦略やつなぐ棚田遺産などに関するパネル展示やパンフレット配付により情報発信を行い、有機農業などについてアンケートを行いました。




※1「見える化」:みどりの食料システム戦略に基づいた取組で「温室効果ガス削減への貢献率」等を等級ラベルで農産物に表示する、農産物の環境負荷低減の取組の「見える化」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html(農林水産省へリンク)
お問合せ先
山口県拠点
ダイヤルイン:083-922-5404






