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環境にやさしい農産物の見える化「みえるらべる」の取組事例について


                                                \鹿児島県内初/

環境にやさしい農産物の見える化「みえるらべる」の取組事例について

  農林水産省では、「みどりの食料システム戦略」に基づき、化学肥料・化学農薬の使用量を抑えた農業や、有機農業といった環境にやさしい農業への転換を推進しています。こうした中で、消費者からは、「どれが環境に配慮した農産物かわからない」といったご意見をいただいています。
 そこで、どの農産物が、環境に配慮して生産されたものなのかを一目で分かるようにするため、「みえるらべる」の取組を始めました。具体的には、「温室効果ガス削減への貢献」と「生物多様性保全への配慮(※米に限る)」を星の数で表したものです。

              

       今回は、鹿児島県内で初めて「みえるらべる」を取得し、令和6年産のお米に「みえるらべる」を表示して販売された、
   「まるよし農産」(阿久根市)の取組をご紹介します。

    「まるよし農産」では、主食用米を栽培する際に、堆肥の施用(化学肥料の散布ゼロ)や、中干しの延期(メタンガス排出の削
     減)を行うことで、温室効果ガス排出量の削減貢献率が20%以上となり、3つ星★★★を取得しました。
    また、 化学農薬・化学肥料の使用量の低減(5割以上減))や中干し延期を行うことで、生物多様性保全への配慮の取組が2得点とな
    り、2つ星★★を取得しました。

   「みえるらべる」が表示された農産物を選ぶことで、消費者の皆様も環境負荷の低減に貢献することができます。
    そのような農産物を店頭で見かけたら、是非、手に取ってみてください!(^^)

                    

    (取組のきっかけ)
      ・先進事例のYouTubeを見たことがきっかけで、「みえるらべる」の存在を知り、現状の取組のまま「みえるらべる」に
        登録できると考えたこと。

      ・「みえるらべる」は、無償で登録・表示できること。
  (環境にやさしい取組の内容)
      温室効果ガス削減の取組★★★
       ・鶏糞堆肥の施用(化学肥料の散布ゼロ)
       ・中干しの延期(メタンガス排出の削減)

     生物多様性保全の取組★★
       ・化学農薬・化学肥料の使用量低減(5割以上10
割未満)
       ・中干し延期
  (みえるらべるの課題)
       ・「みえるらべる」の認知度が低く、販売先に認知されていないこと。
  (今後の展望)
       ・引き続き、イネが本来持つ力に合わせた管理を行い、環境に配慮した生産を継続したい。
       ・地域の担い手として、地域のコミュニティを作りたい。

お問合せ先

九州農政局鹿児島県拠点 地方参事官室

担当者:宇德、大久保
代表:099-222-7546