「コウノトリ育む農法」に取り組んでいる豊岡市・JAたじまとの「みどりの食料システム戦略」についての意見交換
近畿農政局は、令和3年8月3日(火)に、本年5月に策定された「みどりの食料システム戦略」について、兵庫県豊岡市において「コウノトリ育む農法」に取り組んでいる豊岡市・JAたじまとの意見交換を行いました。はじめに、近畿農政局(遠藤次長)から「みどりの食料システム戦略」について概要説明を行った後、豊岡市・JAたじまから「コウノトリ育むお米」を生産する環境に配慮した営農(コウノトリ育む農法)の取組と「コウノトリ育むお米」の輸出に向けた取組や今後の課題についての説明がありました。豊岡市・JAたじまより「『コウノトリ育むお米』については、豊岡市・生産者・JAが三位一体の取組として販売促進を行っており、国内だけではなく海外にも販路拡大を進めている」、「『コウノトリ育むお米』には減農薬タイプと無農薬タイプがあるが、コウノトリと共存できる環境を整えていくことを考慮すると、無農薬タイプを増やしていくのが理想」、「『コウノトリ育むお米』については、国内だけではなく海外でもニーズが伸びており、輸出実績は年々増加しているが、生産が追いつかないことが課題となっており、しっかりと対応していきたい」等のコメントがありました。
その後、「コウノトリ育むお米」を栽培しているほ場の現地調査を行いました。ほ場にコウノトリが飛来する様子を観察するとともに、水田センサー等のスマート農業技術を活用した水管理システムの導入による無農薬米生産の効率化の取組等、新技術の導入に向けた実証の取組について調査いたしました。
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関係者との意見交換の様子 | 飛来したコウノトリ |
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実証ほにおける水管理システム | イオン水を活用した新技術導入の実証 |
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