学生参加型プロジェクト「AGREAL」第1弾を開催しました
「『れんこん』の収穫・加工・消費体験で 農業の『これからを見通す』@ナカドモファーム」
私たち九州農政局チャレンジチームは、農産物の生産から消費までの流れを網羅した体験・見学ができる学生参加型プロジェクト「AGREAL(アグリアル)」を立ち上げているところです。今回活動の第1弾として、熊本市内の大学に通う学生が農業の現場に赴き、農産物(れんこん)の収穫・加工・消費を実際に体験しながら、農業の実情を学ぶプログラムを開催しました。また、当日の様子を宇城市役所、日本農業新聞及びテレビ熊本(TKU)に取材していただきました。宇城市ホームページ及び令和6年12月5日発刊の日本農業新聞に掲載され、12月26日にテレビ熊本「TKUライブニュース」において放映されました。
「『れんこん』の収穫・加工・消費体験で 農業の『これからを見通す』@ナカドモファーム」
令和6年11月27日(水曜日)11時00分~16時00分
令和6年11月27日(水曜日):宇城市保健福祉センター
(1日目)
・開講式及びオリエンテーション
宇城農地整備事業所にて、今回のイベントについての詳細や、(株)ナカドモファームについての説明を行いました。

・加工品の製造作業体験
(株)ナカドモファーム代表取締役である中塘万格人(なかども まこと)氏から体験についての事前説明を受けた後、スライスしたれんこんの中から、冷凍食品の規格サイズのものを選別しました。


・れんこんの芽取りと節ごとの切り分け
包丁を使用してれんこんの芽と根を除去し、節ごとに分ける作業を体験しました。

・れんこん収穫体験
圃場で、れんこん掘機(ほりまる君)を使って、水圧で泥をはねのけた後、ひざをつくような姿勢になりながら手探りでれんこんを探し、掘り起こして収穫をしました。雨が降る中での作業でしたが、学生も泥に足を取られながら、れんこんの収穫をし、農業の「リアル」を体験しました。


(2日目)
・調理講習会
調理講習会は、「くまもとふるさと食の名人」の認定を受けている中塘氏の奥様(直美氏)からの説明や指導のもと、5品を調理しました。メニューは、からしれんこん、れんこんの蒲焼き、コンソメスープ(れんこんを練りこんだ肉団子入り)、れんこんの明太サラダ、れんこんの白玉。



・中塘氏によるお話及びディスカッション
中塘氏からは、れんこんの話を始め、食料自給率や国産農産物の大切さなどを広くお話していただきました。ディスカッションでは、「日本の食料自給率」をテーマに議論し、値段だけではなく質や産地(国産農産物)を見て選ぶ大切さ、生産者と消費者の距離を縮めるために情報発信や義務教育のうちから食育を行うことの大切さを学びました。



- れんこんの収穫作業は想像以上に楽しく、農業に小さい時から接し、その楽しさを知ることができたら、将来農業をしたいと思う人や自給率を上げることにつながるのではないかと思う。
- 中塘さんは農業全体について考えていらっしゃる方で、宇城市という小さな街で世界の状況を敏感に感じとって仕事をしている方がいることが衝撃的だった。
- ディスカッションを経て、食料自給率について深く考えるきっかけとなり、農業への関心がとても高まった。
など
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お問合せ先
九州農政局チャレンジチーム
担当者:刈川、須藤
代表:096-211-9111(内線4995、4433)