ぶらり棚田探訪記
日本の原風景ともいえる棚田。しかし、農家の高齢化が進み、作業が厳しい棚田での耕作は全国的に減少傾向にあります。そのような中、自治体などが中心となって棚田の積極的な維持・保全が行われるようになり、令和4年2月には全国で271地域の棚田が「つなぐ棚田遺産(農林水産省へリンク)」に認定されました。ここでは、全国2位、九州では1位の認定数となった熊本県17地域の棚田を紹介していきます。
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探訪記17 大作山の千枚田(熊本県上天草市龍ヶ岳町) 令和7年7月1日
天草上島の南端に位置している龍ヶ岳の中腹に拓かれた棚田、美しいその風景と八代海の島々が見渡せるスポットもあります。この日は、稲の緑と水面に映る山々の緑色が非常に鮮やかでした。
探訪記16 白糸台地棚田(熊本県上益城郡山都町) 令和7年10月9日 

白糸台地の棚田は、通潤橋の用水路開削によって白糸台地の各所に開かれた棚田です。通潤橋は、江戸時代に水不足に悩む白糸台地の民を救うために惣庄屋・布田保之助らによって石造りアーチ水路橋として建設されました。現在も住民の農業と生活を支えています。この日は真っ青な秋空が広がり、黄金色に染まる棚田と掛け干しの共演が見られました。
探訪記15 菅迫田棚田(熊本県上益城郡山都町) 令和7年10月9日 

菅迫田の棚田は、通潤橋から南東に位置する菅台地にあります。谷間に沿って民家や迫田が点在しており、棚田と生活との密着が菅迫田の魅力となっています。
探訪記14 二見平野地区棚田(熊本県八代市二見野田崎町) 令和6年10月4日
二見平野地区の棚田は、江戸時代から代々の農家により受け継がれています。八代市は眼鏡橋に象徴されるように豊富な石材による石造物が多い地域であり、石積み棚田の景観は赤い彼岸花も映えて見事でした。
探訪記13 久木野校区の棚田群(熊本県水俣市久木野) 令和6年10月4日

水俣市東部、久木野校区には多くの棚田群があります。ほかの棚田地域と同様に高齢化により耕作を断念せざるを得ない状況のなか、地域住民やボランティアの協力により棚田の石積み補修などを行い美しい景観が維持されています。この日は、稲刈りも始まっており、掛け干しの様子を見ることができました。
探訪記12 佐野棚田(熊本県菊池市佐野) 令和6年9月20日

菊池市佐野集落は、2016年の熊本地震で大きな被害のあった地域です。地元農家と復興ボランティアによる農作業の協働を通じた交流活動が行われています。探訪当日はところどころ稲刈りも始まっていました。
探訪記11 阿蘇水掛の棚田(熊本県阿蘇市山田) 令和6年9月9日

阿蘇北外輪山の麓にある棚田の米は、熊本名水百選にも選ばれた「乙川湧水群」の恵みと豊かな土壌によって育まれています。阿蘇カルデラや五岳の美しい景観を眺望することができます。
探訪記10 下福良の棚田群(熊本県下益城郡美里町) 令和6年7月23日

遠くの山々の景観のもとに幾重にも重なる棚田の美しい風景が広がります。下福良の棚田群には多くの棚田があり、フットパスコースを巡って棚田の様子を楽しむことができます。
探訪記9 小崎の棚田群(熊本県下益城郡美里町) 令和6年7月23日

小崎棚田群棚田の石垣は、室町時代から築かれ続けたとも言われています。高低差や起伏に富んだ地形に大小の棚田が広がります。棚田群を巡るフットパスコースが設定されており、様々な角度から棚田の景観を楽しむことができます。
探訪記8 峰棚田(熊本県上益城郡山都町) 令和5年11月26日

標高350~400mの山中に約450枚の棚田が、江戸時代末期に築かれました。約170年前に作られた用水システムが、現在も峰棚田を潤し続けており、峰地域では、棚田の保存、地元の小学校の生徒へ棚田の歴史を語り継ぐ活動に取り組まれています。(山都町指定棚田地域振興協議会)
探訪記7 夏水の棚田(熊本県下益城郡美里町) 令和5年7月6日

江戸時代に用水路が建設され、水田の開墾が行われたそうです。約200年間、この棚田は地域の人々によって守られ、受け継がれてきました。熊本県内の数多い棚田の中でも、広がりのある美しさという点では夏水の棚田は見事です。一つ一つの棚田の面積が広く、柔らかな曲線で構成されているためか、ゆったりとしたやさしい印象を与えます。
探訪記6 白石野の棚田(熊本県下益城郡美里町) 令和5年6月13日

白石野の棚田は、昔、西の高野山と呼ばれた釈迦院への主な参詣道として栄えた地域にあり、毎年9月、秋のお彼岸の時期には、畦道に咲く彼岸花と黄金色の稲穂とのコントラストが美しく、多くの観光客が訪れます。「白石野里山コース」という約4.4kmのフットパスコースが設定されており、棚田の美しい景観とともに文化遺産を楽しむことができます。
探訪記5 番所の棚田(熊本県山鹿市) 令和4年7月30日

江戸時代中期から営々と積み上げられてきた約200枚の石積みの棚田。秋になると黄金色に染まった稲穂と、畦に咲く深紅の彼岸花の見事なコントラストは、番所集落の方々が棚田の維持・管理に様々な工夫・努力を重ねられたうえで生み出されています。(山鹿市観光課)
探訪記4 滝棚田(熊本県菊池市) 令和4年7月30日

滝棚田は、夏の川遊びスポットとして大勢の人が訪れる千畳河原の程近くにあります。菊池渓谷を源とした清らかな水で育った棚田米は、集落内に位置する「産(うぶ)さん滝」がイラストされた米袋で販売されており、消費宣伝を図るとともにブランド化も進められています。
探訪記3 菅山の棚田群(熊本県阿蘇郡高森町) 令和4年7月25日

宮崎県高千穂町との境に位置する高森町菅山地区。「菅山の棚田」、「水迫の棚田」、「水湛(みずたまり)の棚田」の個性が異なる3つの棚田から構成される「菅山の棚田群」は、地元の農家による適切な管理により素晴らしい景観が保たれています。また、三日月形の田は、カメラ愛好者の撮影スポットとしても人気です。(高森観光推進機構)
探訪記2 くまむら棚田群(熊本県球磨郡球磨村) 令和4年6月12日

つなぐ棚田遺産に認定された「くまむら棚田群」は、球磨村の9箇所の棚田から構成されています。ここ標高約200メートルに広がる「松谷棚田」もそのひとつ。田植え体験当日は、棚田オーナーや地元の小学校の児童など約100名が参加して、初夏の日を浴びながら一株ずつ丁寧に手植えを行いました。
探訪記1 扇棚田(熊本県産山村) 令和4年5月22日

熊本名水百選に選ばれている山吹水源から導水している「扇棚田」。九重連山を望む標高約820mに位置する扇形の水田は、産山村の「映えスポット」としても知られています。訪れた日も写真愛好家や観光客が思い思いの場所、角度から水田をカメラに収めていました。(産山村)//
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