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中国四国農政局

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    フォトレポート(山口県)令和7年度

    山口県拠点が携わった農林水産施策(会議、イベント等)や農山漁村の風景などを紹介しています。

    令和7年度
    7月||6月||5月||4月

    令和6年度令和5年度令和4年度令和3年度

    7月

    田んぼの生き物観察会を開催しました!

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年7月26日

    山口県拠点は、令和7年7月26日(土曜日)、山口大学農学部のご協力のもと、同学部附属農場(山口市)において「田んぼの生き物観察会@山口大学吉田キャンパス」を開催しました。

    当日は、市内の小学生と保護者9組(18名)が参加し、虫取り網やかごなどを手に、田んぼやその周辺の水路などの中を探検!  水の張られた田んぼの中を歩くことに悪戦苦闘しながら、ヤゴやゲンゴロウ、カエルなど、さまざまな生き物を観察、採集しました。

    その後、同学部大学院生が講師となり、採集した生き物の特徴や田んぼの環境と生き物の関係についてわかりやすく解説し、子ども達を始め保護者の皆様も興味津々で耳を傾けていました。

    最後に、子ども達には観察日記を、保護者の皆様には自由帳形式で感想などを書いていただきました。子ども達からは、出会った生き物の絵と共にたくさんの生き物を捕まえることができて楽しかったとの感想、保護者の皆様からは、今までとは違った視点で農業の問題を考えるきっかけとなったとの感想が寄せられるなど、生き物との触れ合いを通じて環境と農業への関心を育む充実したイベントとなりました


    【採集】どんな生き物がいるかな~?
    【採集】どんな生き物がいるかな~?
    【解説】大人も子供も興味津々!
    【解説】大人も子供も興味津々!
    楽しさが伝わる絵日記と感想!
    楽しさが伝わる絵日記と感想!

    「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」でみどり戦略などをPR

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和7年7月19日、20日

    令和7年7月19日(土曜日)、20日(日曜日)の両日、防府市スポーツセンター体育館(ソルトアリーナ防府)で佐波川流域の森林資源の利活用や水源かん養、治水対策などを通じ、環境への意識を高め、交流人口の増加を図ることを目的に、「佐波川流域の絆・森と水と人づくりフェア」(主催:山口市・防府市)が開催されました。

    会場では、国土交通省、近畿中国森林管理局、山口県、森林組合等の協力団体が市内産出の木材を使ったラックやストラップなどのものづくり体験、佐波川に関するパネル展示やクイズラリーなどを出展し、多くの家族連れで賑わいました。

    山口県拠点も協力団体の一員として、みどりの食料システム戦略や農業・農村の有する多面的機能のパネル展示を中心に関連資料の配布や動画を放映し、環境負荷低減や農業・農村を支える取り組みの大切さをPRしました。


    出展ブースの様子
    出展ブースの様子
    親子にみどり戦略を説明
    親子にみどり戦略を説明

    有機農産物の生産現場を見学

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年7月17日

    山口県拠点は、令和7年7月17日(木曜日)、株式会社イズミゆめタウン山口の皆様と合同で山口市の株式会社ゆめファームを訪れ、同社の有機農産物生産ほ場の見学を行いました。

    今回の見学は、今年の3月、環境に優しい農産物を販売するマルシェ(山口県拠点主催)をゆめタウン山口で開催したことを契機として、当拠点から呼びかけ、株式会社ゆめファームの了解を得て実現したものです。

    当日は、ゆめファームの村田農場長 から、同社の有機農業に対する考えや取組について説明を受けた後、なすやミニトマト等の有機農産物生産ほ場を見学させていただきました。実際の作物を見ながら栽培方法や栽培に当たっての苦労話をお聞きするとともに、こちらからの多くの質問にも答えていただくなど、生産と流通、それぞれの立場の相互理解を深める有意義な意見交換の場となりました。


    (株)ゆめファームの取組について紹介
    (株)ゆめファームの取組について紹介
    有機栽培ほ場の見学(ナスの栽培ほ場)
    有機栽培ほ場の見学(ナスの栽培ほ場)

    中国地方最大級のフラワーガーデン

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年7月4日

    4月25日、山口きらら博記念公園(山口市阿知須)にフラワーガーデンがオープンし一堂に満開を迎えました。

    中国地方最大級の約2.5ヘクタールの敷地に約18万株の花が植えられ、黄色・オレンジ色のマリーゴールドや鮮やかな赤色などが特徴のペチュニアなど、様々な色の花が咲き誇っていました。

    入場は無料で、秋には花の植え替えが行われます。


    ドーム前に広がるマリーゴールド
    ドーム前に広がるマリーゴールド
    池のほとりに咲き誇るペチュニア
    池のほとりに咲き誇るペチュニア

    オリジナルの水稲栽培方法で作業時間を削減

    • 撮影場所:山口県柳井市
    • 撮影日:令和7年7月2日

    株式会社TAS(ティエーエス)(柳井市)は、同社オリジナルの「TAS式水稲ドローン乾湛直播(注)栽培」を行っており、今年2月、スマート農業技術活用促進法に基づく生産方式革新実施計画の中国四国地域第1号として認定されました。

    令和7年7月2日(水曜日)、柳井市にある水稲(WCS)栽培ほ場において、同社によるドローン追肥作業が行われました。

    追肥は、4月中旬に同社が播種機で直播きしたほ場で行われ、同一ほ場内で生育のバラつきが少なくなるよう栽培管理システムのデータを活用し、肥料の量を自動で調整し散布します。25アールの田んぼの追肥作業にかかった時間は4分ほどで、あっという間に終わりました。

    追肥を行った場所は中山間地域で、一区画が小さく不整形のほ場もありましたが、今回作業を行った同社の杉村さんから、「TAS式水稲ドローン乾湛直播による栽培は、従来の田植えによる栽培に比べ作業時間が削減でき、中山間地域の条件の悪いほ場でも栽培ができる。」と説明していただきました。

     

    (注)乾湛(かんたん)直播とは、乾田に播種した直後に一時的に湛水を行うオリジナルの栽培方法 


    【関連URL】(中国四国農政局ホームページ)
    「農業の生産性の向上のためのスマート農業技術の活用の促進に関する法律」に基づく生産方式革新実施計画の認定について

    ドローンによる追肥散布の様子
    ドローンによる追肥散布の様子
    コントローラーの画面で作業ほ場も確認可能
    コントローラーの画面で作業ほ場も確認可能

    6月

    農業大学校生を対象に最新の農業施策等を説明

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和7年6月17日

    令和7年6月17日(木曜日)、山口県拠点は、山口県立農業大学校(防府市)の1,2年生37名を対象に農業分野の政策等について講義を行いました。

    本講義は、農業の将来を担う学生の農業情勢に対する認識を深めるため、外部講師による農業政策概論の授業として毎年実施されており、当拠点も講師として参加しています。

    今回は、令和6年に25年ぶりに改正された「食料・農業・農村基本法」や、今話題となっている備蓄米を巡る情勢、「みどりの食料システム戦略」をテーマに授業2コマにわたり、動画も交え説明しました。

    講義後、副校長先生からは「農業関連の仕事を行う上で、知っておく必要がある内容や最新の情報なども盛り込まれた内容になっていた。今回の受講内容を含め、農業分野により関心を持ち、前向きに取り組んで欲しい」との発言があり、今後の学生の活躍に期待を寄せておられました。


    「食料・農業・農村基本法」の講義の様子
    「食料・農業・農村基本法」の講義の様子
    「みどりの食料システム戦略」の講義の様子
    「みどりの食料システム戦略」の講義の様子

    自衛隊就職説明会

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年6月13日

    山口県拠点は、農業の担い手の高齢化や若い世代の後継者不足が顕著となる中、任期満了で退職予定の自衛官の皆様に就農への関心を高めてもらうため、6月13日(金曜日)、自衛隊山口駐屯地(山口市)において「農業を職業選択肢のひとつに!」と題して、新規就農に係る説明を行いました。

    自衛官の皆様は体力もあり、農作業に必要な特殊車両の免許や自動車整備士の資格を取得している方も多く、即戦力として農業現場での活躍が期待されています。

    今回の説明を通じて、自衛官の皆様が一人でも多く将来の農業の担い手になっていただけることを願っています。


    就農までのステップを説明する副地方参事官
    就農までのステップを説明する副地方参事官
    熱心に説明を聞く隊員
    熱心に説明を聞く隊員

    廃棄される花に新たな命を

    • 撮影場所:山口県下関市
    • 撮影日:令和7年6月11日

    有限会社司ガーデンは、山口県下関市で花き(バラや水仙)の生産・販売を主とした花農家で、これまで花き品評会で最優秀賞の農林水産大臣賞を何度も受賞されています。最近では「フラワーロスのない世界」を目指し様々な取組が行われています。

    売れ残った花や結婚式の装花で使われた花は、役割を終え廃棄される運命にありましたが、ボタニカルキャンドルやドライフラワーとして新たな役割を与えてきました。

    そのドライフラワーも色あせにより廃棄されていましたが、ガラス工房に依頼して焼却時の灰と廃棄ガラスを原料とした琉球ガラスと融合させ、他にはないコバルト色の花硝子として、生まれ変わらせるなど、更なる価値を生み出し、新たな花の楽しみ方を常に探求されています。

    【外部リンク】
       会社概要 | 司ガーデン  →  https://barasaku.com/company/

    花硝子(一輪挿し)
    花硝子(一輪挿し)
    花硝子(バラの灰等の不純物の 気泡による模様)
    花硝子(バラの灰等の不純物の気泡による模様)

    小学生とその家族が中須の棚田で田植えを体験

    • 撮影場所:山口県周南市
    • 撮影日:令和7年6月1日

    令和7年6月1日(日曜日)、晴れ渡る空の下、「つなぐ棚田遺産」に認定されている「中須の棚田」(山口県周南市)で、棚田清流の会主催の田植え体験が行われ、事前に申込を行った地区外の小学生21家族、計68人が参加しました。

    始めに、「棚田清流の会」の石田会長から田植えのやり方について説明を受けた後、参加者が一斉に田んぼに向かい、準備された目印に沿って苗を植えていきました。初めて田植えをする子供も多く、足を取られて泥だらけになりながらも笑顔で田植えを行いました。

    午後からは畑に場所を変えて、さつま芋やなす、トマト、ゴーヤ、唐辛子、チンゲン菜等野菜の苗を地元の方から指導を受けながら植えました。

    山口県拠点からは、お昼休憩時に田んぼと畑の重要な役割(多面的機能)についてのパネルを展示するとともに、参加者に説明を行いました。

    この体験のイベントは、年間全6回開催される予定で、今後、流しそうめんや木工細工、秋には稲刈り等が予定されています。

    田植えの説明をする石田会長
    田植えの説明をする石田会長
    田植えの様子
    田植えの様子
    山口県拠点からの説明を聞く参加者
    山口県拠点からの説明を聞く参加者

    5月

    有機水稲における「紙マルチ田植機」の実演会

    • 撮影場所:山口県長門市
    • 撮影日:令和7年5月27日

    令和7年5月27日(火曜日)、山口県長門市油谷(一社)アグリながとのほ場において、「紙マルチ田植機」の実演会が開催されました。

    長門市は、令和5年3月30日に「オーガニックビレッジ」(注1)宣言を行い、有機農業等の普及・推進に取り組んでいます。

    JA山口県長門統括本部内に設立した「長門有機農業生産部会」では、今年度から有機水稲の普及を進めていますが、有機農業で使用できる資材が限られることから、除草作業の省力化が課題となっています。

    「紙マルチ田植機」は、田んぼに黒い再生紙を敷いた上から田植えを行うことで、田面への直射日光が当たることを遮断し、田植え後約1か月は除草剤を使わないで雑草の伸長・繁茂を抑えることが出来ます。再生紙は、約40日~50日で溶解し、環境にも配慮されています。

    まだ実証実験段階ですが、今後は生育状況や収穫量などのデータを収集し、有機水稲の普及を目指しています。

    注1:オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組を進める市町村のこと。


    紙マルチ田植機の説明

    紙マルチの上から苗を植え付ける様子

    「たまのや農園株式会社」との意見交換

    • 撮影場所:山口県防府市
    • 撮影日:令和7年5月21日

    令和7年5月21日(水曜日)、山口県防府市大崎で有機農業に取り組む「たまのや農園株式会社」において意見交換を行いました。

    たまのや農園では、7ヘクタールの農地でたまねぎ、さつまいもなどを有機栽培されており、栽培面積の拡大とともに雇用も増えています。有機農業の現状や雇用の状況、女性の活躍する姿について、原田慎司社長に加え、社員の古河さん、須子さんにも同席していただきお話を伺いました。

    社員のお二人が農業に興味を持ったきっかけは、子供の頃から耳にしていた「地球温暖化」という言葉。古河さんからは、「成長するにつれて環境負荷低減に関心を持ち始め、環境問題に仕事として携わりたいという意欲が膨らむ中、ネットを検索し、自らたまのや農園の門戸を叩いた。仲間を増やして、楽しく農業を盛り上げていきたい。」とのこと。その積極性にたくましさを感じました。

    原田代表からは、「少しずつ有機農産物が認知され需要も増加しており、当社としても人材の確保が必要となっているが、やりがいを感じ、楽しく農業に向かい合う方と取り組んでいきたい。」と今後の抱負を語っていただきました。

    意見交換の様子
    意見交換の様子
    就農3年目の古河さんの相棒
    就農3年目の古河さんの“相棒”

    熱中症から命を守る

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年5月19日

    中国四国農政局では、農作業中の事故防止のため、各地域で開催される農作業安全研修に積極的に参加するよう関係機関・団体を通じて、農業者等に呼びかけています。

    近年、熱中症による事故が年々増加しており、令和5年には農林水産省「農作業死亡事故調査」によると、37人が農作業中に熱中症で亡くなられています。

    このことから、中国四国農政局山口県拠点では、5月19日(月曜日)に山口県農業法人協会と山口県農業協同組合を訪問し、山口労働局との連名で、農作業中における熱中症予防対策の徹底を要請しました。

    夏本番に向け、熱中症による事故の増加が懸念されるため、傘下の農業法人等に対して、リーフレット等を活用した熱中症予防に関する情報や、初期症状の早期発見と重症化を防ぐための対応について、周知していただくようお願いしました。

    【関連URL】(農林水産省ホームページ)
      熱中症対策関連情報集
      農作業中の熱中症を予防しましょう

    熱中症
    山口県農業法人協会
    松村正勝 会長(右側)

    熱中症2
    山口県農業協同組合
    農業振興課  田中慶一 課長(右側)

    4月

    山口県立大学生が「よしき軽井沢マルシェ2025」に初参加!

    • 撮影場所:山口県山口市
    • 撮影日:令和7年4月27日

    令和7年4月27日(日曜日)、山口市吉敷地区で「よしき軽井沢通りマルシェ2025」が開催され、山口県拠点は、山口県立大学(畑部)の学生さんたちと一緒に参加し、パネル展示やパンフレット配布等、みどりの食料システム戦略の㏚を行うほか、アンケート調査を行いました。

    山口大学からは、かぼちゃやきゅうりなど野菜苗の販売や野菜づくり活動のPRを行い、地域の方々との交流を深めたほか、本年度で2年目となる吉敷地区で地域の社会福祉法人協力の下、取り組んでいる野菜づくりの輪を広げるため、参加者募集のチラシ配布を行いました。

    マルシェ
    野菜苗を買い求める来場者
    職員によるアンケート調査
    職員によるアンケート調査


    大道理鹿野地地区の春の風景「大道理芝桜まつり」

    • 撮影場所:山口県周南市
    • 撮影日:令和7年4月20日

    令和7年4月20日(日曜日)、山口県周南市大道理鹿野地地区において、大道理地区百笑倶楽部主催の「大道理芝桜まつり」が開催されました。

    当日は、あいにくの雨模様でしたが、多くの人が訪れ、満開の芝桜を鑑賞していました。会場では、近隣の長穂地区の農業者が野菜やコメを販売、中須北地区の棚田清流の会が餅つき&販売をするなど様々な催しが行われました。

    また、今年は、山口県では恒例となっている餅まきも行われ、大いに賑わいました。

    山口県拠点は情報発信コーナーを設け、来場者に、みどりの食料システム戦略や農業・農村の役割(多面的機能)などについて情報発信をするとともに、みどりの食料システム戦略や有機農業などについてのアンケートも実施しました。

    大道理芝桜まつり
    餅まきの様子
    会場での山口県拠点情報発信コーナー
    山口県拠点情報発信コーナー

    お問合せ先

    山口県拠点
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