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九州農政局

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「スマート農業・農業DX」の推進に係る取組事例報告会を開催しました!

令和8年2月24日(火曜日)に、「「スマート農業・農業DX」の推進に係る取組事例報告会」を対面・オンラインで開催しました。
報告会には、スマート農業推進鹿児島WEBネットワーク会員をはじめ、農業者、企業、大学、行政機関などを含めて、約100名の方々が参加されました。

取組事例報告会の様子        取組事例報告会の様子

まず、農林水産省から「スマート農業の現状について」(大臣官房政策課技術政策室スマート農業戦略企画班丸岡紗英氏)と題し、スマート農業の重要性、関連施策の方向性、スマート農業技術活用促進法、支援措置等の説明があり、鹿児島県から「鹿児島県のスマート農業の推進について」(農政部経営技術課普及企画係長下新原努氏)と題し、人材育成(理解促進)、新技術開発の支援、地域基幹作物等のスマート農業活用の実証などについて報告を行っていただきました。その後、4名の方から、スマート農業・農業DXの取組事例を報告していただきました。

大臣官房政策課技術政策室スマート農業戦略企画班丸岡紗英さんからの報告の様子    web参加の農政部経営技術課普及企画係長下新原努さん゜からの取組事例の報告

取組事例の概要について、ご紹介します。

【スマート農業基盤整備モデル事業金峰地区の取組について (鹿児島県農政部農地整備課農村計画係長島村 太郎氏)】
  ・自動走行農機の導入・利用に対応する農地の大区画化等やICTを活用した水管理を推進するため、モデル基盤整備事業として、畦畔除去で大区画化、
   排水路の暗渠化とスライドモアを使った草刈りに対応するための幅広畦畔、ICT給水栓(水管理の省力化)の設置。また、モデル実証事業として、
   営農・維持管理(田植えや、草刈りなど)について、施工前と施工後の比較検証を令和7年度~令和9年度(3ヵ年)にかけて実施していることについ
   て説明いただきました。

鹿児島県農政部農地整備課農村計画係長島村 太郎さんからの報告説明資料の1コマ

【三島村における肉用牛繁殖経営農家への遠隔診療の取組(三島村家畜診療所所長 宮園 蓉子氏)】
 ・肉用牛繁殖農家に対する通信アプリ(LINE WORKS)を活用した遠隔診療を令和6年から本格的に実施。遠隔治療で難産の子牛を助けた事例など
   を紹介。
   3島からなる三島村には獣医師が常在せず、往診は各島へ月1回のため、遠隔診療の有効活用が不可欠であることについて説明いただきました。

三島村家畜診療所所長 宮園 蓉子さんからの報告        説明資料の1コマ

【富士通のDX企業への変革(富士通Japan株式会社農水ビジネス事業部第二農水ビジネス部吉川 健治氏、徳永 一真氏)】
  ・DX(デジタルトランスフォーメーション)と聞くとスマホとかAI(人工知能)とかデジタルを意識しがちになるが、本当に重要なのは
   トランスフォーメーションの「変革」の部分であり、変革を進める手段として、データやデジタル技術を活用することと捉えていることの説明。
   富士通で取り組まれている「FUJITRA」(フジトラ:フジツウをトランスフォーム(より良くする)活動)や無駄と思う仕事を投票で洗い出し、
   トップが止めると宣言する「断捨離フェスティバル」などについて紹介いただきました。

富士通Japan株式会社農水ビジネス事業部第二農水ビジネス部吉川 健治さん、徳永 一真さんからの報告      説明の1コマ

【農家もトライDX(菊屋代表桑原 友博氏)】
  ・勤怠アプリ、LINE WORKS(ビジネス版LINE)、FM BIZ(花き生産者向けの販売管理クラウドシステム)の各アプリを使った、農業DXの取組に
   ついて紹介。
   特にLINE WORKS上に業務マニュアル(作業手順)のPDF化や母国語による動画マニュアルを共有化したことにより、従業員から、作業手順の
   問い合わせが少なくなった。
   特に、一年目の新人(外国人技能実習生など)に対して、効果が上がったことなどについて説明いただきました。

菊屋代表桑原 友博さんからの報告    説明資料の1コマ

【主な質疑応答】
  ・スマート農業基盤整備モデル事業金峰地区の取組はどのような経緯で決定したのか?
    →県内1200の法人に対し基盤整備の意向があるか、規模拡大の意向があるか、スマート農業機械を導入しているかなどアンケートを行い、
      その結果をポイント制により評価したうえで金峰地区の大区画化モデルを決定し整備することになった。

  ・遠隔診療は、飼養規模が大きく飼養者だけでは管理できなくなった場合も行われているのか? 
    →遠隔診療を活用しているのは、ほとんどが飼養規模の大きい農場(メガファーム)である。獣医師の診察を待てないような場合は、スマートフォン
      に送られた写真や動画などを基に治療の指示を行っている。

 ・菊屋の桑原さんは、どのような経緯で農業DXの取組みをしようと考えたのか?
    →菊の管理作業が終わってから、勤怠・給与等の事務負担が大きかった。改善のためネット等で調べて、最初に勤怠アプリを導入し時短に繋った
      ため、次にLINE WORKS、FM BIZのアプリを導入し解決していった。

      意見交換会の様子

 スマート農業・農業DXの取組みの経緯について、話を聞くことができ、大変、有意義な意見交換会となりました。参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

「スマート農業・農業DX」の推進に係る取組事例報告会資料

        議事次第(PDF : 45KB)

(1) 農林水産省からの報告
     ・スマート農業の現状について(資料1)(PDF : 2,914KB)
       (農林水産省大臣官房政策課技術政策室スマート農業戦略企画班)

(2) 鹿児島県からの報告
     ・鹿児島県のスマート農業の推進について(資料2)(PDF : 1,622KB)
       (鹿児島県農政部経営技術課普及企画係)
 
(3) 取組(導入)事例の報告
     ・スマート農業基盤整備モデル事業金峰地区の取組について(資料3)(PDF : 1,797KB) 
       (鹿児島県農政部農地整備課農村計画係)

     ・三島村における肉用牛繁殖経営農家への遠隔診療の取組(資料4)(PDF : 3,752KB)
       (三島村家畜診療所)

     ・富士通のDX企業への変革(資料5)(PDF : 3,471KB))
       (富士通Japan株式会社農水ビジネス事業部第二農水ビジネス部)

     ・農家もトライDX(資料6)(PDF : 6,773KB)
       (菊屋)

お問合せ先

スマート農業推進鹿児島WEBネットワーク事務局
(九州農政局鹿児島県拠点地方参事官室)
  電話:099-222-5840
  e-mail:kagoshima_sanjikan@maff.go.jp
  電話受付時間:月~金曜日(祝日を除く)  9時00分~17時00分

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