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九州農政局

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有機肥料を使用した環境にやさしい農業についてご紹介します!

  農林水産省では、「みどりの食料システム戦略」を策定し、化学肥料・農薬の使用量を抑えた環境にやさしい農業への転換を推進しています。
  鹿児島県拠点は、令和6年11月11日(月曜日)に、いちき串木野市で化学肥料・農薬を使わず、有機肥料を使って米、茶、さつまいもの栽培を行っている「株式会社生健」を取材してきました。
  同社代表の米丸さんから、その具体的な取組事例についてお話を伺いました。
  米丸さんが化学肥料・農薬を使った栽培から有機肥料を使った栽培に転換したきっかけは、先代の父から農業経営を引き継いで間もないころ、自身が農薬による健康被害を経験したことです。
  それ以来、栽培方法を見直し、圃場では30年以上、化学肥料・農薬を使用していないとのことです。その結果、作物の植物としての本来の力を引き出すことで虫が付きにくくなっただけでなく、最近ではあまり見かけなくなったメダカやゲンゴロウなどの希少生物が田んぼに姿を見せるようになったとのことです。
  また、今後は「有機JAS」の認証を目指すだけでなく、新たに大豆の栽培を始め、その大豆で味噌を製造する6次産業化に取り組むことも検討しているとのことです。

       
        意見交換をする米丸氏(右)                              有機肥料を使用した茶畑

お問合せ先

九州農政局鹿児島県拠点 地方参事官室

担当者:野口、有馬
代表:099-222-7641